1 00:00:14,800 --> 00:00:16,920 あの時― 2 00:00:17,000 --> 00:00:22,400 何を感じ 考えていたか 自分でもよく分からない 3 00:00:28,160 --> 00:00:31,960 当事者として 事件を振り返れない 4 00:00:32,040 --> 00:00:34,840 俺はいつも離れた場所から 5 00:00:34,920 --> 00:00:39,120 現場を眺めてる 感じがするんだ 6 00:00:44,880 --> 00:00:49,000 まるで映画を見てるようだ 7 00:00:52,240 --> 00:00:54,640 経験した実感がない 8 00:00:59,360 --> 00:01:03,080 〝テキサス州刑事司局 アルフレッド・D・ ヒューズユニット〞 9 00:01:08,280 --> 00:01:13,520 米国では1976年の 死刑再導入後― 10 00:01:14,960 --> 00:01:19,960 8000人以上が 死刑判決を受けた 11 00:01:21,880 --> 00:01:24,440 これは ある死刑囚の物語 12 00:01:24,520 --> 00:01:27,240 俺はミゲル・アンヘル・ マルティネス 13 00:01:29,720 --> 00:01:34,480 殺人罪で有罪となり 死刑判決を受けた 14 00:01:39,480 --> 00:01:42,640 NETFLIX オリジナルシリーズ 15 00:01:44,400 --> 00:01:46,200 銃を1発 撃ち― 16 00:01:46,280 --> 00:01:48,440 接近して2発目を撃った 17 00:01:50,080 --> 00:01:53,440 弾は女の頬を貫通し あごに到達 18 00:01:54,720 --> 00:01:58,880 机の後ろに追い込み 約25回 刺した 19 00:02:04,040 --> 00:02:08,640 自分が人を殺したなんて 信じられない 20 00:02:11,680 --> 00:02:13,160 後悔はない 21 00:02:19,520 --> 00:02:23,240 ソファの上にいた男を 刺し始めた 22 00:02:33,920 --> 00:02:38,000 悪魔への共鳴 23 00:02:47,720 --> 00:02:51,040 ミゲル・アンヘル・ マルティネスは― 1991年に 死刑判決を受けた 24 00:02:55,680 --> 00:03:00,680 殺人の動機は 完全には解明されていない 25 00:03:04,320 --> 00:03:05,240 テキサス州ラレド 26 00:03:05,240 --> 00:03:08,800 テキサス州ラレド 当時の俺は生活の面でも 人生経験の面でも 27 00:03:08,800 --> 00:03:10,400 当時の俺は生活の面でも 人生経験の面でも 28 00:03:10,480 --> 00:03:14,400 周りと同じ 普通の10代だった ミゲル・アンヘル・ マルティネス 29 00:03:14,400 --> 00:03:15,200 ミゲル・アンヘル・ マルティネス 30 00:03:15,280 --> 00:03:20,560 学校へ行って 友達に会い パーティーへ繰り出す 31 00:03:27,800 --> 00:03:29,760 あの日は― 32 00:03:30,280 --> 00:03:35,520 平日だったけど 学校は休みだった 33 00:03:37,440 --> 00:03:42,200 昼過ぎにベネガスに会った 34 00:03:42,720 --> 00:03:45,880 学校で顔見知りだった 35 00:03:45,960 --> 00:03:48,360 選択科目が同じでね 36 00:03:49,520 --> 00:03:51,640 その晩― 37 00:03:51,720 --> 00:03:55,320 パーティーに行こうと 誘われた 38 00:03:55,600 --> 00:03:59,360 それからマイロに 会いに行こうと… 39 00:04:01,760 --> 00:04:03,440 マイロ・フローレスさ 40 00:04:04,280 --> 00:04:06,440 俺がツルんでたヤツだ 41 00:04:07,080 --> 00:04:10,640 パーティーへも よく一緒に行った 42 00:04:12,400 --> 00:04:15,160 当時 ベネガスは16歳 43 00:04:15,240 --> 00:04:18,680 マイロと俺は17歳だった 44 00:04:20,120 --> 00:04:23,960 マイロは 自宅の離れに住んでた 45 00:04:26,840 --> 00:04:31,360 彼の父親は 金持ちそうに見えたよ 46 00:04:32,720 --> 00:04:38,880 ツルんでたのは マイロが ドラッグを買えたからだ 47 00:04:38,960 --> 00:04:42,200 マリフアナや コカインをヤッた 48 00:04:47,920 --> 00:04:50,560 ベネガスは… 49 00:04:52,960 --> 00:04:57,720 ヤり過ぎて 感情がとても高ぶってた 50 00:04:59,280 --> 00:05:03,960 彼は一緒にいて 楽しいタイプじゃない 51 00:05:06,920 --> 00:05:09,200 真夜中近くだった 52 00:05:10,280 --> 00:05:15,480 彼は興奮して ヤバいくらいハイになり 53 00:05:15,560 --> 00:05:17,320 何かをやりたがった 54 00:05:18,480 --> 00:05:20,000 それで 55 00:05:20,080 --> 00:05:22,840 外へ出て 車や家に石を投げつけた 56 00:05:26,680 --> 00:05:28,480 そして事件が起きた 57 00:05:41,960 --> 00:05:44,120 自分でも分からない 58 00:05:44,200 --> 00:05:46,560 明確なたくらみや 59 00:05:46,960 --> 00:05:51,360 目的があって あの家へ行ったのか 60 00:05:57,480 --> 00:06:01,240 俺とマイロは 初めてじゃなかった 61 00:06:01,320 --> 00:06:04,800 以前も鍵を使って あの家に侵入し 62 00:06:04,880 --> 00:06:07,960 盗んだ物と ドラッグを交換した 誰が住んでいるか知ってた 63 00:06:16,560 --> 00:06:20,120 実は仕事を もらったこともある 64 00:06:22,080 --> 00:06:24,960 出会ったのは 俺が15歳の時だ 65 00:06:26,760 --> 00:06:29,240 俺を気にかけてくれた 66 00:06:30,040 --> 00:06:34,840 おそらく彼は父親代わりの つもりだったと思う 67 00:06:35,280 --> 00:06:41,760 それとも恵まれない子供を 助けようとしたのかも 68 00:06:43,440 --> 00:06:46,400 俺は家の鍵を預かってた 69 00:06:46,880 --> 00:06:51,240 彼の家に泊まったことも 何度かある 70 00:06:51,920 --> 00:06:54,000 朝 仕事に行く時は 車で送ってくれた 71 00:06:59,840 --> 00:07:03,400 だから あの家に 行こうと思った 72 00:07:05,920 --> 00:07:09,960 以前やったことと 同じはずだった 73 00:07:10,040 --> 00:07:13,520 留守の家に侵入して 何かを盗む 74 00:07:13,600 --> 00:07:18,720 でもベネガスは この家を― 75 00:07:18,800 --> 00:07:22,440 メチャメチャにしてやると 言い張った 76 00:07:22,600 --> 00:07:26,960 だから俺たちは 野球のバットと 77 00:07:27,440 --> 00:07:29,600 斧(おの)とナイフを用意した 78 00:07:39,440 --> 00:07:44,160 マイロは2ブロック手前で 俺たちを降ろした 79 00:07:45,240 --> 00:07:48,120 だから彼は近所を 80 00:07:48,200 --> 00:07:52,080 ゆっくりドライブする 時間があった 81 