1 00:00:14,808 --> 00:00:16,977 NYへようこそ 2 00:00:18,144 --> 00:00:20,397 NYに到着 3 00:00:20,897 --> 00:00:23,858 空港からの道で高層ビルを見て 4 00:00:23,858 --> 00:00:26,403 街のエネルギーに感動した 5 00:00:26,403 --> 00:00:29,573 あれは想像以上だったわね 6 00:00:45,338 --> 00:00:47,299 NYは活気があった 7 00:00:49,092 --> 00:00:51,094 街角には歌う人 8 00:00:54,639 --> 00:00:58,184 私はダンサーだから真っ先に 9 00:00:58,184 --> 00:01:01,479 {\an8}アルビン・エイリ—・ ダンススク—ルへ 10 00:01:05,525 --> 00:01:09,195 街の鼓動とエネルギーは すごかった 11 00:01:17,037 --> 00:01:19,289 NYは魔法のよう 12 00:01:20,874 --> 00:01:24,794 街には独特の強さが漂っていた 13 00:01:25,837 --> 00:01:28,757 繁華街にはグラフィティが 14 00:01:29,341 --> 00:01:31,301 さあ クラブへ 15 00:01:31,760 --> 00:01:34,471 みんな着飾ってた 16 00:01:34,471 --> 00:01:36,765 そうでなくちゃね 17 00:01:36,765 --> 00:01:38,975 ディナーのはずよ 18 00:01:41,645 --> 00:01:45,941 タイムズスクエアが好きだった 19 00:01:46,691 --> 00:01:48,985 行かなかったけど 20 00:01:48,985 --> 00:01:53,323 当時のNYには のぞき見ショーもあった 21 00:01:53,323 --> 00:01:56,284 少し わい雑で楽しかったの 22 00:01:58,328 --> 00:02:00,830 私がいた当時は 23 00:02:00,830 --> 00:02:04,209 NYファッション界の黄金期だった 24 00:02:04,876 --> 00:02:07,629 否定して幻想を壊さないで 25 00:02:08,379 --> 00:02:11,007 クリスティ シンディ リンダ ナオミ 26 00:02:11,341 --> 00:02:15,720 ザ・スーパーモデル 27 00:02:20,850 --> 00:02:22,185 私の評価は? 28 00:02:22,185 --> 00:02:23,436 最高だ 29 00:02:23,436 --> 00:02:24,437 どうも 30 00:02:25,438 --> 00:02:28,858 NYに着いた時は20歳だった 31 00:02:28,858 --> 00:02:31,861 シカゴで街には慣れてたけど 32 00:02:31,861 --> 00:02:33,905 NYは別物だった 33 00:02:36,408 --> 00:02:40,537 地下鉄に乗ろうとしたけど 少し怖かった 34 00:02:40,537 --> 00:02:41,997 タクシーにしても 35 00:02:41,997 --> 00:02:44,499 止まらない時があった 36 00:02:44,499 --> 00:02:48,295 でもある日ようやく分かったのよ 37 00:02:48,295 --> 00:02:50,422 “空車はランプが点灯” 38 00:02:52,382 --> 00:02:55,552 タクシーに手を挙げても 39 00:02:55,552 --> 00:02:57,929 止まらないことがあった 40 00:02:57,929 --> 00:03:00,473 クリスティだと止まる 41 00:03:00,473 --> 00:03:02,851 “ブルックリンは嫌だ”と 42 00:03:02,851 --> 00:03:04,686 なぜか言われた 43 00:03:04,686 --> 00:03:07,689 でもクリスティだと止まるから 44 00:03:07,689 --> 00:03:09,316 ようやく分かった 45 00:03:12,611 --> 00:03:13,737 初めてよ 46 00:03:13,737 --> 00:03:16,072 自分が試された 47 00:03:16,448 --> 00:03:19,826 立ってみて 今日はいい日だな 48 00:03:19,826 --> 00:03:21,870 いい友人がいて 49 