1 00:00:06,000 --> 00:00:08,960 ‎NETFLIX ‎オリジナルアニメシリーズ 2 00:00:18,240 --> 00:00:20,840 ‎真の姿 3 00:00:24,080 --> 00:00:28,800 ‎シェクスが人間の姿に ‎なれるのは‎― 4 00:00:28,880 --> 00:00:30,360 ‎一時的にだけだ 5 00:00:34,080 --> 00:00:37,840 ‎キルタシュがそうなら ‎気づいていたはず 6 00:00:39,240 --> 00:00:42,760 ‎奴がシェクスの姿に ‎なったのなら‎― 7 00:00:43,360 --> 00:00:45,320 ‎なぜ逃げられた? 8 00:00:48,880 --> 00:00:50,360 ‎ビクトリアだ 9 00:00:50,440 --> 00:00:52,800 ‎彼女のことは殺さない 10 00:00:52,880 --> 00:00:57,160 ‎奴は一瞬で人間の姿に戻り ‎去ってった 11 00:00:57,760 --> 00:00:59,040 ‎不可解だよ 12 00:00:59,120 --> 00:01:01,200 ‎奴はなぜ彼女を守る? 13 00:01:01,320 --> 00:01:03,920 ‎彼女に好意を持ってるのか? 14 00:01:04,000 --> 00:01:05,680 ‎それはあり得ない 15 00:01:06,320 --> 00:01:08,960 ‎怪物は愛することができない 16 00:01:10,720 --> 00:01:13,160 ‎でも奴の一部は人間かも 17 00:01:13,920 --> 00:01:16,400 ‎だから彼女が恋に落ちた 18 00:01:19,440 --> 00:01:20,680 ‎恋に? 19 00:01:21,360 --> 00:01:22,320 ‎そうかな 20 00:01:22,960 --> 00:01:26,040 ‎催眠術でもかけたんだろ 21 00:01:26,120 --> 00:01:30,200 ‎気丈な彼女が ‎だまされるなんて意外だ 22 00:01:31,920 --> 00:01:33,800 ‎仕方がなかったんだ 23 00:01:33,880 --> 00:01:34,960 ‎どう思う? 24 00:01:36,080 --> 00:01:38,040 ‎キルタシュを嫌ってるし 25 00:01:43,800 --> 00:01:45,040 ‎どうしたの? 26 00:01:45,120 --> 00:01:47,880 ‎キルタシュがシェクスなら‎― 27 00:01:48,000 --> 00:01:50,240 ‎俺たちに勝ち目はない 28 00:01:56,200 --> 00:01:57,040 ‎やあ 29 00:01:58,000 --> 00:01:59,320 ‎気分はどう? 30 00:01:59,800 --> 00:02:01,480 ‎私はバカだったわ 31 00:02:05,280 --> 00:02:06,320 ‎仕方ないよ 32 00:02:06,760 --> 00:02:08,440 ‎奴にだまされた 33 00:02:09,480 --> 00:02:13,200 ‎彼が何者なのか ‎分かってたのに… 34 00:02:13,920 --> 00:02:15,480 ‎シェクスだとは? 35 00:02:16,280 --> 00:02:17,560 ‎知らなかった 36 00:02:17,920 --> 00:02:18,880 ‎彼は… 37 00:02:20,480 --> 00:02:22,320 ‎アシュランの息子よ 38 00:02:23,120 --> 00:02:24,520 ‎息子だって? 39 00:02:24,880 --> 00:02:26,080 ‎あり得ないよ 40 00:02:26,800 --> 00:02:28,200 ‎アシュランは人間だ 41 00:02:28,720 --> 00:02:31,800 ‎でも キルタシュは ‎人間じゃない 42 00:02:32,800 --> 00:02:35,160 ‎彼に好かれてると思ったの 43 00:02:35,640 --> 00:02:37,840 ‎でも違ったのかも 44 00:02:37,920 --> 00:02:38,800 ‎君は? 45 00:02:40,040 --> 00:02:42,080 ‎奴に心を引かれたの? 46 00:02:44,200 --> 00:02:46,840 ‎好きだと思った ‎ごめんなさい 47 00:02:48,520 --> 00:02:49,520 ‎いいんだ 48 00:02:50,240 --> 00:02:52,040 ‎誰でも過ちはある 49 00:02:53,400 --> 00:02:54,960 ‎怒ってない? 