1
00:01:08,907 --> 00:01:11,952
暗闇の世界
2
00:01:58,081 --> 00:02:00,334
偉大なるドリアンは言った
3
00:02:01,460 --> 00:02:05,506
“人間にとって 最も不安をかき立てる音は”
4
00:02:06,089 --> 00:02:08,508
“極めて不自然な沈黙だ”
5
00:02:09,091 --> 00:02:11,345
新生児の沈黙
6
00:02:12,679 --> 00:02:15,682
悲嘆に暮れた時の沈黙
7
00:02:15,807 --> 00:02:20,521
激痛を与えられている時の 沈黙も その1つ
8
00:02:28,445 --> 00:02:30,030
見上げたものだ
9
00:02:31,698 --> 00:02:33,992
不屈の反抗心だな
10
00:02:35,536 --> 00:02:39,206
心を動かされる者も いるかもしれん
11
00:02:40,165 --> 00:02:42,376
急に哀れみを感じ––
12
00:02:43,210 --> 00:02:48,549
当初の決心を 保っていられなくなるのだ
13
00:02:49,216 --> 00:02:52,553
だが そんな連中は 腰抜けにすぎん
14
00:02:54,346 --> 00:02:57,349
だから将軍になれないのだ
15
00:02:58,851 --> 00:03:00,894
指は8本になったか
16
00:03:02,062 --> 00:03:05,023
次は足指を落とす
17
00:03:09,403 --> 00:03:14,533
女王の居場所を答えるまで 何日でも続けるぞ
18
00:03:35,929 --> 00:03:39,391
陛下のいる場所が 判明しました
19
00:03:39,766 --> 00:03:41,435
急襲します
20
00:03:41,602 --> 00:03:46,481
ここからは数日の距離 今は出発の準備中です
21
00:03:46,940 --> 00:03:50,110
でも発つ前に 解決すべきことが
22
00:03:50,277 --> 00:03:51,111
何?
23
00:03:51,445 --> 00:03:52,613
まずは––
24
00:03:53,113 --> 00:03:54,281
あの若者です
25
00:03:55,199 --> 00:03:58,952
彼はシャドーの拘束に 貢献した
26
00:04:00,370 --> 00:04:01,413
ですが––
27
00:04:03,373 --> 00:04:06,960
問題は なぜ拘束できたのか
28
00:04:09,254 --> 00:04:14,468
あなたの子でないことは すぐに察しました
29
00:04:16,178 --> 00:04:19,765
ですが彼も 視覚ビジョンを持っていますね?
30
00:04:22,559 --> 00:04:23,477
ええ
31
00:04:25,938 --> 00:04:28,482
ジャーラマレルの子ですね
32
00:04:32,152 --> 00:04:33,654
他の女性との…
33
00:04:37,282 --> 00:04:39,159
不誠実な男だ
34
00:04:39,618 --> 00:04:42,829
ブーツには何の責任もないわ
35
00:04:42,996 --> 00:04:46,959
魔術師を捕らえるのが 私の任務です
36
00:04:47,125 --> 00:04:50,045
彼の存在は看過できません
37
00:04:50,212 --> 00:04:51,630
できるでしょ
38
00:04:52,673 --> 00:04:56,176
彼は私の保護下にあるの
39
00:04:56,343 --> 00:04:58,178
つまり王女のね
40
00:04:59,513 --> 00:05:01,348
他に問題は?
41
00:05:02,850 --> 00:05:04,977
彼を我々に同行させるか
42
00:05:05,185 --> 00:05:06,520
“我々”とは?
43
00:05:06,687 --> 00:05:08,856
王女には来ていただく
44
00:05:08,981 --> 00:05:12,192
家族が戻るまで ここを離れないわ
45
00:05:12,359 --> 00:05:14,611
見つかる気配は皆無です
46
00:05:14,778 --> 00:05:15,904
約束は?
47
00:05:16,071 --> 00:05:18,866
捜し回りましたが 収穫なしです
48
00:05:18,991 --> 00:05:21,493
私は残って捜し続ける
49
00:05:21,660 --> 00:05:24,371
そうはいきません
50
00:05:26,206 --> 00:05:27,499
小僧め
51
00:05:30,878 --> 00:05:35,716
殺しの経験は お前などより ずっと多いぞ
52
00:05:36,466 --> 00:05:41,054
視覚があるからって 互角に戦えるとでも?
53
00:05:42,723 --> 00:05:44,057
考え直せ
54
00:05:50,314 --> 00:05:51,398
私は大丈夫
55
00:05:55,694 --> 00:06:01,158
ここは安全な場所よ 数人の護衛で私を守れる
56
00:06:01,491 --> 00:06:02,576
マグラさま
57
00:06:03,702 --> 00:06:05,871
女王の安否は不明です
58
00:06:05,996 --> 00:06:09,082
もう殺されたかもしれない
59
00:06:09,416 --> 00:06:14,421
王国の統治者の 生死も分からないんですよ
60
00:06:14,880 --> 00:06:18,759
ケイン家が王座につく前の 王国は––
61
00:06:19,676 --> 00:06:22,596
争いが多発していたでしょう
62
00:06:22,763 --> 00:06:24,932
王族の人間が不在なら––
63
00:06:25,098 --> 00:06:26,642
また国は混乱する
64
00:06:26,808 --> 00:06:31,104
あなたは王位継承権 第一位にある方
65
00:06:34,233 --> 00:06:37,945
ご家族の捜索は 部下が続けます
66
00:06:39,571 --> 00:06:41,448
ですが あなたを––
67
00:06:43,450 --> 00:06:46,078
残すわけにはいきません
68
00:07:01,426 --> 00:07:03,303
あなたが捜索隊長?