00:03:21,870 --> 00:03:25,123 ソファで寝かせてくれた 50 00:03:25,123 --> 00:03:26,666 でも3か月後に 51 00:03:26,666 --> 00:03:28,835 家を探してと言われた 52 00:03:29,628 --> 00:03:33,256 部屋を借りたのは18歳前だった 53 00:03:33,256 --> 00:03:35,967 広いロフトだったけど 54 00:03:35,967 --> 00:03:39,930 家具はなく 冷蔵庫に食べ物もなかった 55 00:03:40,639 --> 00:03:44,351 働いても事務所の取り分は多い 56 00:03:44,351 --> 00:03:46,895 家賃も払っていたし 57 00:03:46,895 --> 00:03:49,522 “キュート” 58 00:03:49,522 --> 00:03:52,442 クリスティが同居人 59 00:03:53,526 --> 00:03:57,447 ふざけたり笑ったり 楽しくやっていた 60 00:03:57,447 --> 00:03:59,908 全てが心地よかった 61 00:04:04,287 --> 00:04:05,664 私の姉妹ね 62 00:04:16,298 --> 00:04:18,468 “ファッション街” 63 00:04:18,843 --> 00:04:20,929 NYでの仕事は 64 00:04:20,929 --> 00:04:23,932 まるで就職したような感じだった 65 00:04:23,932 --> 00:04:27,018 9時から5時のお勤めで 66 00:04:27,018 --> 00:04:29,354 「ワーキング・ガール」のよう 67 00:04:29,354 --> 00:04:31,815 “アズディン・アライア” 68 00:04:31,815 --> 00:04:36,987 {\an8}〝ラルフ・ロ—レン〟 自活を迫られた 69 00:04:36,361 --> 00:04:39,030 父や母には頼れない 70 00:04:39,030 --> 00:04:43,368 部屋を借りて 家賃が払えなかったら? 71 00:04:44,160 --> 00:04:45,870 立ち退きで田舎へ戻る 72 00:04:45,870 --> 00:04:47,539 誰も頼れない 73 00:04:47,539 --> 00:04:51,376 それがモチベーションに なったわね 74 00:04:53,545 --> 00:04:57,007 フランチェスコ・スカブロが コスモに使ってくれた 75 00:04:57,799 --> 00:05:01,136 私がジアを思わせたからなの 76 00:05:03,138 --> 00:05:06,892 {\an8}〝ジア〟 ジアは写真家に 人気だったから 77 00:05:06,892 --> 00:05:09,185 事務所は私を“ベビー・ジア”と 78 00:05:10,604 --> 00:05:16,735 〝シンディ〟 彼女たちは一生懸命に働き 79 00:05:16,735 --> 00:05:18,820 働き続けた 80 00:05:19,571 --> 00:05:21,239 彼女たちからは 81 00:05:21,239 --> 00:05:25,744 もっと何かを 望んでいるのが感じられた 82 00:05:25,744 --> 00:05:29,831 そして常に アニ—・ベルトリ 元モデル代理人 向上心があった 83 00:05:29,831 --> 00:05:31,333 好奇心があり 84 00:05:31,333 --> 00:05:35,545 知識を身に着けようとしていた 85 00:05:35,545 --> 00:05:37,672 とても意欲的だった 86 00:05:37,672 --> 00:05:38,924 放送は? 87 00:05:38,924 --> 00:05:41,384 午前0時半よ 88 00:05:41,384 --> 00:05:43,053 そうなの? 89 00:05:44,179 --> 00:05:46,473 私は朝早いから無理 90 00:05:46,473 --> 00:05:48,850 ヴォーグ誌の仕事が増えると 91 00:05:48,850 --> 00:05:51,311 編集に頼むようになった 92 00:05:51,311 --> 00:05:54,522 スティーブン・マイゼルと 組みたいと 93 00:05:54,522 --> 00:05:58,193 でも彼のタイプじゃないと言われ 94 00:05:58,193 --> 00:05:59,945 “どういう意味”って 95 00:05:59,945 --> 