00:07:53,480 --> 00:07:56,200 すぐに終わるはずだった 82 00:08:02,120 --> 00:08:03,680 家に着いた時― 83 00:08:06,680 --> 00:08:09,560 何かイヤな予感がした 84 00:08:13,800 --> 00:08:16,040 ベネガスが家をのぞいて… 85 00:08:20,400 --> 00:08:25,120 戻ってくると 中に誰かいると俺に言った 86 00:08:27,760 --> 00:08:30,600 驚いた 動揺したよ 87 00:08:32,120 --> 00:08:33,240 だから… 88 00:08:34,559 --> 00:08:36,159 逃げようと思った 89 00:08:36,240 --> 00:08:41,120 “ここから立ち去れ” 俺は そう思ったのさ 90 00:08:43,039 --> 00:08:46,599 全てが変わった 何かが彼を変えた 91 00:08:47,720 --> 00:08:50,320 使命に取りつかれて… 92 00:08:52,120 --> 00:08:56,040 それは盗みや 何かを壊すことじゃない 93 00:08:56,120 --> 00:09:00,520 それは悪魔の望むものを 奪うことだった 94 00:09:03,880 --> 00:09:05,800 つまり人の魂だ 95 00:09:11,280 --> 00:09:13,640 俺が逃げなかったのは 96 00:09:14,880 --> 00:09:16,600 彼が怖かったからだ 97 00:09:21,000 --> 00:09:27,040 そこからの記憶は ゆっくり流れていくのに 98 00:09:28,400 --> 00:09:33,360 次々に起こった出来事を うまく説明できない 99 00:09:33,440 --> 00:09:38,760 記憶にある場面ごとの 時間の間隔も分からない 100 00:09:41,000 --> 00:09:44,400 男を見下ろしてたことは 覚えてる 101 00:09:45,000 --> 00:09:46,840 ソファで寝てた 102 00:09:46,920 --> 00:09:51,240 玄関から1メートルも 離れてなかった 103 00:09:52,160 --> 00:09:54,080 彼の年齢も 104 00:09:54,160 --> 00:09:56,680 顔すらも分からなかった 105 00:10:01,560 --> 00:10:03,480 ベネガスは斧を… 106 00:10:06,240 --> 00:10:07,360 つまり… 107 00:10:09,600 --> 00:10:10,440 振り下ろした 108 00:10:12,080 --> 00:10:13,400 1度だ 109 00:10:15,000 --> 00:10:19,640 彼と俺はナイフも持ってた 110 00:10:20,520 --> 00:10:25,480 ソファの上にいた男を 刺し始めた 111 00:10:28,480 --> 00:10:31,760 どのくらい時間が経ったか 112 00:10:31,840 --> 00:10:36,720 ごくわずかな時間に 起きたように思える 113 00:10:39,840 --> 00:10:42,240 ベネガスは 俺を見て 114 00:10:42,320 --> 00:10:45,640 “お前の番だ”と言った 115 00:10:45,840 --> 00:10:46,920 それで… 116 00:10:47,680 --> 00:10:51,840 俺は折り畳みナイフの 刃を出した 117 00:10:51,920 --> 00:10:56,520 そして足元に倒れてた誰かを 見下ろして 118 00:10:56,600 --> 00:10:57,440 刺した 119 00:10:58,600 --> 00:11:02,280 それから その場を離れた 120 00:11:03,760 --> 00:11:08,680 家の裏側にある 引き戸まで歩いていって 121 00:11:09,320 --> 00:11:11,120 裏庭に出た 122 00:11:13,080 --> 00:11:15,400 どのくらい外にいたか 123 00:11:17,480 --> 00:11:23,240 しばらく裏庭で過ごした後 俺が家の中に戻ると― 124 00:11:24,000 --> 00:11:25,720 ヤツが立ってた 125 00:11:27,640 --> 00:11:33,240 まさか俺が外にいる間に あんなことになるとは 126 00:11:33,320 --> 00:11:36,960 ベネガスは もう1人刺してた 127 00:11:38,520 --> 00:11:42,320 刺されたのは 他の部屋にいた人だ 128 00:11:45,480 --> 00:11:49,400 “帰りたい”と言う俺に ヤツは言った 129 00:11:50,720 --> 00:11:52,800 “斧を貸せ”とね 130 00:11:53,960 --> 00:11:58,240 そして廊下を進んで 奥の部屋に入った 131 00:12:02,640 --> 00:12:04,160 犯行は見てない 132 00:12:07,920 --> 00:12:12,320 ヤツは戻ってくると こう言ったんだ 133 00:12:14,760 --> 00:12:16,560 “部屋に男がいる” 134 00:12:17,560 --> 00:12:22,560 “そいつの魂を奪えと 悪魔が俺に言うんだ”と 135 00:12:28,240 --> 00:12:32,440 俺たちは リビングのテレビと― 136 00:12:34,120 --> 00:12:35,520 車を盗んだ 137 00:12:40,880 --> 00:12:45,000 それからマイロの家に 車を走らせた 138 00:12:45,560 --> 00:12:49,600 待ち合わせ場所には いなかった 139 00:12:50,280 --> 00:12:52,360 だから家に行った 140 00:12:53,200 --> 00:12:57,080 マイロと話したのは ベネガスだ 141 00:12:57,240 --> 00:13:00,760 話してた時間は分からない 142 00:13:03,240 --> 00:13:09,080 その後 ベネガスと 何件か回ったのを覚えてる 143 00:13:14,240 --> 00:13:18,720 家に帰ったのは 翌日の夕方近くだった 144 00:13:22,760 --> 00:13:25,400 ヤツとは それっきりだ 145 00:13:28,880 --> 00:13:34,680 あの夜 俺と話したかったと マイロに言われたよ 146 00:13:35,760 --> 00:13:40,080 ベネガスが何か話したか 心配してた 147 00:13:40,840 --> 00:13:42,080 それが… 148 00:13:45,600 --> 00:13:49,800 ヤツとの最後の会話となり 俺は捕まった 149 00:14:04,320 --> 00:14:07,160 殺害された3人の身元は 150 00:14:07,240 --> 00:14:10,400 ルベン・マルティネス 20歳 151 00:14:10,480 --> 00:14:13,400 ダニエル・デュエニェス 14歳 152 00:14:13,480 --> 00:14:16,760 いずれもメキシコ北東部出身 153 00:14:18,640 --> 00:14:22,160 ジェームズ・スマイリー 33歳 154 00:14:22,240 --> 00:14:27,880 レストランを経営する バプテスト牧師だった 155 00:14:33,280 --> 00:14:37,080 テキサス州ラレド 156 00:14:37,240 --> 00:14:40,240 それは時に 思いがけません 157 00:14:40,440 --> 00:14:43,400 主よ 我らに与えし奇跡に 158 00:14:43,760 --> 00:14:45,400 感謝します 159 00:14:46,440 --> 00:14:51,040 主よ あなたの息吹で 我らを満たし… 160 00:14:51,120 --> 00:14:55,160 私は牧師の ジェイ・ディッキーです 161 00:14:55,240 --> 00:14:58,080 ベン牧師の説教を聞きます 162 00:14:58,160 --> 00:15:00,760 まさかジェームズが 