69
00:07:03,428 --> 00:07:05,597
はい 部下も4人います
70
00:07:06,306 --> 00:07:07,766
8人にして
71
00:07:08,642 --> 00:07:09,476
そうしろ
72
00:07:12,145 --> 00:07:14,481
これは重要任務よ
73
00:07:14,648 --> 00:07:15,816
承知してます
74
00:07:17,734 --> 00:07:18,986
命より大事なの
75
00:07:19,319 --> 00:07:20,320
はい
76
00:08:18,962 --> 00:08:21,215
ババと話してきな
77
00:08:21,548 --> 00:08:24,051
私と話したくないはずよ
78
00:08:24,218 --> 00:08:26,386
だからこそ話すんだ
79
00:08:29,473 --> 00:08:30,516
なぜ私から?
80
00:08:30,641 --> 00:08:31,558
ハニワ
81
00:08:32,141 --> 00:08:34,852
どっちが先でも関係ない
82
00:08:35,229 --> 00:08:37,188
前に進むためだ
83
00:08:39,857 --> 00:08:41,400
簡単に言うのね
84
00:08:42,361 --> 00:08:43,403
簡単だもの
85
00:08:44,404 --> 00:08:46,573
こじれる前に話しな
86
00:08:55,249 --> 00:08:56,750
なぜ止まった?
87
00:08:57,709 --> 00:08:59,419
今夜はここで寝よう
88
00:09:00,254 --> 00:09:02,381
ババは偵察に行った
89
00:09:07,094 --> 00:09:08,595
どれぐらいだ?
90
00:09:09,346 --> 00:09:10,597
一体 何が?
91
00:09:12,724 --> 00:09:14,101
驚いた
92
00:09:24,778 --> 00:09:29,032
複雑な気持ちだ うれしいか 後悔してるのか…
93
00:09:34,037 --> 00:09:35,330
伝えてくる
94
00:10:01,356 --> 00:10:04,151
いつも宮殿にいる女王が––
95
00:10:04,651 --> 00:10:08,447
なぜ侍女と御者だけを連れて 道端にいたの
96
00:10:09,239 --> 00:10:11,658
謀反を起こされたの?
97
00:10:13,577 --> 00:10:18,832
理由はいろいろ考えられますが 臆測はやめておきます
98
00:10:20,000 --> 00:10:21,335
姉には敵もいた
99
00:10:22,085 --> 00:10:23,462
女王ですから
100
00:10:24,755 --> 00:10:26,089
姉には大勢いた
101
00:10:28,008 --> 00:10:30,177
姉は母によく似てたわ
102
00:10:32,346 --> 00:10:36,683
顔つきや声 息遣いまで そっくりだった
103
00:10:39,603 --> 00:10:42,689
幼い私にも それは分かったわ
104
00:10:44,441 --> 00:10:46,401
うり二つだったの
105
00:10:49,029 --> 00:10:52,824
だから母の死後は 姉がそばにいるのが––
106
00:10:53,200 --> 00:10:56,036
とても つらかった
107
00:10:57,037 --> 00:11:01,708
姉の声や においや感触で 母を思い出したの
108
00:11:04,378 --> 00:11:07,214
そして悲嘆に暮れたわ
109
00:11:10,133 --> 00:11:12,469
父も同じだったと思う
110
00:11:12,636 --> 00:11:13,887
だから父は––
111
00:11:14,054 --> 00:11:19,560
姉にとって何より大事なものを 取り上げられなかった
112
00:11:24,481 --> 00:11:26,024
王位の継承権よ
113
00:11:52,759 --> 00:11:55,262
女に食料を持ってきました
114
00:11:56,013 --> 00:11:58,265
称号で呼べばよかろう
115
00:11:58,932 --> 00:12:01,602
別に呪われはしない
116
00:12:02,269 --> 00:12:05,439
女王に食料を持ってきました
117
00:12:05,606 --> 00:12:06,607
よし
118
00:12:19,119 --> 00:12:21,955
まだ お気に召さないか
119
00:12:23,957 --> 00:12:27,127
あんたの強情ぶりは 噂で聞いてる
120
00:12:27,294 --> 00:12:29,338
自己破壊的だとな
121
00:12:30,464 --> 00:12:34,259
突飛な噂ばかりで 最初は信じなかった
122
00:12:34,384 --> 00:12:35,636
だが今は…
123
00:12:37,137 --> 00:12:42,142
噂の真偽を あんたの口から聞かせてくれ
124
00:12:42,935 --> 00:12:46,647
いびきをかいた愛人を 殺したとか––
125
00:12:46,772 --> 00:12:50,317
体臭のする使用人を 殺したとか
126
00:12:51,318 --> 00:12:54,029
口淫が下手だからと––
127
00:12:54,321 --> 00:12:59,493
若い娘の舌を 切断したこともあるって話だ
128
00:12:59,826 --> 00:13:02,329
何か反論はあるか?