00:06:04,241 彼は当世きっての芸術家だ エドワ—ド・エニンフル 英ヴォ—グ編集長 モデルを見て 96 00:06:04,241 --> 00:06:08,161 何になれるか想像できる 97 00:06:08,912 --> 00:06:10,622 彼と始めた時は 98 00:06:10,622 --> 00:06:13,041 まず一緒に街に出た 99 00:06:13,041 --> 00:06:18,838 そしてポラロイド写真を撮った アナ・スイ デザイナ— 見る目があるのは明らか 100 00:06:20,298 --> 00:06:21,258 対象を見つけ 101 00:06:21,258 --> 00:06:24,844 想像どおりのポーズをさせる 102 00:06:24,844 --> 00:06:26,513 構想があったの 103 00:06:26,513 --> 00:06:28,723 彼が撮影を始めたのは 104 00:06:28,723 --> 00:06:34,062 {\an8}1980年代のごく初期だった 〝マドンナ〟 105 00:06:34,062 --> 00:06:37,232 {\an8}ポ—ル・カバコ スタイリスト ア—トディレクタ— 彼のスタジオは23丁目 106 00:06:38,149 --> 00:06:39,985 別名は“教室”だ 107 00:06:39,985 --> 00:06:44,614 彼はモデルのやり方を 教えていたから 108 00:06:45,865 --> 00:06:48,034 モデルは変身を遂げた 109 00:06:48,535 --> 00:06:53,206 一流のモデルは スーパースターになる 110 00:06:53,206 --> 00:06:55,834 {\an8}彼女たちは学びたがり 111 00:06:55,834 --> 00:06:57,836 {\an8}全てを吸収したから 112 00:06:59,671 --> 00:07:03,383 彼は鏡の自分を見つめさせた 113 00:07:03,383 --> 00:07:05,927 そして権限を与えた 114 00:07:05,927 --> 00:07:10,599 ファビアン・バロン クリエイティブディレクタ— 自己を高めさせた 115 00:07:09,973 --> 00:07:12,976 彼女たちは正しい位置を把握した 116 00:07:15,061 --> 00:07:16,980 覚えてるわ 117 00:07:16,980 --> 00:07:21,693 彼と初めて仕事した時のことを 118 00:07:21,693 --> 00:07:23,945 気に入って欲しかった 119 00:07:23,945 --> 00:07:27,115 大股で歩けるか聞かれたから 120 00:07:27,115 --> 00:07:29,242 私は“ええ”と答えた 121 00:07:29,242 --> 00:07:33,580 そのまま 集中し続けられるか聞くので 122 00:07:34,372 --> 00:07:35,957 私は“ええ”と 123 00:07:38,209 --> 00:07:40,003 何度も繰り返した 124 00:07:40,003 --> 00:07:45,008 {\an8}それが彼との コラボの始まりだったわね 125 00:07:45,008 --> 00:07:49,471 {\an8}みんなが制作に 参加しないといけない 126 00:07:55,518 --> 00:07:57,562 {\an8}学校だった 127 00:07:58,563 --> 00:08:00,273 {\an8}彼はよく触れた 128 00:08:00,273 --> 00:08:03,360 私の髪の毛に手を加えたり 129 00:08:03,360 --> 00:08:04,903 メイクの手伝いも 130 00:08:05,695 --> 00:08:09,950 まるで自分たちの制作現場だった 131 00:08:09,950 --> 00:08:12,118 到着して構想がないと 132 00:08:12,118 --> 00:08:14,579 アイデアを出し合った 133 00:08:14,579 --> 00:08:17,999 どんなルックスにするか 話し合ったの 134 00:08:18,917 --> 00:08:23,338 作っては壊すことの繰り返しだった 135 00:08:29,761 --> 00:08:34,432 {\an8}こじんまりとした 安全な環境だった 136 00:08:34,432 --> 00:08:36,433 {\an8}守られてると感じた 137 00:08:37,310 --> 00:08:40,230 リラックスしているか 気遣ってくれた 138 