163 00:15:00,840 --> 00:15:05,280 あんな目に遭うと 誰が想像したでしょうか 164 00:15:06,040 --> 00:15:09,760 福音を説く時間は 取りません 165 00:15:09,840 --> 00:15:10,760 彼は〝ジム〞と呼ばれ 非常に好人物でした 166 00:15:10,760 --> 00:15:15,080 彼は〝ジム〞と呼ばれ 非常に好人物でした 第1バプテスト教会 ジェイ・ディッキー牧師 167 00:15:15,160 --> 00:15:19,240 ユーモアにも 富んでいましたしね 168 00:15:20,080 --> 00:15:24,560 彼はメキシコ北東部で 布教していました 169 00:15:24,640 --> 00:15:30,240 孤児院で活動する宣教師を 手伝っていたのです 170 00:15:30,320 --> 00:15:32,960 移動しきりでしたよ 171 00:15:33,040 --> 00:15:37,480 活動の費用を 自身で賄っていました 172 00:15:38,920 --> 00:15:42,200 彼は人が好きだったのです 173 00:15:42,280 --> 00:15:47,040 恵まれない家庭に 常に寄り添い― 174 00:15:47,120 --> 00:15:49,200 若者も支援しました 175 00:15:50,680 --> 00:15:53,760 かなり大所帯の青年会に 176 00:15:53,840 --> 00:15:58,000 ジムは熱心に 参加していましたよ 177 00:15:59,080 --> 00:16:01,360 事件は衝撃的でした 178 00:16:01,440 --> 00:16:02,640 何しろ彼は 179 00:16:02,720 --> 00:16:07,520 自分は二の次で 人を助ける男でしたからね 180 00:16:09,280 --> 00:16:12,120 3人の命が奪われました 181 00:16:12,200 --> 00:16:15,840 殺される理由など 全くなかったのに 182 00:16:16,480 --> 00:16:18,720 献金していただく間に… 183 00:16:19,320 --> 00:16:24,160 全ての罪は許されると 信じるべきですが 184 00:16:24,240 --> 00:16:29,680 悪魔儀式のような行為が 成されたと聞きました 185 00:16:30,000 --> 00:16:31,320 許したまえ 186 00:16:32,040 --> 00:16:33,200 斧とは… 187 00:16:33,280 --> 00:16:36,880 イエスの御名によって アーメン 188 00:16:37,160 --> 00:16:38,720 残酷すぎます 189 00:16:53,720 --> 00:16:56,200 警察の仕事で特別なのは 190 00:16:56,280 --> 00:16:58,600 殺人事件です 191 00:16:58,680 --> 00:17:03,080 人の命を奪った行為の 捜査ですからね 192 00:17:04,359 --> 00:17:06,599 ヘスス・トーレスは ラレド警察署の副署長だ 193 00:17:09,880 --> 00:17:14,360 1991年 3人殺害事件の 捜査を担当した 194 00:17:16,079 --> 00:17:17,639 右折すると 195 00:17:17,720 --> 00:17:20,520 その先が事件現場です 196 00:17:23,480 --> 00:17:24,600 あの日― 197 00:17:24,680 --> 00:17:28,880 夜勤の刑事は 私しかいませんでした 198 00:17:29,280 --> 00:17:30,760 無線が鳴り 署に連絡したんです 199 00:17:30,760 --> 00:17:32,560 無線が鳴り 署に連絡したんです ラレド警察署 副署長 ヘスス・トーレス 200 00:17:32,560 --> 00:17:32,640 ラレド警察署 副署長 ヘスス・トーレス 201 00:17:32,640 --> 00:17:34,800 ラレド警察署 副署長 ヘスス・トーレス 署の話では 警官が現場で― 202 00:17:34,800 --> 00:17:36,360 署の話では 警官が現場で― 203 00:17:36,640 --> 00:17:39,040 数体の死体を発見 204 00:17:39,120 --> 00:17:42,760 殺人課の刑事を 要請したとのこと 205 00:17:46,000 --> 00:17:46,960 ここです 206 00:17:51,600 --> 00:17:53,120 既に現場には 207 00:17:53,200 --> 00:17:56,160 パトカー数台がいました 208 00:17:56,240 --> 00:17:58,760 最初に到着した警官に 209 00:17:58,840 --> 00:18:01,960 家の中で何を見たか 聞きました 210 00:18:02,040 --> 00:18:03,400 〝1991年1月18日 午後 11時40分〞 211 00:18:03,480 --> 00:18:06,080 そして 家の中に入りました 212 00:18:11,560 --> 00:18:17,440 3人は非常に残忍な方法で 殺害されていました 213 00:18:17,640 --> 00:18:22,320 頭部や胴体は砕かれ 引き裂かれており 214 00:18:22,400 --> 00:18:27,800 想像を絶する残忍性が そこから見て取れました 215 00:18:29,000 --> 00:18:30,000 1991年1月19日 午前12時4分 216 00:18:30,000 --> 00:18:32,960 1991年1月19日 午前12時4分 睡眠中に襲われたのです 217 00:18:34,440 --> 00:18:36,840 最年少の被害者は14歳 218 00:18:37,840 --> 00:18:39,960 自分の命を守ろうと― 219 00:18:40,680 --> 00:18:45,200 抵抗した痕跡が 部屋に残されていました 220 00:18:47,480 --> 00:18:50,760 残りの2人は 睡眠中に殺害 221 00:18:55,040 --> 00:18:57,000 まだ あります 222 00:18:57,600 --> 00:19:01,640 家主が殺害された 主寝室にある― 223 00:19:01,720 --> 00:19:02,120 1991年1月18日 午後11時53分 224 00:19:02,120 --> 00:19:06,080 1991年1月18日 午後11時53分 十字架像が 逆さまだったのです 225 00:19:08,040 --> 00:19:11,680 犯人の仕業だとしたら 悪魔崇拝の印か? 226 00:19:11,760 --> 00:19:16,680 それとも 単なる いたずらか? 227 00:19:16,760 --> 00:19:18,840 “ジェームズ・スマイリー” 228 00:19:18,920 --> 00:19:20,960 〝逆さまの十字架〞 229 00:19:21,040 --> 00:19:25,560 家には押し入られた形跡が ありませんでした 230 00:19:25,640 --> 00:19:27,080 〝玄関は無傷〞 231 00:19:27,160 --> 00:19:32,520 つまり犯人は合鍵を使い 家の中に入ったのです 232 00:19:32,800 --> 00:19:37,000 殺人の大半は 身近な人物が犯人です 233 00:19:37,880 --> 00:19:40,960 ミゲル・マルティネスは 234 00:19:41,040 --> 00:19:46,560 家主のスマイリー氏の下で 働いていました 235 00:19:47,880 --> 00:19:51,160 もう1人はミゲル・ベネガス 236 00:19:52,360 --> 00:19:55,840 殺人事件の犯人は この2人です 237 00:19:57,240 --> 00:19:59,560 もう1人の友人は 238 00:19:59,640 --> 00:20:04,600 2人が殺害に使用した凶器を 提供しました 239 00:20:06,440 --> 00:20:09,520 これは大きな問題でした 240 00:20:10,960 --> 00:20:14,680 