50 00:02:56,080 --> 00:02:57,280 ‎怒れないよ 51 00:02:58,040 --> 00:02:59,640 ‎君は命の恩人だ 52 00:03:01,080 --> 00:03:03,080 ‎でも私は過ちを犯した 53 00:03:03,480 --> 00:03:05,480 ‎それに助けるのは当然 54 00:03:07,480 --> 00:03:09,920 ‎私を裏切者だと思ってる? 55 00:03:11,680 --> 00:03:12,560 ‎いや 56 00:03:15,240 --> 00:03:16,080 ‎僕は… 57 00:03:17,960 --> 00:03:19,720 ‎嫉妬してるんだよ 58 00:03:21,040 --> 00:03:22,320 ‎ものすごくね 59 00:03:23,880 --> 00:03:26,000 ‎今 何て言った? 60 00:03:27,520 --> 00:03:30,080 ‎僕が腹を立てる資格はない 61 00:03:30,360 --> 00:03:33,080 ‎君の人生だからね 62 00:03:33,160 --> 00:03:34,160 ‎それに… 63 00:03:34,600 --> 00:03:35,600 ‎君と僕は… 64 00:03:36,120 --> 00:03:37,520 ‎ただの友達 65 00:03:38,160 --> 00:03:39,200 ‎だよね? 66 00:03:41,560 --> 00:03:42,720 ‎とにかく… 67 00:03:43,160 --> 00:03:46,920 ‎もっと早く気持ちを ‎伝えるべきだった 68 00:03:47,560 --> 00:03:49,120 ‎チャンスはあった 69 00:03:49,560 --> 00:03:51,040 ‎でも逃したんだ 70 00:03:51,800 --> 00:03:52,880 ‎僕は去った 71 00:03:53,480 --> 00:03:56,200 ‎僕が子供だったから ‎逃げたんだ 72 00:03:57,520 --> 00:03:59,040 ‎もう手遅れだね 73 00:03:59,640 --> 00:04:03,000 ‎キルタシュは敵であり‎― 74 00:04:03,840 --> 00:04:05,080 ‎殺人犯だ 75 00:04:05,720 --> 00:04:07,880 ‎しかも きっとヘビだ 76 00:04:08,720 --> 00:04:10,520 ‎僕は奴が嫌いだ! 77 00:04:10,600 --> 00:04:13,000 ‎全身で奴を嫌ってる! 78 00:04:16,040 --> 00:04:19,200 ‎でもその気持ちより ‎君の方が大事だ 79 00:04:19,960 --> 00:04:22,640 ‎何より君に無事でいてほしい 80 00:04:23,320 --> 00:04:26,600 ‎君が奴を好きだったことは‎― 81 00:04:27,440 --> 00:04:29,040 ‎もういいんだ 82 00:04:29,880 --> 00:04:33,440 ‎でも 君を利用し ‎苦しめたのはひどい 83 00:04:33,680 --> 00:04:35,960 ‎奴に対して腹を立ててる 84 00:04:36,520 --> 00:04:37,600 ‎君にじゃない 85 00:04:39,760 --> 00:04:41,920 ‎まあ それだけだ 86 00:04:43,080 --> 00:04:44,160 ‎伝えたよ 87 00:04:47,480 --> 00:04:48,360 ‎ジャック 88 00:04:53,320 --> 00:04:57,120 ‎私の本当の気持ちを ‎伝えられたらいいのに 89 00:04:58,720 --> 00:05:01,080 ‎自分でも混乱してるの 90 00:05:03,400 --> 00:05:05,560 ‎奴に恋をしたんだね 91 00:05:06,520 --> 00:05:07,840 ‎幻想じゃない 92 00:05:10,080 --> 00:05:11,240 ‎分かる? 93 00:05:11,800 --> 00:05:13,800 ‎私はひどい人間なの 94 00:05:14,640 --> 00:05:17,440 ‎そんなことない ビクトリア 95 00:05:17,520 --> 00:05:18,360 ‎僕は… 96 00:05:20,800 --> 00:05:21,960 ‎行かなきゃ 97 00:05:22,040 --> 00:05:23,600 ‎8時から授業が 98 00:05:23,680 --> 00:05:25,200 ‎寝てないのに 99 00:05:25,920 --> 00:05:28,040 ‎それでも行くの? 