00:08:41,147 --> 00:08:44,275 私が黙っているとすぐ気付いた 139 00:08:46,695 --> 00:08:50,448 家族的で特別な絆だったわね 140 00:08:51,825 --> 00:08:56,871 16歳の時に 米国版ヴォーグで彼と初仕事した 141 00:08:59,958 --> 00:09:05,672 彼女の脚は 今と同じ3メートルくらい 142 00:09:05,672 --> 00:09:10,427 {\an8}カ—リン・セルフ・デ・ダジ—ル スタイリスト だから彼はすぐ “バンビ”と呼び始めた 143 00:09:10,427 --> 00:09:12,178 彼女は恥ずかしがった 144 00:09:13,638 --> 00:09:16,349 普段はシャイじゃないのに 145 00:09:16,349 --> 00:09:20,145 ダンサーだから脚も体も使えた 146 00:09:23,356 --> 00:09:24,566 あるかな 147 00:09:25,775 --> 00:09:29,946 最初の写真では踊ってたんだけど 148 00:09:36,161 --> 00:09:39,164 彼との仕事は授業だった 149 00:09:40,540 --> 00:09:44,211 {\an8}微妙な方法で型にはめていくの 150 00:09:45,295 --> 00:09:49,132 {\an8}自分の知らない自分を 引き出せた 151 00:09:49,132 --> 00:09:50,967 どうにかして 152 00:09:54,721 --> 00:09:57,474 彼に出会えたのは幸せね 153 00:09:57,474 --> 00:10:00,352 今も家族同然だし大好き 154 00:10:02,020 --> 00:10:05,232 選べる家族ってあるのよ 155 00:10:08,526 --> 00:10:10,612 父には会ったことがない 156 00:10:10,612 --> 00:10:12,781 母は17歳で私を生んだ 157 00:10:12,781 --> 00:10:14,366 父も同い年 158 00:10:14,908 --> 00:10:16,826 捨てられた感覚は 159 00:10:16,826 --> 00:10:20,121 母が変えることはできない 160 00:10:21,122 --> 00:10:24,626 それはモチベーションに なったと思う 161 00:10:25,210 --> 00:10:27,921 父親が不在だったことがね 162 00:10:30,549 --> 00:10:32,133 でも恵まれていた 163 00:10:33,176 --> 00:10:38,348 パリで働いていた16歳の時は 独り暮らしだった 164 00:10:39,766 --> 00:10:42,602 ある日 財布が盗まれたの 165 00:10:43,270 --> 00:10:45,188 全財産が入ってた 166 00:10:45,188 --> 00:10:48,233 母のくれたトラベラーズチェックも 167 00:10:49,025 --> 00:10:52,445 気の毒がった仲間に夕食に誘われた 168 00:10:53,572 --> 00:10:56,700 そしてアライアに出会ったの 169 00:11:00,620 --> 00:11:05,792 {\an8}アライアは謎の多い デザイナ—だった ジャンヌ・ビ—カ— ファッション記者 170 00:11:06,918 --> 00:11:10,714 女性の体形を生かすのが好きで 171 00:11:11,256 --> 00:11:18,221 アズディン・ アライア デザイナ— 〈女性らしさが全てだ〉 172 00:11:13,842 --> 00:11:14,968 {\an8}〈なぜ?〉 173 00:11:16,136 --> 00:11:18,221 {\an8}〈さあね 定義できない〉 174 00:11:18,221 --> 00:11:23,393 彼の服は フィットしていてセクシー 175 00:11:23,894 --> 00:11:28,064 建築を思わせる作品もあった 176 00:11:28,064 --> 00:11:31,484 でも体と一緒に動いて快適 177 00:11:31,985 --> 00:11:34,821 彼は優しい人だった 178 00:11:35,864 --> 00:11:38,450 英語とフランス語だから通じない 179 00:11:38,450 --> 00:11:40,827 でも何かは感じた 180 00:11:40,827 --> 00:11:44,164 彼は服を渡してくれた 181 00:11:44,164 --> 00:11:46,499 私が着てどう見えるか 182 00:11:46,499 --> 00:11:48,460 着てみるようにと 183 00:11:49,461 --> 00:11:50,545 着てみたわ 184 00:11:51,254 --> 00:11:53,340 彼は気に入った 185 00:11:53,965 --> 00:11:58,220 そして宿泊先を聞くから ホテルを教えた 186 00:11:58,220 --> 00:12:02,098 彼は“お母さんは?”