彼の父親は 裁判官だったのです 241 00:20:31,640 --> 00:20:34,680 私はマヌエル・フローレス 242 00:20:39,000 --> 00:20:41,400 “立ち入り禁止” 243 00:20:41,480 --> 00:20:44,720 1975年に弁護士になった 244 00:20:46,200 --> 00:20:50,800 地方で20年 州で4年 裁判官を務めた 245 00:20:53,840 --> 00:20:59,640 法廷で審理するような事件に 個人的に向き合うとは 246 00:20:59,720 --> 00:21:02,400 夢にも思わなかったよ 247 00:21:05,560 --> 00:21:07,560 マイロ・フローレスは 248 00:21:07,640 --> 00:21:10,520 当番組の取材を拒否 249 00:21:10,600 --> 00:21:15,120 代わりに彼の父親が 取材に応じてくれた 250 00:21:21,320 --> 00:21:25,080 朝 仕事に 行こうとしてた時に 251 00:21:25,160 --> 00:21:29,320 マイロの父親 フローレス裁判官 警官が 2人やって来た 252 00:21:29,320 --> 00:21:29,720 警官が 2人やって来た 253 00:21:30,680 --> 00:21:33,000 斧が使われた 殺人事件のことを 254 00:21:33,080 --> 00:21:35,360 知ってるかと聞かれた 255 00:21:35,440 --> 00:21:39,160 凶器がこの家に あると言うんだ 256 00:21:40,160 --> 00:21:42,600 ショックだったよ 257 00:21:43,160 --> 00:21:48,640 息子に 何か知ってるかと 尋ねてみたら 258 00:21:48,920 --> 00:21:51,960 人に貸したと彼は答えた 259 00:21:52,120 --> 00:21:58,400 元の場所に戻したと 言うので 取りに行かせた 260 00:22:01,480 --> 00:22:04,920 警官に渡し 何も聞かれなかった 261 00:22:06,040 --> 00:22:09,280 さあ おいで クリスタル 262 00:22:12,400 --> 00:22:17,760 そして 確か トーレスという名前の刑事が 263 00:22:17,840 --> 00:22:20,560 息子と話したいと言った 264 00:22:22,120 --> 00:22:26,680 息子が事件に 関わってるかと思うと 265 00:22:26,760 --> 00:22:28,880 恐ろしくなったよ 266 00:22:30,120 --> 00:22:36,080 息子はマルティネスと一緒に 部屋にいたと話してた 267 00:22:36,160 --> 00:22:40,000 ベネガスも その場にいたそうだ 268 00:22:40,080 --> 00:22:44,280 理由はよく知らないが その2人と― 269 00:22:45,200 --> 00:22:48,560 家を荒らす話をしてたらしい 270 00:22:49,600 --> 00:22:51,600 悪いヤツのことを 271 00:22:51,680 --> 00:22:54,800 戒める計画だったようだ 272 00:22:59,600 --> 00:23:02,200 警官が息子に聞いた 273 00:23:02,280 --> 00:23:05,240 なぜその時に ナイフや― 274 00:23:05,320 --> 00:23:11,720 車庫にあった斧を 友人に渡したのかとね 275 00:23:13,840 --> 00:23:17,400 彼らは銃を望んだが 断ったらしい 276 00:23:19,480 --> 00:23:22,080 家を荒らすだけだと 277 00:23:22,160 --> 00:23:23,760 思ってたからだ 278 00:23:25,640 --> 00:23:27,440 彼らの様子は 279 00:23:27,520 --> 00:23:30,240 かなり異様だったそうだ 280 00:23:31,920 --> 00:23:35,320 息子は銃を渡すこともできた 281 00:23:35,400 --> 00:23:39,560 でもウソをついて ごまかしたんだよ 282 00:23:39,640 --> 00:23:43,040 銃を渡さずに済むようにね 283 00:23:45,160 --> 00:23:49,760 優しい子だから 人が傷つくことは望まない 284 00:23:52,960 --> 00:23:56,640 真相は既に明らかだと 刑事は言った 285 00:23:56,720 --> 00:23:59,120 他の2人の少年が 286 00:23:59,200 --> 00:24:02,640 全て自白したと話してたよ 287 00:24:02,720 --> 00:24:05,000 状況から判断しても 288 00:24:05,080 --> 00:24:08,320 息子は事件に関わってない 289 00:24:09,400 --> 00:24:11,080 家にいたんだ 290 00:24:11,240 --> 00:24:16,680 彼らは当初 殺人など 考えてなかったらしい 291 00:24:17,040 --> 00:24:21,880 家に入った後に ベネガスが思いついたのさ 292 00:24:21,960 --> 00:24:24,280 住人は眠ってた 293 00:24:24,360 --> 00:24:25,520 そして 294 00:24:25,600 --> 00:24:30,360 ベネガスが“彼らの 魂を奪おう”と言ったんだ 295 00:24:32,560 --> 00:24:35,280 事件の後も大変だったよ 296 00:24:35,560 --> 00:24:40,480 あの夜 うちから2人を 車で送って行ったのが 297 00:24:40,560 --> 00:24:43,440 息子本人だったのだから 298 00:24:43,520 --> 00:24:45,440 事件現場までね 299 00:24:47,320 --> 00:24:51,680 それが新聞に載り 私たちは苦しんだよ 300 00:24:52,000 --> 00:24:58,480 息子が起訴を免れたのは 私が権力を行使したからと 301 00:24:58,560 --> 00:25:00,360 うわさが流れた 302 00:25:00,440 --> 00:25:02,880 全くの でたらめだ 303 00:25:04,720 --> 00:25:10,560 いっそ 息子が起訴されて 無実を証明できた方が 304 00:25:10,640 --> 00:25:13,640 よかったのかもしれない 305 00:25:14,760 --> 00:25:17,720 本当に無実なのだから 306 00:25:19,880 --> 00:25:22,080 これ以上 息子には 307 00:25:22,160 --> 00:25:24,320 関わらせたくない 308 00:25:24,400 --> 00:25:29,720 事件のあった1991年から 苦しみ続けてるんだ 309 00:25:30,200 --> 00:25:33,880 早く穏やかに暮らせることを 310 00:25:33,960 --> 00:25:35,640 心から願ってる 311 00:25:40,680 --> 00:25:44,680 “米国裁判所” 312 00:25:51,160 --> 00:25:53,240 第一報を受けたら 313 00:25:54,440 --> 00:25:59,200 現場へ行き 証拠を集める 314 00:25:59,520 --> 00:26:02,360 事件現場の捜査を ゼロから始めるんだ 315 00:26:06,960 --> 00:26:10,560 ヘイルはラレドの検察局で 316 00:26:10,640 --> 00:26:13,840 約50年 捜査官を務めている 317 00:26:15,400 --> 00:26:17,920 マルティネスの起訴案件の 318 00:26:18,000 --> 00:26:20,480 捜査主任だった 319 00:26:27,200 --> 00:26:29,440 これが凶器だ 320 00:26:29,520 --> 00:26:31,360 “証拠品袋” 321 00:26:40,360 --> 00:26:42,240 斧が届いたぞ 322 