129
00:13:02,955 --> 00:13:05,999
それとも喜んで認めるか
130
00:13:20,055 --> 00:13:21,849
ルールは単純だ
131
00:13:23,016 --> 00:13:26,436
鈴が鳴れば 逃亡を企てていると見なし––
132
00:13:27,521 --> 00:13:29,356
殴りつける
133
00:13:29,481 --> 00:13:31,191
鈴が鳴れば––
134
00:13:32,109 --> 00:13:33,861
苦痛が訪れるぞ
135
00:13:35,362 --> 00:13:39,533
要求の品を得るまでは 大事な人質だから––
136
00:13:39,658 --> 00:13:41,952
大切に扱ってやる
137
00:13:45,622 --> 00:13:48,709
だから くつろぐがいい
138
00:13:50,210 --> 00:13:53,213
話を続けようじゃないか
139
00:13:54,965 --> 00:13:56,049
さて––
140
00:13:56,216 --> 00:14:00,804
今 わしが口にした噂話も 十分 面白い
141
00:14:02,306 --> 00:14:04,725
だが もっと面白いのは––
142
00:14:05,225 --> 00:14:07,394
ある愛人を巡る噂話だ
143
00:14:08,645 --> 00:14:11,815
あんたを捨てた男が いるそうだな
144
00:16:12,686 --> 00:16:13,812
ハニワ
145
00:16:15,689 --> 00:16:17,191
俺が言ったこと…
146
00:16:17,357 --> 00:16:18,192
分かってる
147
00:16:18,525 --> 00:16:19,693
ただ…
148
00:16:19,860 --> 00:16:20,861
いいの
149
00:16:21,195 --> 00:16:22,196
洞穴で…
150
00:16:22,362 --> 00:16:23,197
もういい
151
00:16:24,823 --> 00:16:25,741
本当に?
152
00:16:42,883 --> 00:16:43,717
ええ
153
00:16:55,395 --> 00:16:57,397
先に何があると思う?
154
00:17:01,026 --> 00:17:04,571
期待しすぎない方がいい
155
00:17:06,156 --> 00:17:08,867
ジャーラマレルが 捨てたから––
156
00:17:09,034 --> 00:17:12,746
ブーツは虐待され 怪物と化したんだ
157
00:17:12,871 --> 00:17:13,412
でも…
158
00:17:13,580 --> 00:17:15,415
母さんも反対してた
159
00:17:19,253 --> 00:17:22,881
ジャーラマレルの話をする時は 悲しげで––
160
00:17:23,799 --> 00:17:27,844
いつも俺たちに警告してただろ
161
00:17:30,597 --> 00:17:33,642
それには理由があるはずだ
162
00:17:38,522 --> 00:17:40,607
変だと思わない?
163
00:17:42,234 --> 00:17:45,112
その理由を 言わなかったでしょ
164
00:17:50,117 --> 00:17:55,914
母さんの頭の中は 私には知りようもなかった
165
00:17:56,623 --> 00:17:57,416
でも––
166
00:17:58,250 --> 00:18:02,629
母さんは確かに ジャーラマレルを愛したわ
167
00:18:05,465 --> 00:18:07,801
それにも理由があるはずよ
168
00:18:29,865 --> 00:18:31,658
聞こえたかい
169
00:18:33,869 --> 00:18:34,995
フクロウか?
170
00:18:36,330 --> 00:18:37,497
違う
171
00:18:38,498 --> 00:18:40,292
男の叫び声だ
172
00:18:41,501 --> 00:18:43,337
ここはバッドランド
173
00:18:43,629 --> 00:18:45,172
無法地帯だ
174
00:18:45,631 --> 00:18:48,008
その上 あなたは不調だろ
175
00:18:49,176 --> 00:18:50,177
平気だ
176
00:18:51,303 --> 00:18:52,846
子供たちには?
177
00:18:53,931 --> 00:18:55,474
言う気はない
178
00:18:56,850 --> 00:18:59,186
隠しても無駄だよ
179
00:19:07,528 --> 00:19:09,029
ハニワと話は?
180
00:19:09,738 --> 00:19:10,697
なぜ聞く
181
00:19:12,032 --> 00:19:13,867
あの子は心に––
182
00:19:14,701 --> 00:19:19,540
言葉にできない何かを抱えて 恐怖を覚えてる
183
00:19:22,167 --> 00:19:23,126
母を悼んで…
184
00:19:23,293 --> 00:19:25,212
コフンもだよ
185
00:19:25,629 --> 00:19:29,383
でもハニワは 闇に侵されてる
186
00:19:31,343 --> 00:19:35,848
ハニワはコフンとは 違うものを必要としてる
187
00:19:36,223 --> 00:19:38,892
あんたなら分かるだろ
188
00:19:39,351 --> 00:19:40,394
というと?