と聞いたの 187 00:12:02,098 --> 00:12:05,644 ロンドンにいて フランス語を話すと答えた 188 00:12:05,644 --> 00:12:07,520 電話しろと言われ 189 00:12:07,520 --> 00:12:10,106 2人は電話で話した 190 00:12:10,106 --> 00:12:14,361 彼は母に私の面倒を見ると言ったの 191 00:12:14,361 --> 00:12:16,821 彼の家に住まわせ 192 00:12:16,821 --> 00:12:19,074 私は安全だとね 193 00:12:19,074 --> 00:12:21,910 母は彼が誰か知らないし 194 00:12:21,910 --> 00:12:24,663 会ってもいないけど信用した 195 00:12:25,413 --> 00:12:28,708 私は翌日かその次の日に引っ越し 196 00:12:28,708 --> 00:12:31,586 パルク・ロワイヤル通りへ 197 00:12:32,462 --> 00:12:37,384 アズディン・ アライア財団 パリ この服大好き 198 00:12:38,718 --> 00:12:40,679 私が着たのよ 199 00:12:41,763 --> 00:12:42,722 芸術作品よ 200 00:12:42,722 --> 00:12:43,765 ええ 201 00:12:45,350 --> 00:12:47,269 パパは天才だった 202 00:12:47,269 --> 00:12:48,520 そうね 203 00:12:50,188 --> 00:12:51,106 いた 204 00:12:57,070 --> 00:12:59,114 パパは不死身だと思ってた 205 00:12:59,864 --> 00:13:01,616 想像しなかった 206 00:13:03,827 --> 00:13:07,122 私たちを残していくなんて 207 00:13:09,916 --> 00:13:13,253 ナオミは彼のミューズになった 208 00:13:13,253 --> 00:13:15,881 ほとんど家族に等しい 209 00:13:17,465 --> 00:13:20,385 彼は世界を見せてくれた 210 00:13:21,052 --> 00:13:22,929 すばらしい人に会い 211 00:13:22,929 --> 00:13:26,141 芸術や建築 デザインを学んだ 212 00:13:26,808 --> 00:13:30,437 彼の仕事ぶりを見たし 作品の一部になれた 213 00:13:31,021 --> 00:13:33,106 娘のように接してくれた 214 00:13:35,108 --> 00:13:38,695 私に朝食を作り夕食を作り 215 00:13:40,947 --> 00:13:43,533 ケンカもしたわよ 216 00:13:43,533 --> 00:13:46,369 窓から出てクラブへ行った 217 00:13:46,369 --> 00:13:49,998 クラブから連絡を受け 迎えに来るの 218 00:13:49,998 --> 00:13:53,251 戻る前に着こなしにダメ出しして 219 00:13:53,251 --> 00:13:55,086 直したりするの 220 00:13:55,086 --> 00:13:58,840 “ベルトはこうでないと” とか何とか 221 00:13:58,840 --> 00:14:00,217 想像してみて 222 00:14:00,217 --> 00:14:03,803 ブティックが 私のクローゼットだった 223 00:14:04,471 --> 00:14:07,182 アライアの店がクローゼット 224 00:14:07,182 --> 00:14:10,227 そんな16歳がいる? 225 00:14:12,562 --> 00:14:14,314 彼の死は 226 00:14:15,941 --> 00:14:17,984 私を揺さぶった 227 00:14:17,984 --> 00:14:22,614 アズディン・アライア 彼がいなかったら 