00:26:45,400 --> 00:26:49,640 これが事件で 使われた最重要凶器だ 323 00:26:54,360 --> 00:26:57,120 これで殴られたら 頭蓋骨(ずがいこつ)は割れる 324 00:26:57,120 --> 00:27:00,160 これで殴られたら 頭蓋骨(ずがいこつ)は割れる 検察局 捜査主任 O・J・ヘイル 325 00:27:00,160 --> 00:27:00,240 検察局 捜査主任 O・J・ヘイル 326 00:27:00,240 --> 00:27:01,680 検察局 捜査主任 O・J・ヘイル まさにこれが 命を奪った凶器だ 327 00:27:01,680 --> 00:27:05,480 まさにこれが 命を奪った凶器だ 328 00:27:06,400 --> 00:27:10,480 よほど強い思いがないと できない 329 00:27:11,120 --> 00:27:13,960 俺には理解し難いよ 330 00:27:14,040 --> 00:27:18,720 人を殺しては 次の部屋へ移動して 331 00:27:18,800 --> 00:27:22,880 さらに人を 殺し続けたんだからね 332 00:27:23,560 --> 00:27:26,960 犯人は 頭がイカれてたから― 333 00:27:29,080 --> 00:27:31,920 残忍な犯行を重ねた 334 00:27:35,000 --> 00:27:38,360 主犯の男には “魂を奪え”という― 悪魔の声が聞こえてたらしい 335 00:27:43,440 --> 00:27:46,800 悪魔の登場は不可解だが 336 00:27:47,720 --> 00:27:51,920 ドラッグに誘発された 可能性がある 337 00:27:52,000 --> 00:27:55,240 彼らはドラッグをヤッてた 338 00:27:55,760 --> 00:27:59,560 そのせいで 気分がハイになり 339 00:28:00,440 --> 00:28:05,560 幻聴が起きて 悪魔の声が聞こえたんだろう 340 00:28:05,640 --> 00:28:07,320 本当のことは 341 00:28:07,680 --> 00:28:12,000 本人に聞いてみないと 分からないがね 342 00:28:14,720 --> 00:28:19,520 もし神が悪魔の存在を 肯定するならば 343 00:28:19,600 --> 00:28:21,800 悪魔は存在する 344 00:28:24,280 --> 00:28:29,120 ベネガスは16歳だったため 死刑を免れた 345 00:28:31,120 --> 00:28:36,640 その代わりに 41年間の実刑判決を受けた 346 00:28:38,240 --> 00:28:41,200 法廷で証言することも 事件を語る機会もなかった 347 00:28:45,960 --> 00:28:48,520 “テキサス州刑事司法局” 348 00:28:48,600 --> 00:28:50,280 “コフィールド刑務所” 349 00:28:50,360 --> 00:28:52,440 “マイケル刑務所” 350 00:28:54,120 --> 00:28:57,280 このことは もう誰にも― 351 00:28:58,280 --> 00:29:00,760 話さないつもりだった 352 00:29:02,360 --> 00:29:05,520 仮釈放に影響するからね 353 00:29:07,600 --> 00:29:13,360 奇妙な考えを持ち始めたのは 俺が7歳か8歳の頃だ 354 00:29:13,840 --> 00:29:14,760 ミゲル・ベネガス 355 00:29:14,760 --> 00:29:16,680 ミゲル・ベネガス 自分のことを― 356 00:29:16,680 --> 00:29:18,360 ミゲル・ベネガス 357 00:29:19,080 --> 00:29:21,720 悪魔の子だと思ってた 358 00:29:22,960 --> 00:29:26,440 昔住んでたメキシコの町に 359 00:29:26,520 --> 00:29:29,600 クロゴケグモが数多くいた 360 00:29:29,880 --> 00:29:32,600 自分が悪魔の子ならば 361 00:29:32,680 --> 00:29:34,680 かまれないと思った 362 00:29:35,080 --> 00:29:41,120 ある時 俺は瓶いっぱいに クロゴケグモを入れて 363 00:29:41,200 --> 00:29:44,280 友人の前に裸で横たわった 364 00:29:44,360 --> 00:29:50,600 そして 瓶からクモを出して 胸の上に置いてみせた 365 00:29:50,840 --> 00:29:54,000 全然かまれなかったから 366 00:29:54,080 --> 00:29:58,040 自分は悪魔の子だと 確信したんだ 367 00:29:59,120 --> 00:30:01,640 時々そんな風に― 368 00:30:03,400 --> 00:30:05,600 考えるようになった 369 00:30:06,320 --> 00:30:11,760 ベネガスは13歳の時 テキサスに引っ越して来た 370 00:30:12,840 --> 00:30:18,080 マルティネスとは 高校2年の授業で出会った 371 00:30:19,400 --> 00:30:22,960 マイロのことは知らなかった 372 00:30:25,760 --> 00:30:27,160 あの夜― 373 00:30:28,640 --> 00:30:30,720 ドラッグをヤってた 374 00:30:34,760 --> 00:30:38,280 その時 マイロが言った 375 00:30:38,680 --> 00:30:41,120 “いつも俺が分けてる” 376 00:30:41,920 --> 00:30:43,120 そうさ 377 00:30:43,440 --> 00:30:46,480 ヤツだけが金を持ってた 378 00:30:47,640 --> 00:30:50,720 そんな扱いはゴメンだ 379 00:30:50,800 --> 00:30:55,720 人にねだって 何かをもらうなんて 380 00:30:56,360 --> 00:30:58,400 だからこう言った 381 00:30:59,800 --> 00:31:03,760 “どうすりゃいい? 金がないんだ” 382 00:31:05,000 --> 00:31:09,040 マルティネスは あの家の鍵を持ってた 383 00:31:09,720 --> 00:31:13,960 それで あの2人が 盗みを思いついた 384 00:31:14,240 --> 00:31:18,080 家主はマルティネスの 知り合いで― 385 00:31:18,920 --> 00:31:21,800 金を持ってるらしかった 386 00:31:23,760 --> 00:31:27,640 “いい思いつきだ”と 俺は言って― 387 00:31:29,440 --> 00:31:32,640 “どうやって脅す?” と聞いた 388 00:31:33,440 --> 00:31:37,960 マイロが“銃がある” と言うから― 389 00:31:39,760 --> 00:31:41,960 俺はやる気になった 390 00:31:42,040 --> 00:31:45,320 “早速やろう”と言ったんだ 391 00:31:47,920 --> 00:31:52,640 マイロは“待て”と言い どこかへ行った 392 00:31:52,720 --> 00:31:58,120 戻ると“父親が銃をしまって 鍵をかけてる”と言う 393 00:31:59,520 --> 00:32:04,600 “ならお前のナイフを貸せ” と俺は言った 394 00:32:04,680 --> 00:32:07,440 いつも研いでたからな 395 00:32:08,920 --> 00:32:09,840 借りたよ 396 00:32:11,040 --> 00:32:14,200 次は車庫だ 案内させた 397 00:32:15,160 --> 00:32:21,360 物色して斧が見つかった バットもあった 398 00:32:23,360 --> 00:32:26,360 “これも借りる”と言った 399 00:32:27,720 --> 00:32:29,200 こうも言った 400 00:32:30,240 --> 00:32:32,840 “いっそ殺すか?” 