100 00:05:28,840 --> 00:05:31,240 ‎祖母に怪しまれるから 101 00:05:32,360 --> 00:05:34,800 ‎行って 僕はここで待つ 102 00:05:35,440 --> 00:05:37,000 ‎君が戻るまでね 103 00:05:57,200 --> 00:05:58,480 ‎おはよう 104 00:05:59,640 --> 00:06:01,600 ‎おはよう ビクトリア 105 00:06:03,760 --> 00:06:06,320 ‎昨晩 何があったか聞いた? 106 00:06:06,400 --> 00:06:09,240 ‎森で火事があったようね 107 00:06:09,320 --> 00:06:12,760 ‎すぐに消防士が ‎消火したけどね 108 00:06:12,840 --> 00:06:13,880 ‎あら 109 00:06:13,960 --> 00:06:16,200 ‎木が燃えてないか心配ね 110 00:06:25,760 --> 00:06:27,880 ‎顔色が悪いけど大丈夫? 111 00:06:27,960 --> 00:06:29,200 ‎眠れなくて 112 00:06:29,280 --> 00:06:30,280 ‎あら そう 113 00:06:31,520 --> 00:06:34,200 ‎好きな人とはどうなの? 114 00:06:34,960 --> 00:06:36,320 ‎そんな人いない 115 00:06:39,880 --> 00:06:42,360 ‎分かった お見通しなのね 116 00:06:42,920 --> 00:06:45,240 ‎好きな人がいたけど‎― 117 00:06:45,320 --> 00:06:48,640 ‎彼の本性を知って ‎いやになったの 118 00:06:49,520 --> 00:06:53,200 ‎彼に振られて 失恋したの? 119 00:06:54,600 --> 00:06:56,560 ‎私が彼を振ったの 120 00:06:57,240 --> 00:06:59,520 ‎彼が失恋したのね 121 00:07:00,120 --> 00:07:00,960 ‎え? 122 00:07:01,440 --> 00:07:04,480 ‎彼には心がないし ‎普通じゃないの 123 00:07:04,560 --> 00:07:05,160 ‎彼は… 124 00:07:06,600 --> 00:07:07,920 ‎怪物? 125 00:07:11,280 --> 00:07:13,400 ‎彼と話はしたの? 126 00:07:13,880 --> 00:07:16,480 ‎なぜ私の恋愛に口出しを? 127 00:07:17,240 --> 00:07:21,120 ‎これが初めての恋だからね 128 00:07:21,200 --> 00:07:22,800 ‎知りたいのよ 129 00:07:23,520 --> 00:07:25,960 ‎うわさ好きなのね 130 00:07:28,320 --> 00:07:30,520 ‎遅刻しちゃうから行くわ 131 00:07:38,560 --> 00:07:41,480 ‎ソウル ‎キルタシュの所へ 132 00:07:44,400 --> 00:07:46,800 ‎魔法が必要なんだね 133 00:07:46,880 --> 00:07:49,640 ‎どこからでもいいから取って 134 00:07:49,720 --> 00:07:51,840 ‎剣やエネルギーからも 135 00:07:52,200 --> 00:07:53,760 ‎奴の所へ頼む 136 00:08:08,800 --> 00:08:10,080 ‎待ってたぞ 137 00:08:11,800 --> 00:08:13,720 ‎キルタシュ 覚悟しろ 138 00:08:19,560 --> 00:08:23,560 ‎夜と昼を越えて 139 00:08:36,160 --> 00:08:38,960 ‎やっと剣の使い方を ‎習得したな 140 00:08:39,560 --> 00:08:41,280 ‎えらそうに 141 00:08:41,360 --> 00:08:42,640 ‎殺してやる 142 00:08:44,840 --> 00:08:46,840 ‎次はソル駅です 143 00:08:54,480 --> 00:08:56,520 ‎まだ知らないのか 144 00:08:56,600 --> 00:08:59,080 ‎何のことだ? 145 00:08:59,160 --> 00:09:02,360 ‎ビクトリアを守るべき理由を 146 00:09:02,960 --> 00:09:05,960 ‎僕は彼女を愛してるから守る 147 00:09:06,040 --> 00:09:07,920 ‎君に理解できる? 