189
00:19:45,232 --> 00:19:51,363
あんたと出会った頃 俺は怒りっぽく 破壊的だった
190
00:19:53,031 --> 00:19:57,411
あんたを信じることを 恐れてたし––
191
00:19:58,537 --> 00:20:02,416
故郷から逃げた事実を 認めたくなくて
192
00:20:03,417 --> 00:20:06,253
その時 あんたはどうした?
193
00:20:07,254 --> 00:20:08,589
こう言った
194
00:20:08,964 --> 00:20:13,093
“また私のものを壊したら ぶっ殺す”
195
00:20:13,594 --> 00:20:17,931
ああ でもその後 何をしたか覚えてるか?
196
00:20:21,101 --> 00:20:23,604
俺のそばにいてくれた
197
00:20:24,271 --> 00:20:26,607
俺が再び息をつけるまで
198
00:20:28,775 --> 00:20:32,613
俺は独りじゃないと 分かるまで
199
00:20:35,908 --> 00:20:37,284
ハニワは迷い子だ
200
00:20:38,911 --> 00:20:41,121
未来は不確かだし––
201
00:20:42,164 --> 00:20:43,540
母親は死んだ
202
00:20:44,249 --> 00:20:45,792
実父の件もある
203
00:20:49,171 --> 00:20:50,964
折を見て ハニワにも––
204
00:20:51,131 --> 00:20:54,301
独りじゃないと 分からせてやりたい
205
00:21:17,658 --> 00:21:19,493
パリス どうしたの?
206
00:21:24,331 --> 00:21:26,166
ラベンダーは消えた
207
00:21:27,668 --> 00:21:29,419
死の味がする
208
00:21:44,476 --> 00:21:47,479
死後 何週間も経ってる
209
00:21:49,857 --> 00:21:51,066
人の遺骸だな
210
00:22:26,393 --> 00:22:28,896
“この先に新世界がある”
211
00:22:31,064 --> 00:22:34,568
“新たな神が 君臨する場所だ”
212
00:22:40,282 --> 00:22:42,075
“入って 見いだされよ”
213
00:22:43,243 --> 00:22:45,287
“入って 審理されよ”
214
00:22:47,206 --> 00:22:49,249
“入って 死を知れ”
215
00:22:51,418 --> 00:22:53,086
“入って 見いだされよ”
216
00:22:55,255 --> 00:22:56,340
ジャーラマレルだ
217
00:22:58,217 --> 00:23:00,260
正気を失ってる
218
00:23:00,761 --> 00:23:02,054
分からないよ
219
00:23:02,721 --> 00:23:09,019
大事な使命があるから 人に侵入してほしくないのかも
220
00:23:09,186 --> 00:23:09,978
どうかな
221
00:23:10,103 --> 00:23:15,734
この世で視覚を持ってるなら 危険はつきものだ
222
00:23:15,901 --> 00:23:19,780
身を守るには こんなことも必要なのさ
223
00:23:19,947 --> 00:23:21,281
同感だ
224
00:23:24,952 --> 00:23:28,580
今さら 引き返すわけにいかない
225
00:23:29,081 --> 00:23:32,292
お前たちは 真実を確かめるべきだ
226
00:23:32,626 --> 00:23:35,295
そのために犠牲を払ってきた
227
00:23:37,923 --> 00:23:40,175
妻を失ってまで…
228
00:23:41,802 --> 00:23:43,136
俺も確かめたい
229
00:23:46,306 --> 00:23:47,140
来い
230
00:23:49,226 --> 00:23:51,144
道は合ってる
231
00:23:54,815 --> 00:23:55,816
行こう
232
00:24:01,655 --> 00:24:02,990
先に進むぞ
233
00:24:51,538 --> 00:24:53,373
番人は4名
234
00:24:53,999 --> 00:24:57,669
1人は入り口のそばにいる
235
00:24:58,212 --> 00:24:59,213
2人は––
236
00:25:00,714 --> 00:25:03,050
作業場を巡回してる
237
00:25:03,550 --> 00:25:05,385
4人目は窓のそばだ
238
00:25:05,511 --> 00:25:07,721
奴隷たちは動き回らず––
239
00:25:07,846 --> 00:25:09,723
移動するのは番人だけ?
240
00:25:09,848 --> 00:25:13,560
ああ 棒で床を叩き 存在を知らせてる
241
00:25:14,061 --> 00:25:16,230
番人たちの靴は?
242
00:25:17,564 --> 00:25:20,234
素材は何だ 革か? 木か?
243
00:25:20,400 --> 00:25:22,402
革だと思う
244
00:25:23,403 --> 00:25:25,405
女王の拘束場所は?