401 00:32:36,080 --> 00:32:38,120 “無理だ”と言われた 402 00:32:40,200 --> 00:32:43,840 俺にはマチスタ文化が 根づいてる 403 00:32:45,000 --> 00:32:46,600 殺(や)れる男なんだ 404 00:33:01,520 --> 00:33:05,960 その日の昼間は 幻覚剤をヤってた 405 00:33:09,680 --> 00:33:13,160 幻覚剤に コカインを混ぜた 406 00:33:14,840 --> 00:33:19,640 でも 自分の行動は 把握できる状態だった 407 00:33:22,720 --> 00:33:26,200 マイロが 俺たちを降ろした後― 408 00:33:27,120 --> 00:33:28,880 家へ向かった 409 00:33:31,160 --> 00:33:33,720 窓からのぞくと 410 00:33:33,800 --> 00:33:35,600 家の中に3人がいた 411 00:33:38,480 --> 00:33:40,360 予定外だった 412 00:33:43,320 --> 00:33:45,080 ヤツは“帰ろう”と言ったが 413 00:33:45,440 --> 00:33:47,280 俺は“もう引けない”と 414 00:33:49,360 --> 00:33:53,440 俺は3人を 殺さなければと思った 415 00:33:56,640 --> 00:34:00,800 その時 昔見たクモを 思い出したんだ 416 00:34:04,400 --> 00:34:06,000 お告げと感じた 417 00:34:07,440 --> 00:34:11,680 俺は言った “悪魔が魂を欲してる” 418 00:34:14,639 --> 00:34:19,999 俺たちは ソファで 寝ていた男に近づいた 419 00:34:23,080 --> 00:34:24,240 斧を握った 420 00:34:28,000 --> 00:34:29,760 こんな感じで… 421 00:34:31,400 --> 00:34:35,040 どうするか考えつつ ハイになってた 422 00:34:37,320 --> 00:34:40,840 同時に自分を奮い立たせた 423 00:34:44,080 --> 00:34:45,520 男が目を開け― 424 00:34:48,639 --> 00:34:50,519 こっちを見た 425 00:34:54,440 --> 00:34:56,320 だが また眠った 426 00:34:58,480 --> 00:35:02,320 俺は思った “悪魔が後押ししてる” 427 00:35:03,320 --> 00:35:05,560 そう確信したんだ 428 00:35:07,720 --> 00:35:09,680 斧を振り下ろした 429 00:35:13,920 --> 00:35:14,960 その後― 430 00:35:16,560 --> 00:35:19,600 斧を抜いたかは覚えてない 431 00:35:19,880 --> 00:35:24,640 次は ナイフで 男の胸を何度も刺してた 432 00:35:29,680 --> 00:35:32,840 ヤツも1度だけ刺したと言う 433 00:35:32,920 --> 00:35:34,800 覚えてないよ 434 00:35:34,960 --> 00:35:37,440 ヤツが何回刺したかは 435 00:35:37,520 --> 00:35:40,080 俺は他のこと考えてた 436 00:35:40,240 --> 00:35:42,960 “逃げなきゃならない” 437 00:35:44,280 --> 00:35:46,720 “殺して逃げるんだ” 438 00:35:47,520 --> 00:35:48,840 そう思ってた 439 00:35:53,200 --> 00:35:57,600 少しの間に マルティネスは消えてた 440 00:36:00,360 --> 00:36:03,720 外で吐いてたらしい 441 00:36:03,960 --> 00:36:08,600 戻るとヤツは言った “こんなことゴメンだ” 442 00:36:08,680 --> 00:36:15,280 俺はヤツに言った “終わるまでここを出るな” 443 00:36:15,360 --> 00:36:17,000 “悪魔に殺されるぞ” 444 00:36:18,600 --> 00:36:20,760 俺はそう思ってた 445 00:36:20,840 --> 00:36:24,040 本当にそう信じてたんだ 446 00:36:25,840 --> 00:36:27,160 それから― 447 00:36:28,000 --> 00:36:33,160 マルティネスに言った “俺がヤるから隅にいろ” 448 00:36:38,320 --> 00:36:41,280 それでガキの所へ行った 449 00:36:41,360 --> 00:36:45,680 ガキと分かったのは 腹を刺し始めた時だ 450 00:36:46,120 --> 00:36:49,400 俺はそいつの声を聞いた 451 00:36:49,840 --> 00:36:52,680 “何だ お前!”ってな 452 00:36:53,880 --> 00:36:56,280 見たらガキだった 453 00:37:00,200 --> 00:37:03,240 隣の部屋では スマイリーが寝てた 454 00:37:03,920 --> 00:37:08,720 俺は ヤツの頭に 斧を振り下ろした 455 00:37:14,120 --> 00:37:15,360 これで全部だ 456 00:37:19,480 --> 00:37:23,320 金はなく テレビとビデオを奪った 457 00:37:23,400 --> 00:37:26,880 指輪とか金目のモノもだ 458 00:37:27,440 --> 00:37:30,400 十字架は逆さまにした 459 00:37:34,000 --> 00:37:35,040 車も盗んだ 460 00:37:35,520 --> 00:37:39,400 俺は満足だった 死なずにすんだから 461 00:37:40,640 --> 00:37:41,760 結局… 462 00:37:43,800 --> 00:37:47,080 それが殺した最大の理由だ 463 00:37:47,480 --> 00:37:49,640 理解できないか? 464 00:37:50,640 --> 00:37:52,000 でも真実だ 465 00:37:55,800 --> 00:37:58,920 俺は 確かに3人殺した 466 00:37:59,880 --> 00:38:01,360 ウソはつけない 467 00:38:01,800 --> 00:38:06,600 凶悪な罪を犯してないと 言う気はない 468 00:38:08,080 --> 00:38:12,760 懲役41年なんて 軽すぎる刑だと思う 469 00:38:15,000 --> 00:38:20,120 俺は言ったよ “恐らく俺は終身刑だろう” 470 00:38:21,400 --> 00:38:25,240 “たとえ終身刑でも まだ不十分な刑だ” 471 00:38:29,400 --> 00:38:33,960 自分でも分からない 明確なたくらみや― 目的があって あの家へ行ったのか 472 00:38:39,240 --> 00:38:42,280 誰が住んでいるか知ってた 473 00:38:42,880 --> 00:38:46,120 実は仕事を もらったこともある 474 00:38:46,280 --> 00:38:49,080 以前やったことと 同じはずだった 475 00:38:49,160 --> 00:38:52,680 留守の家に侵入して 何かを盗む 476 00:38:52,760 --> 00:38:57,720 でもベネガスは この家を― 477 00:38:57,800 --> 00:39:02,000 メチャメチャにしてやると 言い張った 478 00:39:03,000 --> 00:39:06,840 ヤツが言ってることなど 覚えてない 479 00:39:09,640 --> 00:39:12,600 自分に都合のいい記憶だろう 480 00:39:14,880 --> 00:39:18,080 ヤツをかばう気はない 481 00:39:18,920 --> 00:39:22,280 あの家に行くのを 思いついたのはヤツだ 482 00:39:22,680 --> 00:39:26,960 何をやるかも知ってた 俺たちは共犯さ 483 00:39:28,720 --> 00:39:30,880 ヤツが認めるか― 484 00:39:30,960 --> 00:39:35,120 “冗談だと思った”と 言うかは知らない 485 00:39:36,200 --> 00:39:38,160 だが やはり共犯だ 486 00:39:40,480 --> 00:39:43,040 ヤツは何も言わなかった 487 00:39:43,120 --> 00:39:48,280 スマイリーとの関係も 詳しくは聞いてない 488 00:39:49,040 --> 00:39:51,040 名前さえ黙ってた 489 00:39:53,160 --> 00:39:56,400 俺は聞いた “この男は誰だ?” 