148 00:09:08,960 --> 00:09:09,840 ‎君は… 149 00:09:09,920 --> 00:09:12,800 ‎彼女をだました呪われた怪物 150 00:09:14,120 --> 00:09:17,120 ‎君は彼女を苦しめた ‎だから殺す 151 00:09:17,720 --> 00:09:18,920 ‎それだけ? 152 00:09:19,600 --> 00:09:22,560 ‎ここに来た理由はそれだけ? 153 00:09:24,800 --> 00:09:26,360 ‎なぜ彼女なんだ? 154 00:09:27,640 --> 00:09:29,560 ‎僕も彼女を守りたい 155 00:09:30,320 --> 00:09:33,720 ‎君の想像以上に ‎彼女を大事に思ってる 156 00:09:35,360 --> 00:09:36,560 ‎笑わせるな 157 00:09:37,240 --> 00:09:40,720 ‎人間じゃない君は ‎彼女を好きになれない 158 00:09:42,200 --> 00:09:45,920 ‎僕は違うが 君は人間だ 159 00:09:46,000 --> 00:09:47,120 ‎それだけ? 160 00:09:47,600 --> 00:09:48,960 ‎どういうこと? 161 00:09:49,640 --> 00:09:51,360 ‎思いやりや‎― 162 00:09:52,040 --> 00:09:54,360 ‎感情について話をするな 163 00:09:55,120 --> 00:09:57,560 ‎君は何も知らない 164 00:10:10,240 --> 00:10:14,560 ‎君はビクトリアを愛し ‎彼女も君を愛している 165 00:10:14,640 --> 00:10:16,920 ‎君の命は救う価値がある 166 00:10:17,640 --> 00:10:21,480 ‎でも残念ながら ‎思いどおりにはならない 167 00:10:22,000 --> 00:10:25,160 ‎かかってこい なぜ隠れる? 168 00:10:25,880 --> 00:10:28,720 ‎君を殺すために死んでもいい 169 00:10:28,800 --> 00:10:30,680 ‎このままじゃダメだ 170 00:10:30,760 --> 00:10:33,880 ‎それならば 死ねばいい 171 00:10:33,960 --> 00:10:36,440 ‎皆にとって最善の結末だ 172 00:10:51,800 --> 00:10:52,800 ‎ジャック! 173 00:10:53,880 --> 00:10:54,800 ‎いやよ! 174 00:11:14,000 --> 00:11:15,920 ‎目覚めたようだな 175 00:11:16,400 --> 00:11:18,080 ‎どういうことだ? 176 00:11:18,160 --> 00:11:20,560 ‎もう誰も君を救えない 177 00:11:21,360 --> 00:11:23,560 ‎ビクトリアでさえ 178 00:11:25,320 --> 00:11:26,160 ‎待て! 179 00:11:28,720 --> 00:11:30,040 ‎逃げるな! 180 00:11:33,280 --> 00:11:34,760 ‎答えてくれ! 181 00:11:35,800 --> 00:11:37,320 ‎僕は何者だ? 182 00:11:46,320 --> 00:11:47,160 ‎ジャック! 183 00:11:48,640 --> 00:11:50,080 ‎怖かったわ 184 00:11:50,160 --> 00:11:52,120 ‎間に合わないかと 185 00:11:53,040 --> 00:11:54,680 ‎奴を殺せなかった 186 00:11:55,680 --> 00:11:57,040 ‎すまない 187 00:11:57,400 --> 00:11:58,560 ‎約束したのに 188 00:12:07,000 --> 00:12:08,080 ‎それは? 189 00:12:08,600 --> 00:12:09,880 ‎ハイアスだ 190 00:12:09,960 --> 00:12:11,360 ‎剣を折ったんだ 191 00:12:12,520 --> 00:12:14,240 ‎奴が残りの半分を 192 00:12:14,760 --> 00:12:16,880 ‎修理できないはずだ 193 00:12:17,800 --> 00:12:18,640 ‎ジャック 194 00:12:19,400 --> 00:12:21,560 ‎キルタシュの剣を? 