245
00:25:26,740 --> 00:25:29,618
女王の顔は知らないが––
246
00:25:30,035 --> 00:25:33,539
血を流した女が裏にいた
247
00:25:33,664 --> 00:25:34,581
血ですって?
248
00:25:34,915 --> 00:25:35,666
生きてる?
249
00:25:35,832 --> 00:25:36,750
さあ
250
00:25:37,668 --> 00:25:41,088
番人の居場所は確かだな?
251
00:25:41,255 --> 00:25:42,589
この目で見た
252
00:25:42,965 --> 00:25:46,760
視覚があるから 正しいというのか
253
00:25:46,885 --> 00:25:48,637
兵の数は十分ね?
254
00:25:48,762 --> 00:25:52,099
奴らに我々の存在を 感づかれたら––
255
00:25:52,266 --> 00:25:54,518
そこで おしまいです
256
00:25:54,685 --> 00:25:58,438
侵入に気づかれる前に 番人を倒さねば
257
00:25:58,605 --> 00:26:00,274
私1人で実行を
258
00:26:00,440 --> 00:26:03,110
俺が行く 全員 倒してやる
259
00:26:03,277 --> 00:26:06,613
魔術師の意見は聞いてない
260
00:26:06,947 --> 00:26:09,449
国の未来が懸かってるんだ
261
00:26:09,700 --> 00:26:11,952
お前は信用できない
262
00:26:12,202 --> 00:26:14,788
王女が信じるなら別ですが
263
00:26:17,291 --> 00:26:18,625
答えは結構です
264
00:26:19,459 --> 00:26:21,003
先鋒隊の準備を
265
00:26:21,295 --> 00:26:23,130
合図で行動を
266
00:26:23,714 --> 00:26:26,967
私が援護を呼ぶまで 声を出すなよ
267
00:26:27,092 --> 00:26:28,260
合図なしなら?
268
00:26:28,385 --> 00:26:31,430
私も女王も死んだと いうことだ
269
00:26:31,555 --> 00:26:34,308
ここを焼き払い 王女を後継者に
270
00:26:34,474 --> 00:26:36,310
同意してないわ
271
00:26:36,435 --> 00:26:38,645
選択の余地なしです
272
00:26:38,812 --> 00:26:40,480
姉が死ぬとでも?
273
00:26:40,772 --> 00:26:41,648
いいえ
274
00:27:39,039 --> 00:27:40,082
カッター!
275
00:27:40,249 --> 00:27:41,375
こちらへ!
276
00:27:41,542 --> 00:27:42,209
番人よ
277
00:27:42,376 --> 00:27:43,710
侵入者がいる!
278
00:27:44,127 --> 00:27:45,379
こっちです!
279
00:27:46,213 --> 00:27:47,464
立て クソ女
280
00:27:56,056 --> 00:27:57,850
ナイフはどこだ
281
00:28:06,358 --> 00:28:10,988
余が企みもなく 身元を明かすと思うか?
282
00:28:28,922 --> 00:28:30,007
陛下!
283
00:28:30,215 --> 00:28:31,592
ここだよ
284
00:28:35,053 --> 00:28:36,597
声を発しない
285
00:28:37,764 --> 00:28:39,600
疲れ果てた
286
00:28:40,934 --> 00:28:42,102
大丈夫です
287
00:28:43,228 --> 00:28:44,438
ご安心を
288
00:28:57,951 --> 00:28:59,286
なぜ奴らに––
289
00:29:00,996 --> 00:29:02,414
捕まったんです?
290
00:29:04,124 --> 00:29:05,584
王宮にいられず…
291
00:29:06,793 --> 00:29:08,921
謀反を起こした者は?
292
00:29:10,923 --> 00:29:11,965
大勢だ
293
00:29:13,634 --> 00:29:15,302
陛下が回復したら––
294
00:29:16,470 --> 00:29:18,430
都に戻りましょう
295
00:29:19,640 --> 00:29:22,601
まずは治療師を呼びました
296
00:29:36,240 --> 00:29:37,449
来ましたよ
297
00:30:11,275 --> 00:30:12,192
そっとだ
298
00:30:12,442 --> 00:30:13,402
ええ
299
00:30:36,216 --> 00:30:37,509
会ったことが?
300
00:31:01,158 --> 00:31:03,035
お気の毒です
301
00:31:06,997 --> 00:31:07,789
行くな
302
00:31:08,707 --> 00:31:09,708
マグラ
303
00:31:16,048 --> 00:31:18,050
知らせがある
304
00:31:20,761 --> 00:31:23,096
何の知らせです? 陛下
305
00:31:25,599 --> 00:31:27,434
皆が謀反を起こした
306
00:31:30,187 --> 00:31:32,397
神を味方にしたつもりで
307
00:31:33,148 --> 00:31:37,569
だが謀反は失敗 余に選択肢は2つあった
308
00:31:40,113 --> 00:31:42,074
謀反を許すか––
309
00:31:43,784 --> 00:31:45,661
反撃するか
310
00:31:47,371 --> 00:31:49,081
どういう意味です?