490 00:39:56,480 --> 00:40:01,160 “ただのホモだ” それがヤツの答えだった 491 00:40:02,600 --> 00:40:04,400 小児愛者さ 492 00:40:06,720 --> 00:40:10,400 最初の弁護士もそう言ってた 493 00:40:10,600 --> 00:40:13,760 “小児愛って?”と聞いたよ 494 00:40:15,200 --> 00:40:20,440 弁護士は 裁判で 証言する人々もいると言った 495 00:40:20,520 --> 00:40:23,480 スマイリーの被害者の親だ 496 00:40:25,800 --> 00:40:30,480 マルティネスが 何を話したか知らないが― 497 00:40:31,640 --> 00:40:35,280 ヤツは昔 あの男と住んでた 498 00:40:51,520 --> 00:40:53,000 ジョー・ルビオです 499 00:40:53,080 --> 00:40:55,960 地方検事を 20年 勤めました 500 00:40:56,040 --> 00:40:57,560 首席検事の私は 501 00:40:57,640 --> 00:41:01,520 死刑相当の殺人で マルティネスを起訴しました 502 00:41:05,520 --> 00:41:08,920 スマイリーを 取り巻くうわさは 503 00:41:09,000 --> 00:41:12,520 何一つ証拠が 出てきませんでした 504 00:41:14,800 --> 00:41:15,800 聴き取りの結果は むしろ逆でした 505 00:41:15,800 --> 00:41:18,120 聴き取りの結果は むしろ逆でした 元地方検事 ジョー・ルビオ 506 00:41:18,120 --> 00:41:19,880 元地方検事 ジョー・ルビオ 507 00:41:19,880 --> 00:41:20,480 元地方検事 ジョー・ルビオ スマイリーは 人格者として 508 00:41:20,480 --> 00:41:23,000 スマイリーは 人格者として 509 00:41:23,080 --> 00:41:25,760 誰からも信頼されていました 510 00:41:27,720 --> 00:41:30,920 彼をおとしめたい人物が いたのか 511 00:41:31,000 --> 00:41:33,320 私には分かりません 512 00:41:34,120 --> 00:41:35,920 うわさは残ったんです 513 00:41:37,960 --> 00:41:40,600 私が公平に述べるならば 514 00:41:40,680 --> 00:41:44,040 彼は不適切な行動は していません 515 00:41:44,120 --> 00:41:47,160 彼のうわさを裏付ける証拠は 516 00:41:47,240 --> 00:41:50,640 全く出てこないのですから 517 00:41:51,000 --> 00:41:55,720 確かなのは家族や教会に 尽くしたということです 518 00:42:05,080 --> 00:42:08,520 マルティネスに 死刑判決が下った時 519 00:42:10,360 --> 00:42:13,520 彼は最年少の被告人でした 520 00:42:15,120 --> 00:42:18,480 私は有罪の申し立てを 勧めました 521 00:42:18,680 --> 00:42:20,480 終身刑です 522 00:42:22,000 --> 00:42:25,200 しかしマルティネスは 裁判を求め 523 00:42:25,280 --> 00:42:27,560 死刑判決を受けたのです 524 00:42:28,360 --> 00:42:31,720 世界的な 死刑撲滅運動の流れを受け 2002年 死刑判決は 終身刑へ減刑された 525 00:42:36,520 --> 00:42:40,040 減刑により 様々な評価を受けました 526 00:42:42,000 --> 00:42:47,800 それでも死刑相当の判決を 勝ち取ったと考えています 527 00:42:47,960 --> 00:42:50,320 殺人の有罪判決です 528 00:42:51,040 --> 00:42:54,080 彼の死刑判決は 不公平でした 529 00:42:54,160 --> 00:42:58,760 事件の扇動者は さらに罪を背負うべきです 530 00:42:58,880 --> 00:43:01,560 でも法で死刑を免れたのです 531 00:43:01,640 --> 00:43:04,000 だから減刑は妥当でした 532 00:43:06,040 --> 00:43:08,960 あの2人が盗みを思いついた 533 00:43:09,920 --> 00:43:14,680 だから俺はこうも言った “いっそ殺すか?” 534 00:43:15,840 --> 00:43:17,640 “無理だ”と言われた 535 00:43:18,720 --> 00:43:22,240 俺にはマチスタ文化が 根づいてる 536 00:43:23,520 --> 00:43:25,360 殺(や)れる男なんだ 537 00:43:26,120 --> 00:43:27,080 〝陪審員室〞 538 00:43:27,080 --> 00:43:29,520 〝陪審員室〞 何が起こったのかを 推測したくはありません 539 00:43:29,520 --> 00:43:31,760 何が起こったのかを 推測したくはありません 540 00:43:32,160 --> 00:43:35,320 大切なのは事実関係なのです 541 00:43:35,840 --> 00:43:38,680 容疑者の信ぴょう性であり 542 00:43:38,760 --> 00:43:41,720 交友関係が何年あるのかです 543 00:43:42,720 --> 00:43:47,400 彼らは大量のドラッグを 摂取していました 544 00:43:47,480 --> 00:43:49,080 アルコールもです 545 00:43:49,160 --> 00:43:51,880 酒やドラッグを摂取した者は 546 00:43:51,960 --> 00:43:56,080 無意識に 話を大きく言いがちです 547 00:43:56,840 --> 00:44:00,280 彼らには 殺意があったでしょう 548 00:44:01,200 --> 00:44:04,200 ベネガスが“魂を奪え” と言った時です 549 00:44:04,960 --> 00:44:07,720 2人は家の中へ再び侵入し 550 00:44:07,800 --> 00:44:09,760 殺人を犯しました 551 00:44:09,840 --> 00:44:12,640 ここに殺人の意図を感じます 552 00:44:13,520 --> 00:44:18,680 フローレスの息子は 現場にいませんでした 553 00:44:20,240 --> 00:44:22,680 大陪審で陪審員たちは 554 00:44:23,440 --> 00:44:24,760 証拠を確認しました 555 00:44:25,000 --> 00:44:28,280 その結果 陪審員の判断は 556 00:44:28,360 --> 00:44:32,080 マイロが事件と無関係 ということです 557 00:44:34,720 --> 00:44:38,120 地元の警察とFBIも 証拠を確認し 558 00:44:38,560 --> 00:44:41,400 陪審員と同じ結論を 出しました 559 00:44:41,480 --> 00:44:45,920 異論は出なかったのです 560 00:44:53,920 --> 00:44:58,000 俺はこれまで マイロにも責任があると 561 00:44:58,520 --> 00:45:01,120 言った覚えはない 