195 00:12:21,640 --> 00:12:22,520 ‎でも… 196 00:12:23,120 --> 00:12:24,640 ‎不可能なはずよ 197 00:12:25,200 --> 00:12:26,760 ‎もうどうでもいい 198 00:12:30,840 --> 00:12:32,920 ‎君といられるのなら 199 00:12:37,640 --> 00:12:39,520 ‎お前は負けた 200 00:12:40,240 --> 00:12:41,480 ‎なぜだ? 201 00:12:42,120 --> 00:12:45,280 ‎火の剣ドミヴァトのせいです 202 00:12:45,360 --> 00:12:47,160 ‎剣のせいじゃない 203 00:12:48,040 --> 00:12:49,280 ‎お前のせいだ 204 00:12:49,680 --> 00:12:53,640 ‎お前は感情に惑わされると ‎弱くなる 205 00:12:54,600 --> 00:12:55,680 ‎憎しみ 206 00:12:55,760 --> 00:12:56,880 ‎怒り 207 00:12:56,960 --> 00:12:58,520 ‎焦り 208 00:12:58,600 --> 00:12:59,440 ‎愛 209 00:13:00,960 --> 00:13:03,560 ‎全てを抑える必要がある 210 00:13:03,640 --> 00:13:09,040 ‎解放軍に ドミヴァトを ‎使える奴がいる 211 00:13:09,120 --> 00:13:10,720 ‎巧みに扱うそうだ 212 00:13:11,480 --> 00:13:14,680 ‎誰のことだ? ‎魔術師? 英雄? 213 00:13:15,480 --> 00:13:17,800 ‎そいつはじきに殺す 214 00:13:18,960 --> 00:13:21,120 ‎期待してるぞ 215 00:13:22,200 --> 00:13:24,960 ‎だが その怒りは何とかしろ 216 00:13:26,520 --> 00:13:32,200 ‎死体となるはずのそいつは ‎伝説の剣を扱えるが‎― 217 00:13:32,280 --> 00:13:34,960 ‎お前とは違う 218 00:13:36,520 --> 00:13:38,560 ‎そいつは人間だからな 219 00:13:39,200 --> 00:13:40,120 ‎そうだろ? 220 00:13:41,200 --> 00:13:42,200 ‎はい 221 00:13:43,360 --> 00:13:44,640 ‎人間です 222 00:13:45,720 --> 00:13:48,680 ‎もう一度お前の剣を作ろう 223 00:13:48,760 --> 00:13:53,200 ‎その代わり ‎火の剣を扱う者の首を斬れ 224 00:13:54,880 --> 00:13:57,280 ‎喜んでお引き受けします 225 00:13:58,320 --> 00:14:00,920 ‎憎む気持ちを制御しろ 226 00:14:01,760 --> 00:14:04,160 ‎判断力を失わないためだ 227 00:14:04,840 --> 00:14:09,120 ‎虫を踏み潰すのは ‎面白くないだろ? 228 00:14:10,920 --> 00:14:13,000 ‎申し訳ありません 229 00:14:13,120 --> 00:14:14,920 ‎同じ過ちはしません 230 00:14:15,000 --> 00:14:16,960 ‎反逆者は殺します 231 00:14:17,040 --> 00:14:19,240 ‎あなたのお望みどおり 232 00:14:19,640 --> 00:14:21,040 ‎まだ話がある 233 00:14:21,720 --> 00:14:24,240 ‎今日から音楽はやめろ 234 00:14:24,840 --> 00:14:26,920 ‎時間の無駄だ 235 00:14:27,000 --> 00:14:30,600 ‎気が散る上に ‎より人間らしくなる 236 00:14:31,280 --> 00:14:32,920 ‎好ましくない 237 00:14:33,000 --> 00:14:35,480 ‎承知しました 238 00:14:37,320 --> 00:14:38,840 ‎最後に… 239 00:14:39,960 --> 00:14:41,080 ‎あの娘だ 240 00:14:42,200 --> 00:14:44,000 ‎もう二度と会うな 241 00:14:44,720 --> 00:14:46,960 ‎娘はお前を軟弱にした 242 00:14:47,720 --> 00:14:50,160 ‎お前の感情を呼び起こした 243 00:14:51,040 --> 00:14:55,920 ‎娘を仲間にできなければ ‎お前が殺せと言ったが‎― 244 00:14:56,000 --> 00:14:57,880 ‎気が変わった 245 00:14:57,960 --> 00:14:59,600 ‎娘を殺すのは‎― 246 00:15:00,360 --> 00:15:01,880 ‎お前じゃない 247 00:15:03,200 --> 00:15:05,240 ‎ゲルデを遣わす 248 00:15:05,320 --> 00:15:06,440 ‎ゲルデ? 249 00:15:06,520 --> 00:15:08,880 ‎地球に行く準備が? 