311
00:31:49,498 --> 00:31:51,667
余を都に戻したくとも––
312
00:31:53,835 --> 00:31:55,045
もう都はない
313
00:31:57,297 --> 00:32:02,761
長年の間 王族の権力の土台は 機械の力にあった
314
00:32:03,679 --> 00:32:07,432
機械が順調な時は 王族は敬われたが––
315
00:32:08,976 --> 00:32:10,769
止まれば尊敬を失った
316
00:32:13,438 --> 00:32:17,442
我が権力が 機械頼みとは気に入らん
317
00:32:20,237 --> 00:32:23,448
余自身を敬ってほしいのだ
318
00:32:26,410 --> 00:32:29,621
だから こういう筋書きを書いた
319
00:32:33,250 --> 00:32:36,295
“神は謀反者に 怒りを覚え––”
320
00:32:38,338 --> 00:32:41,091
“都のダムを破壊した”
321
00:32:41,967 --> 00:32:45,512
“そして謀反者の命を 奪った”と
322
00:32:46,722 --> 00:32:50,309
弱くて 自分勝手な 愚か者だからだ
323
00:32:53,520 --> 00:32:55,022
神が生かしたのは––
324
00:32:56,732 --> 00:32:58,150
余だけだ
325
00:33:01,195 --> 00:33:02,321
陛下が––
326
00:33:02,696 --> 00:33:04,364
破壊したのですね
327
00:33:09,286 --> 00:33:12,331
兵の気持ちを考えてください
328
00:33:14,166 --> 00:33:15,709
彼らは20年も––
329
00:33:15,834 --> 00:33:17,502
陛下に仕えてきました
330
00:33:18,212 --> 00:33:20,005
いつの日か––
331
00:33:20,130 --> 00:33:24,009
故郷の家族に会えると 信じたからです
332
00:33:25,802 --> 00:33:30,390
幾多の戦いと悲劇 恐怖を味わいながらも––
333
00:33:30,891 --> 00:33:35,896
故郷への思いだけが 彼らを動かしてきたのです
334
00:33:36,063 --> 00:33:38,524
陛下は それを奪った
335
00:33:40,025 --> 00:33:41,693
仕方なかろう
336
00:33:42,986 --> 00:33:44,696
王朝を守るためだ
337
00:33:46,490 --> 00:33:50,702
私の部下に こう伝えろと言うのですか
338
00:33:50,994 --> 00:33:54,873
“王朝を守るべく お前たちの家族は死んだ”と
339
00:33:54,998 --> 00:33:58,377
それでも 私に従うと思いますか?
340
00:33:59,419 --> 00:34:00,587
お前の部下?
341
00:34:01,922 --> 00:34:03,382
余の部下だ
342
00:34:11,056 --> 00:34:14,601
兵は 余のいかなる命令にも 従うはずだ
343
00:34:15,477 --> 00:34:17,396
女王だからな
344
00:34:22,608 --> 00:34:27,239
このような状況となれば 陛下の王位そのものを––
345
00:34:28,699 --> 00:34:31,076
再考せねばなりません
346
00:34:54,683 --> 00:34:55,474
何?
347
00:34:56,143 --> 00:34:56,977
どうしたの
348
00:34:57,978 --> 00:34:59,479
嫌な予感がする
349
00:35:00,772 --> 00:35:01,648
この先は?
350
00:35:01,982 --> 00:35:03,483
山道だよ
351
00:35:04,151 --> 00:35:05,444
他に道は?
352
00:35:05,569 --> 00:35:07,154
なさそうだ
353
00:35:08,280 --> 00:35:09,114
感知を
354
00:35:09,615 --> 00:35:11,491
どうも変だ
355
00:35:12,284 --> 00:35:13,702
危険を感じるけど––
356
00:35:14,328 --> 00:35:16,455
どこか特定できない
357
00:35:16,580 --> 00:35:18,165
きっと勘違いよ
358
00:35:18,457 --> 00:35:19,833
回り道を
359
00:35:20,959 --> 00:35:21,668
でも…
360
00:35:21,793 --> 00:35:22,836
黙って従え
361
00:35:23,003 --> 00:35:24,171
ただの杞憂きゆうよ
362
00:35:24,338 --> 00:35:26,131
コフン そうでしょ
363
00:35:26,465 --> 00:35:28,008
危険はなさそうだ
364
00:35:30,677 --> 00:35:31,637
行くわ
365
00:35:33,514 --> 00:35:35,849
コフン 神の炎はどこだ?
366
00:35:36,016 --> 00:35:37,226
太陽は沈んだ
367
00:35:37,351 --> 00:35:39,019
なぜ聞くの
368
00:35:39,186 --> 00:35:40,145
暗くなれば––
369
00:35:40,270 --> 00:35:44,358
お前たちの視覚も 役立たなくなるだろ
370
00:35:44,691 --> 00:35:45,359
ババ
371
00:36:25,482 --> 00:36:26,733
罠だ
372
00:36:33,866 --> 00:36:35,033
敵の位置は?