562 00:45:03,120 --> 00:45:06,680 だた俺が ヤツに対して思うのは― 563 00:45:08,200 --> 00:45:12,640 ヤツにも責任があるんだ ということだ 564 00:45:15,520 --> 00:45:18,880 初めて取材を受けた 90日後に マルティネスは 再び取材を受け入れた 565 00:45:26,520 --> 00:45:31,520 俺は終身刑なのに マイロは無罪だなんて 566 00:45:33,200 --> 00:45:37,320 俺は公平な裁きを してほしいんだ 567 00:45:38,120 --> 00:45:43,760 つまり ヤツが負う責任と 俺が負う責任の取り方を 568 00:45:43,960 --> 00:45:46,360 同等にしてほしい 569 00:45:47,800 --> 00:45:52,040 ヤツと俺が受けた扱いの 不平等をなくし― 570 00:45:55,200 --> 00:45:58,080 ヤツと俺の罰を 同じにしてほしい 571 00:45:59,200 --> 00:46:00,960 俺の望みは― 572 00:46:03,840 --> 00:46:05,240 公平な裁きだ 573 00:46:10,240 --> 00:46:13,560 自分に都合のいい記憶だろう 574 00:46:15,800 --> 00:46:20,160 その日の昼間は 幻覚剤をヤってた 575 00:46:20,720 --> 00:46:25,560 でも 自分の行動は 把握できる状態だった 576 00:46:27,600 --> 00:46:29,600 俺は3人殺した 577 00:46:29,680 --> 00:46:33,240 それは事実だ ウソはつけない 578 00:46:33,920 --> 00:46:38,640 凶悪な罪を犯してないと 言う気はない 懲役41年なんて 軽すぎる刑だと思う 579 00:46:47,640 --> 00:46:51,160 これは俺には少し意外だね 580 00:46:52,600 --> 00:46:55,520 ヤツが取材に応じたなんて 581 00:46:55,600 --> 00:46:57,880 俺には驚きだよ 582 00:46:59,960 --> 00:47:06,080 あなたは ベネガスが罪を 認める場を得たと言った 583 00:47:07,640 --> 00:47:11,760 現在 ヤツは懲役41年を 言い渡されたが 584 00:47:12,120 --> 00:47:16,200 以前のヤツは 一切罪を認めず 585 00:47:16,280 --> 00:47:18,760 事件のことは語らなかった 586 00:47:23,560 --> 00:47:26,400 懲役41年なんて 納得できない 587 00:47:28,160 --> 00:47:31,640 俺は違う 終身刑は俺だけだ 588 00:47:32,360 --> 00:47:35,960 俺が何と言おうと どう考えようと 589 00:47:36,040 --> 00:47:39,840 俺の現実は 一生 刑務所暮らしだ 590 00:47:39,920 --> 00:47:45,200 俺の心を開かせようとしても 現実は変わらない 591 00:47:45,920 --> 00:47:50,120 あなたの質問全てに 答えることはできない 592 00:47:52,320 --> 00:47:56,760 話すことで俺の苦悩は 一時的に発散される 593 00:47:56,840 --> 00:47:58,000 それでも 594 00:47:58,080 --> 00:48:01,160 終身刑からは逃れられない 595 00:48:03,280 --> 00:48:06,160 あの2人が 盗みを思いついた 596 00:48:06,440 --> 00:48:09,400 家主はマルティネスの 知り合いで― 597 00:48:10,480 --> 00:48:13,200 金を持ってるらしかった 598 00:48:14,280 --> 00:48:15,840 これはウソだ 599 00:48:16,800 --> 00:48:22,200 彼は何も覚えていないのか ウソをついているんだ 600 00:48:23,480 --> 00:48:27,840 だから俺はこうも言った “いっそ殺すか?” 601 00:48:29,880 --> 00:48:31,680 “無理だ”と言われた 602 00:48:32,760 --> 00:48:36,640 俺にはマチスタ文化が 根づいてる 603 00:48:37,520 --> 00:48:39,120 殺(や)れる男なんだ 604 00:48:40,680 --> 00:48:44,120 どこから話せばいいのかな 605 00:48:47,480 --> 00:48:49,720 正解は分からない 606 00:48:50,120 --> 00:48:54,880 やり取りは覚えてないし 俺は正気じゃなかった 607 00:48:54,960 --> 00:48:57,240 そんな人間の 608 00:48:58,000 --> 00:49:02,160 記憶をたどることは 道理に合わない 609 00:49:03,960 --> 00:49:05,520 だから― 610 00:49:08,320 --> 00:49:12,920 俺には殺害する動機を 説明できないんだ 611 00:49:14,480 --> 00:49:16,920 ベネガスとマイロなら可能だ 612 00:49:17,920 --> 00:49:22,560 事件から 25年も27年も経ってから 613 00:49:22,640 --> 00:49:28,040 自分が発した言葉を 思い返すことはできるだろう 614 00:49:30,760 --> 00:49:34,480 しかし 完全な真実は 導けない 615 00:49:34,680 --> 00:49:37,280 痛みを伴う真実を― 616 00:49:38,960 --> 00:49:41,600 認めない人がいるからね 617 00:49:42,480 --> 00:49:44,360 これが現実の人生だ 618 00:49:46,880 --> 00:49:50,320 家を荒らす話をしてたらしい 619 00:49:51,280 --> 00:49:53,520 悪いヤツのことを 620 00:49:53,600 --> 00:49:56,240 戒める計画だったようだ 621 00:49:58,400 --> 00:50:00,000 何のことだ? 622 00:50:10,120 --> 00:50:12,520 何を意味するかは明白だろう 623 00:50:16,160 --> 00:50:18,720 問題は“悪い”の意味だ 624 00:50:24,200 --> 00:50:26,360 俺の中で未だに 625 00:50:27,200 --> 00:50:31,680 完璧に解決できていない ことがいくつかある 626 00:50:33,600 --> 00:50:39,440 俺は前に進むために それを乗り越えようとした 627 00:50:40,200 --> 00:50:42,640 決してそのことが― 628 00:50:45,640 --> 00:50:48,360 俺の重荷にならないためだ 629 00:50:51,720 --> 00:50:57,160 未だに長い鎖のついた碇(いかり)が 首に巻き付いている気分さ 630 00:51:01,840 --> 00:51:04,320 長い年月をかけて― 631 00:51:06,160 --> 00:51:09,240 俺は乗り越えようとしてきた 632 00:51:10,680 --> 00:51:18,400 自分自身のことはきっぱりと 脇に置いて じっくり考えた 633 00:51:19,200 --> 00:51:24,200 俺が巻き込んでしまった 被害者のことだ 634 00:51:25,880 --> 00:51:28,800 俺への処罰は全て受け入れる 635 00:51:34,000 --> 00:51:35,640 大したことじゃない 636 00:51:41,080 --> 00:51:43,480 俺は罪を償なっていく 637 00:51:49,080 --> 00:51:52,480 この死刑判決に関する 彼の考えを受けて マルティネスは2006年に 仮出所が認められた 638 00:51:57,480 --> 00:52:01,000 今まで仮出所委員会が 開かれる度に 639 00:52:01,080 --> 00:52:04,640 彼は重罪だとして 出席を拒否している