250 00:15:09,440 --> 00:15:11,200 ‎私はいつでも行ける 251 00:15:11,800 --> 00:15:14,440 ‎あなたが歓迎しないだけ 252 00:15:14,520 --> 00:15:16,040 ‎多忙だったから 253 00:15:17,920 --> 00:15:19,080 ‎ご主人様 254 00:15:20,320 --> 00:15:21,200 ‎お呼びで? 255 00:15:21,920 --> 00:15:24,520 ‎地球へ行って解放軍を潰せ 256 00:15:25,280 --> 00:15:27,240 ‎彼が竜とユニコーンを‎― 257 00:15:27,320 --> 00:15:29,840 ‎捜すことに集中できるように 258 00:15:30,600 --> 00:15:32,560 ‎気を散らさずに 259 00:15:32,640 --> 00:15:33,560 ‎いいか? 260 00:15:34,480 --> 00:15:35,600 ‎はい 261 00:15:36,200 --> 00:15:37,480 ‎着いたら‎― 262 00:15:37,560 --> 00:15:41,520 ‎すぐに アイシェルの杖の ‎持ち主を殺せ 263 00:15:42,080 --> 00:15:45,440 ‎速やかに ‎彼女の死体をここへ運べ 264 00:15:46,760 --> 00:15:48,840 ‎ご期待は裏切りません 265 00:15:50,680 --> 00:15:52,600 ‎何を考えていた? 266 00:15:53,040 --> 00:15:56,320 ‎1人でキルタシュと ‎戦うなと言ったぞ 267 00:15:56,400 --> 00:15:58,600 ‎でも今回は僕が勝った 268 00:15:59,400 --> 00:16:01,440 ‎君は無理だと言ったが 269 00:16:01,760 --> 00:16:04,800 ‎伝説の剣を ‎手に入れたからな 270 00:16:05,240 --> 00:16:07,560 ‎なぜ奴を追った? 271 00:16:07,640 --> 00:16:09,080 ‎知りたかった… 272 00:16:10,160 --> 00:16:12,560 ‎ビクトリアが好きなのか 273 00:16:13,240 --> 00:16:15,920 ‎彼女の気持ちを ‎もてあそぶのは‎― 274 00:16:16,280 --> 00:16:17,440 ‎許せない 275 00:16:18,440 --> 00:16:19,720 ‎奴は変だよ 276 00:16:19,800 --> 00:16:23,320 ‎人間じゃないのに ‎人間みたいに振る舞う 277 00:16:24,440 --> 00:16:26,680 ‎逆に 僕は人間なのに‎― 278 00:16:27,320 --> 00:16:29,840 ‎超人的なことができる 279 00:16:31,440 --> 00:16:33,800 ‎自分の正体を知りたい 280 00:16:36,760 --> 00:16:37,960 ‎ビクトリア 281 00:16:43,120 --> 00:16:44,240 ‎行かないわ 282 00:16:44,840 --> 00:16:46,560 ‎勝手に待てばいい 283 00:16:47,840 --> 00:16:49,000 ‎ビクトリア 284 00:16:56,040 --> 00:16:57,720 ‎こんばんは 285 00:16:59,080 --> 00:17:00,200 ‎こんばんは 286 00:17:02,000 --> 00:17:04,840 ‎こっちに来て座ってくれ 287 00:17:06,000 --> 00:17:07,920 ‎私はここでいいわ 288 00:17:08,480 --> 00:17:09,600 ‎好きにして 289 00:17:09,960 --> 00:17:11,360 ‎手短に話そう 290 00:17:12,440 --> 00:17:16,280 ‎アシュランが君を殺すための ‎使者を送った 291 00:17:16,360 --> 00:17:18,840 ‎彼女は容赦なく君を殺す 292 00:17:19,480 --> 00:17:20,360 ‎彼女? 293 00:17:20,920 --> 00:17:22,280 ‎名前はゲルデ 294 00:17:22,520 --> 00:17:26,360 ‎仲間を裏切った ‎妖精の魔術師だ 295 00:17:26,440 --> 00:17:28,800 ‎彼女は必ず君を殺す 296 00:17:29,960 --> 00:17:31,520 ‎私は戦うわ 297 00:17:31,600 --> 00:17:33,800 ‎怖くないし勝てる 298 00:17:33,880 --> 00:17:37,560 ‎そしたら アシュランは ‎別の使者を送る 299 00:17:37,640 --> 00:17:38,920 ‎それでも戦う 300 00:17:40,480 --> 00:17:43,080 ‎君なら戦えるだろうね 301 00:17:43,520 --> 00:17:46,440 ‎ジャックはどうやって ‎剣を折った? 