373
00:37:03,687 --> 00:37:04,438
そこか
374
00:37:05,439 --> 00:37:06,273
いくぞ
375
00:37:29,838 --> 00:37:31,465
〈動いちゃダメ〉
376
00:37:33,467 --> 00:37:36,220
〈弓矢を取ってこないと〉
377
00:37:42,601 --> 00:37:44,061
〈何する気?〉
378
00:37:48,398 --> 00:37:51,151
〈私なら動いても 気づかれない〉
379
00:39:05,809 --> 00:39:06,894
ハニワ 待て!
380
00:39:07,227 --> 00:39:08,562
攻撃やめ!
381
00:39:12,149 --> 00:39:13,233
ハニワか?
382
00:39:13,901 --> 00:39:14,735
そうよ
383
00:39:17,362 --> 00:39:18,697
叫んだのは?
384
00:39:20,741 --> 00:39:21,742
名乗れ
385
00:39:23,368 --> 00:39:24,411
コフンだ
386
00:39:24,745 --> 00:39:26,413
ジャーラマレルの子だな
387
00:39:26,830 --> 00:39:29,082
この先に橋がある
388
00:39:31,210 --> 00:39:34,379
橋を渡って “啓蒙の家”に行け
389
00:39:34,838 --> 00:39:38,425
そこで手当てを 受けられるかい?
390
00:39:38,592 --> 00:39:40,260
お前は行くな
391
00:39:40,427 --> 00:39:42,262
どういうことだ
392
00:39:42,429 --> 00:39:46,600
ジャーラマレルの子だけが 啓蒙の家に入れる
393
00:39:47,476 --> 00:39:50,229
それが掟だ 例外はない
394
00:39:50,354 --> 00:39:53,607
彼に話せば 分かってくれるさ
395
00:39:55,108 --> 00:39:57,569
2人以外は入れない
396
00:39:57,736 --> 00:39:58,445
何だと
397
00:39:58,612 --> 00:39:59,446
待て
398
00:40:01,281 --> 00:40:04,451
それが掟だ 例外はない
399
00:40:05,661 --> 00:40:09,915
ここまで来たが そう言うなら引き返す
400
00:40:10,040 --> 00:40:11,625
引き返さないわ
401
00:40:13,043 --> 00:40:14,628
ケガ人はどうする
402
00:40:14,795 --> 00:40:18,465
父さんとパリスが 何とかするわ
403
00:40:18,632 --> 00:40:20,551
見捨てるのか?
404
00:40:20,717 --> 00:40:22,177
父さんに頼めばいい
405
00:40:22,302 --> 00:40:23,470
でも…
406
00:40:23,720 --> 00:40:25,806
もういい よすんだ
407
00:40:26,139 --> 00:40:27,975
いいか よく聞け
408
00:40:30,727 --> 00:40:34,314
多大な犠牲を払って ここに来たんだ
409
00:40:34,773 --> 00:40:36,817
今さら 引き返すな
410
00:40:38,694 --> 00:40:40,988
長い間 ずっと考えてた
411
00:40:41,655 --> 00:40:45,158
パリスの言った通りだ
412
00:40:46,493 --> 00:40:47,828
子供には皆––
413
00:40:48,328 --> 00:40:51,582
橋を1人で 渡るべき時が来る
414
00:40:51,748 --> 00:40:53,333
何 言ってるの?
415
00:40:54,960 --> 00:41:00,465
お前たちを守るため 俺は今まで戦ってきた
416
00:41:01,884 --> 00:41:04,178
それが父親だからな
417
00:41:05,846 --> 00:41:07,514
だが父親なら––
418
00:41:07,639 --> 00:41:11,685
いつか子供を 独り立ちさせねばならない
419
00:41:14,897 --> 00:41:15,981
今がその時だ
420
00:41:16,106 --> 00:41:19,109
嘘だ そんなの信じない
421
00:41:19,651 --> 00:41:21,195
そうだろ ハニワ
422
00:41:21,320 --> 00:41:22,696
本当のことよ
423
00:41:23,322 --> 00:41:28,035
私たちは父さんとは 違う世界に住んでるの
424
00:41:29,494 --> 00:41:31,997
分かり合えない仲なのよ
425
00:41:32,456 --> 00:41:34,208
父さんも知ってる
426
00:41:34,374 --> 00:41:36,084
なぜ別れを選ぶ?
427
00:41:40,881 --> 00:41:42,382
父親の務めだ
428
00:41:44,593 --> 00:41:48,388
ハニワ 住む世界が 違うだって?
429
00:41:50,807 --> 00:41:52,392
それは誤解だ
430
00:41:53,560 --> 00:41:58,232
お前たちこそ 俺の生きる世界だった
431
00:41:59,942 --> 00:42:03,237
俺は目が見えないけれど––
432
00:42:05,155 --> 00:42:06,740
お前たちを見てる
433
00:42:08,075 --> 00:42:09,993
これからもずっと
434
00:42:11,161 --> 00:42:12,579
だが お前たちは––
435
00:42:14,081 --> 00:42:16,917
実の父親に会わねばならん
436
00:42:17,042 --> 00:42:18,752
あなたが父さんだ
437
00:42:26,260 --> 00:42:27,553
愛してる
438
00:42:34,434 --> 00:42:35,811
また会えるよね
439
00:42:40,023 --> 00:42:41,066
ああ
440
00:42:44,319 --> 00:42:45,404
ボウ・ライオン
441
00:42:50,325 --> 00:42:52,619
ちょっと痛むぞ
442
00:42:54,288 --> 00:42:54,955
よし
443
00:42:57,207 --> 00:42:57,958
いくぞ
444
00:43:02,546 --> 00:43:03,297
乗ったか?