302 00:17:46,520 --> 00:17:48,200 ‎あなたはシェクス? 303 00:17:48,760 --> 00:17:50,360 ‎無敵に近いものね 304 00:17:51,600 --> 00:17:55,360 ‎僕がシェクスなのは ‎どうでもいいことだ 305 00:17:55,880 --> 00:17:58,160 ‎一体何を知りたい? 306 00:17:58,800 --> 00:18:00,720 ‎私が知りたいのは… 307 00:18:01,360 --> 00:18:05,080 ‎あなたに気持ちがあるのか 308 00:18:05,920 --> 00:18:07,200 ‎私に対して 309 00:18:08,320 --> 00:18:09,920 ‎まだ不安なのか? 310 00:18:11,000 --> 00:18:12,800 ‎あなたは一体何者? 311 00:18:13,560 --> 00:18:16,880 ‎僕の名はキルタシュだが‎― 312 00:18:17,480 --> 00:18:19,880 ‎クリスチャンと呼んでいい 313 00:18:19,960 --> 00:18:22,040 ‎もっと僕を知りたい? 314 00:18:25,160 --> 00:18:26,920 ‎話すと長くなる 315 00:18:27,000 --> 00:18:28,560 ‎聞きたい? 316 00:18:30,400 --> 00:18:33,160 ‎僕は人間として生まれた 317 00:18:37,520 --> 00:18:39,120 ‎母と暮らしていた 318 00:18:39,800 --> 00:18:41,800 ‎アリス・リツバンの森で 319 00:18:42,280 --> 00:18:44,560 ‎当時は違う名前だった‎が‎― 320 00:18:44,640 --> 00:18:47,840 ‎名前も母のことも ‎覚えていない 321 00:18:49,040 --> 00:18:53,840 ‎でも ユニコーンから ‎魔法を授かった記憶はある 322 00:19:43,280 --> 00:19:46,880 ‎アシュランの魔力には ‎抵抗できない 323 00:19:46,960 --> 00:19:49,760 ‎息子である僕は ‎彼のものだった 324 00:19:51,200 --> 00:19:55,280 ‎アシュランは僕を利用し ‎シェクスと手を組んだ 325 00:19:55,760 --> 00:19:59,000 ‎彼らは女の子の赤ちゃん ‎を提供し‎― 326 00:19:59,080 --> 00:20:01,680 ‎アシュランは僕を提供した 327 00:20:02,880 --> 00:20:06,120 ‎彼は僕らを融合し ‎1つの命にした 328 00:20:06,680 --> 00:20:07,680 ‎何てこと! 329 00:20:08,200 --> 00:20:12,080 ‎アシュランが僕の体に ‎シェクスの魂を入れた 330 00:20:13,360 --> 00:20:15,520 ‎1つの体に2つの魂 331 00:20:16,800 --> 00:20:18,440 ‎完璧な融合 332 00:20:20,360 --> 00:20:21,760 ‎完全な交配種‎だ 333 00:20:24,480 --> 00:20:26,640 ‎どうやって交配種に? 334 00:20:27,160 --> 00:20:31,120 ‎アレキサンダーを ‎今の姿に変えた魔法を‎― 335 00:20:31,200 --> 00:20:33,040 ‎僕にもかけたんだ 336 00:20:33,600 --> 00:20:35,040 ‎でもあなたは… 337 00:20:35,520 --> 00:20:36,600 ‎彼とは違う 338 00:20:37,280 --> 00:20:39,320 ‎大人にはかかりにくい 339 00:20:39,720 --> 00:20:43,320 ‎アレキサンダーの魂は ‎抵抗したんだ 340 00:20:43,400 --> 00:20:47,000 ‎今も体の中で ‎オオカミの魂と戦ってる 341 00:20:47,440 --> 00:20:50,360 ‎彼は不完全な交配種だ 342 00:20:51,160 --> 00:20:55,080 ‎僕はシェクスの力を持った ‎人間ではない 343 00:20:55,160 --> 00:20:56,960 ‎僕はシェクスなんだ 344 00:20:58,760 --> 00:21:01,280 ‎同時に人間でもある 345 00:21:03,720 --> 00:21:06,200 ‎アシュランを恨まないの? 346 00:21:07,040 --> 00:21:09,000 ‎僕の存在は彼のおかげ 347 00:21:09,080 --> 00:21:13,720 ‎アシュランの力で ‎生まれた交配種だ 348 00:21:15,240 --> 00:21:19,240 ‎意外にも ‎僕には人間の感情がある 349 00:21:19,320 --> 00:21:21,760 ‎でも それは僕の弱点だ 350 00:21:22,880 --> 00:21:25,840 ‎だから父は ‎君を殺そうとしてる 351 00:21:26,400 --> 00:21:30,000 ‎僕の君に対する思いを ‎知ってるからね 352 00:21:30,560 --> 00:21:34,080 ‎君の代わりに ‎ジャックの命を捧げれば‎― 353 00:21:34,160 --> 00:21:37,120 ‎彼も考え直して ‎君を殺さないかも 354 00:21:37,960 --> 00:21:42,000 ‎親友の命と引き換えに ‎私が救われるのはいや 355 00:21:42,360 --> 00:21:45,360 ‎ジャックの命を守るために ‎戦うわ 356 00:21:46,600 --> 00:21:48,000 ‎なぜ笑顔なの? 357 00:21:48,080 --> 00:21:51,520 ‎ジャックは ‎ただの友達じゃないだろ 358 00:21:52,680 --> 00:21:54,640 ‎だから彼を殺したい? 359 00:21:54,720 --> 00:21:56,040 ‎それは違うね 360 00:21:58,320 --> 00:22:01,240 ‎愛する人は ‎1人でなくてもいい 361 00:22:02,120 --> 00:22:04,640 ‎2人を愛せるなら… 362 00:22:06,440 --> 00:22:08,400 ‎君は僕のものじゃない 363 00:22:09,240 --> 00:22:12,760 ‎僕に対する気持ちだけが ‎僕のものだ 364 00:22:14,000 --> 00:22:17,840 ‎他の人にも ‎好意を抱いてもいい 365 00:22:19,080 --> 00:22:21,280 ‎自由に感情を持てばいい 366 00:22:21,640 --> 00:22:23,760 ‎決まりなんてない 367 00:22:25,720 --> 00:22:29,120 ‎アシュランの元へ帰らないで 368 00:22:30,320 --> 00:22:32,520 ‎僕に仲間を裏切れと? 369 00:22:33,120 --> 00:22:34,720 ‎僕のご主人様を? 370 00:22:35,840 --> 00:22:37,120 ‎僕の父を? 371 00:22:38,280 --> 00:22:39,680 ‎もう裏切ってる 372 00:22:40,040 --> 00:22:42,200 ‎私といるのは内緒でしょ 373 00:22:42,560 --> 00:22:45,000 ‎それは‎― 374 00:22:45,520 --> 00:22:48,120 ‎気持ちにウソはつけないから 375 00:22:51,040 --> 00:22:53,000 ‎ジャックはどうなる? 376 00:22:53,840 --> 00:22:56,600 ‎ジャックと僕は戦う運命だ 377 00:22:57,280 --> 00:22:58,720 ‎宿命なんだ 378 00:22:59,200 --> 00:23:01,360 ‎以前と違って今は‎― 379 00:23:01,440 --> 00:23:07,120 ‎僕が彼に殺される ‎可能性もある 380 00:23:08,240 --> 00:23:09,520 ‎つらいわね 381 00:23:10,240 --> 00:23:11,280 ‎ああ 382 00:23:11,360 --> 00:23:13,800 ‎どうすることもできない 383 00:23:21,920 --> 00:23:24,680 ‎私の家から出ていけ 384 00:23:29,000 --> 00:23:29,920 ‎ご主人様 385 00:23:33,800 --> 00:23:35,800 ‎お話があります 386 00:25:04,680 --> 00:25:08,480 ‎日本語字幕 筒井菜緒