445
00:43:08,468 --> 00:43:09,887
母さんを忘れるな
446
00:43:10,804 --> 00:43:12,764
互いのことを守れよ
447
00:43:15,267 --> 00:43:15,976
父さん
448
00:43:16,143 --> 00:43:17,769
コフン やめな
449
00:43:18,562 --> 00:43:19,813
父さんは独りに…
450
00:43:21,398 --> 00:43:24,651
心では いつもマグラと一緒だよ
451
00:43:26,987 --> 00:43:30,449
これからは あんたたちも心の中に
452
00:43:32,743 --> 00:43:34,161
私もいる
453
00:43:37,831 --> 00:43:39,333
妹に目を向けて
454
00:43:40,626 --> 00:43:41,919
頼れる相手だ
455
00:43:45,422 --> 00:43:46,173
いいかい
456
00:43:47,925 --> 00:43:49,343
2人とも––
457
00:43:49,885 --> 00:43:51,053
よく聞くんだ
458
00:43:52,095 --> 00:43:56,016
視覚が真実を かすませることもある
459
00:43:58,227 --> 00:43:59,520
ジャーラマレルは––
460
00:44:01,271 --> 00:44:02,689
実の父親だ
461
00:44:03,649 --> 00:44:05,275
目も見える
462
00:44:06,318 --> 00:44:07,903
でも神じゃない
463
00:44:08,195 --> 00:44:10,155
あんたたちもね
464
00:44:12,115 --> 00:44:14,326
新世界を創るなら––
465
00:44:16,537 --> 00:44:18,205
マグラを思い出して
466
00:44:19,164 --> 00:44:20,707
ババ・ヴォスも
467
00:44:20,832 --> 00:44:23,252
全てを教えてくれた人だよ
468
00:44:23,377 --> 00:44:29,007
視覚のある人にもない人にも 住みやすい世を創るんだ
469
00:44:29,716 --> 00:44:31,218
神は要らない
470
00:44:31,385 --> 00:44:32,719
いいかい?
471
00:44:33,595 --> 00:44:35,180
分かったね?
472
00:44:35,305 --> 00:44:36,014
ああ
473
00:44:36,473 --> 00:44:37,391
それでいい
474
00:44:38,058 --> 00:44:39,351
愛しい子たち
475
00:44:42,062 --> 00:44:44,898
いいかい 頼んだよ
476
00:44:50,153 --> 00:44:52,072
愛しいコフン
477
00:44:55,409 --> 00:44:56,410
杖を
478
00:45:00,372 --> 00:45:02,207
さあ 行きな
479
00:45:02,499 --> 00:45:06,253
暗闇が訪れる前に 行った方がいい
480
00:45:13,760 --> 00:45:15,762
父さんが去るなんて
481
00:45:17,556 --> 00:45:19,433
去るのは俺たちだ
482
00:45:28,901 --> 00:45:29,776
いいわ
483
00:45:31,361 --> 00:45:33,614
私たち2人で行く
484
00:45:34,198 --> 00:45:35,866
ハニワとコフンよ
485
00:45:48,795 --> 00:45:50,797
私たち2人は一緒よ
486
00:45:54,301 --> 00:45:56,470
ああ いつだって
487
00:45:58,138 --> 00:45:59,181
準備はいい?
488
00:46:00,557 --> 00:46:01,308
いいや
489
00:46:01,725 --> 00:46:02,935
私もよ
490
00:46:08,440 --> 00:46:09,316
行きましょ
491
00:46:23,622 --> 00:46:25,165
2人と別れるとは
492
00:46:27,793 --> 00:46:30,003
別れたと思わせたんだ
493
00:46:30,629 --> 00:46:32,506
2人を守るために
494
00:46:34,007 --> 00:46:35,509
マグラの教え?
495
00:46:37,094 --> 00:46:38,136
ああ
496
00:46:40,848 --> 00:46:45,686
俺にとっての“家”は あの2人だけだからな
497
00:46:46,937 --> 00:46:47,896
あんたは?
498
00:46:50,691 --> 00:46:52,192
2人を追う?
499
00:46:52,776 --> 00:46:53,861
ああ
500
00:46:55,028 --> 00:46:56,697
離れやしない
501
00:47:39,198 --> 00:47:40,282
どうなるんだ?
502
00:47:41,825 --> 00:47:42,743
さあ
503
00:47:43,869 --> 00:47:45,329
先は見えない
504
00:48:58,402 --> 00:49:01,238
日本語字幕 遠藤 千代