人生は違ってた 228 00:14:23,949 --> 00:14:26,493 業界で私を守ってくれた 229 00:14:26,493 --> 00:14:28,286 私を導いてくれた 230 00:14:29,537 --> 00:14:32,082 こんなこともあったの 231 00:14:32,082 --> 00:14:36,962 アートディレクターが 私の胸を完璧な形と言い 232 00:14:36,962 --> 00:14:39,381 触れなければと思ったの 233 00:14:40,090 --> 00:14:42,884 私はすぐパパに電話した 234 00:14:42,884 --> 00:14:46,596 パパはすぐその人に電話して 235 00:14:46,596 --> 00:14:48,473 厳しく警告したわ 236 00:14:49,099 --> 00:14:51,226 二度と近づいてこなかった 237 00:14:51,226 --> 00:14:55,522 私が真実を口にしたことは役立った 238 00:14:55,522 --> 00:14:58,108 それが自分だけでなく 239 00:14:58,108 --> 00:15:01,570 周りの人も守ったのだと思う 240 00:15:04,823 --> 00:15:07,200 こんにちは 241 00:15:09,828 --> 00:15:12,163 〈ジャン・リュック ブルネルは 242 00:15:12,163 --> 00:15:14,583 フロリダでキャスティング中〉 243 00:15:15,500 --> 00:15:17,294 〈彼のエクササイズは 244 00:15:17,627 --> 00:15:20,005 “モデルを追い回すこと”〉 245 00:15:21,840 --> 00:15:25,635 〈コートニーは パリの事務所に所属〉 246 00:15:26,595 --> 00:15:30,891 〈彼に水着の広告を勧められた〉 247 00:15:32,976 --> 00:15:36,229 〈それには完璧なサイズと 248 00:15:36,938 --> 00:15:39,482 ルックスが必要だと〉 249 00:15:40,525 --> 00:15:42,777 〈そしてスカートを上げさせ 250 00:15:42,903 --> 00:15:44,863 触り始めた〉 251 00:15:45,238 --> 00:15:48,283 〈彼女は何度も彼を押しのけた〉 252 00:15:49,159 --> 00:15:52,037 〈彼を拒絶した瞬間から 253 00:15:52,037 --> 00:15:53,872 仕事は途絶えた〉 254 00:15:53,872 --> 00:15:55,749 私も会った 255 00:15:55,749 --> 00:15:58,710 彼は悪名高い代理人で 256 00:15:58,710 --> 00:16:03,256 パリのカリン・モデルズを 仕切っていたの 257 00:16:03,256 --> 00:16:07,552 フォ—ドとカリンは提携していた 258 00:16:07,552 --> 00:16:10,263 {\an8}〝カリン・モデルズ〟 259 00:16:10,263 --> 00:16:11,473 {\an8}パリでは 260 00:16:11,473 --> 00:16:16,353 彼のアパルトマンに 泊まらされたものよ 261 00:16:19,856 --> 00:16:22,776 私たちのほとんどは若かった 262 00:16:23,485 --> 00:16:26,529 放り込まれた環境は恐らく 263 00:16:27,197 --> 00:16:29,199 全く新しいわよね? 264 00:16:30,951 --> 00:16:34,454 キャリアを左右する年配の男性には 265 00:16:34,454 --> 00:16:36,790 圧倒されてしまうもの 266 00:16:36,790 --> 00:16:38,166 信用もする 267 00:16:38,166 --> 00:16:40,794 昔からあることよ 268 00:16:40,794 --> 00:16:43,296 {\an8}〝オシュ通り〟 269 00:16:43,672 --> 00:16:46,299 彼はほぼ留守で何もなかった 270 00:16:47,551 --> 00:16:51,429 無事だけど振り返ると腹が立つ 271 00:16:51,429 --> 00:16:53,557 よく無事だったわ 272 00:16:53,557 --> 00:16:55,433 “事務所出入り禁止” 273 00:16:55,433 --> 00:16:58,853 “エプスタインの共謀者が起訴” 274 00:16:59,396 --> 00:17:01,690 誰が何をしても驚かない 275 00:17:01,690 --> 00:17:03,108 知人でさえも 276 00:17:03,108 --> 00:17:05,360 何をするか分からない 277 00:17:06,861 --> 00:17:08,487 彼はエリートで 278 00:17:08,612 --> 00:17:12,492 {\an8}欧州を統括しています ジョン・カサブランカス モデル代理人 279 00:17:12,867 --> 00:17:14,535 ジェラルド・マリー 280 00:17:18,497 --> 00:17:19,916 代理人と結婚した 281 00:17:22,669 --> 00:17:24,295 ジェラルド・マリー 282 00:17:28,341 --> 00:17:30,969 とてもチャーミングな人で 283 00:17:30,969 --> 00:17:33,430 強引なところが好きだった 284 00:17:34,264 --> 00:17:37,017 〈エリートのモデルは一流だ〉 285 00:17:37,017 --> 00:17:41,688 〈年に20~25万ドル稼がないと 286 00:17:41,688 --> 00:17:44,274 事務所にはいられない〉 287 00:17:45,942 --> 00:17:48,028 リンダは22歳 288 00:17:49,571 --> 00:17:51,281 彼はほぼ留守 289 00:17:51,281 --> 00:17:54,534 私がリンダに会った時は婚約してた 290 00:17:57,662 --> 00:17:59,331 激務だった 291 00:18:00,165 --> 00:18:02,000 働かされたの 292 00:18:04,461 --> 00:18:07,881 いい人だと思ってたのに 293 00:18:09,466 --> 00:18:13,929 ドイツ人写真家の 助手だと名乗ったの 294 00:18:14,596 --> 00:18:16,806 嫌な奴と思ったわ 295 00:18:18,225 --> 00:18:19,684 でもそれが? 296 00:18:19,684 --> 00:18:22,187 2度目に正体がばれた 297 00:18:23,605 --> 00:18:25,065 そして恋に落ちた 298 00:18:26,650 --> 00:18:29,277 “写真家の助手”が効いた 299 00:18:30,570 --> 00:18:33,740 永遠に幸せでいたいだけよ 300 00:18:35,075 --> 00:18:37,744 パリには3年住んで 301 00:18:38,828 --> 00:18:41,039 徐々にステップアップ 302 00:18:41,998 --> 00:18:44,626 そしてようやく感じた 303 00:18:45,335 --> 00:18:46,586 “成功した 304 00:18:46,586 --> 00:18:48,672 お金を貯められる”と 305 00:18:49,214 --> 00:18:52,634 一流の写真家と仕事をし始めた 306 00:18:54,052 --> 00:18:56,221 ヴォーグの表紙は夢だった 307 00:18:56,221 --> 00:18:59,015 どのヴォーグでもいい 308 00:19:01,309 --> 00:19:03,937 ピーター・リンドバーグとロケへ 309 00:19:04,854 --> 00:19:08,108 彼は私の中性的な面を見出し 310 00:19:08,108 --> 00:19:11,861 ヘアをショートにしたがった 311 00:19:12,904 --> 00:19:16,866 “ロングの君は もう十分に撮ったから 312 00:19:16,866 --> 00:19:20,662 前に進むには切らないと”って 313 00:19:22,706 --> 00:19:25,208 それで母に意見を聞いたの 314 00:19:25,208 --> 00:19:28,753 “1人だけショートになる”と言われ 315 00:19:28,753 --> 00:19:31,590 悪くないなと思ったわ 316 00:19:33,508 --> 00:19:36,094 彼女は入るなり 317 00:19:36,094 --> 00:19:37,721 “切って”と言った 318 00:19:38,263 --> 00:19:41,391 そして美容師のジュリエンが 319 00:19:41,391 --> 00:19:45,270 髪を束ねて “みんないいか?”と聞いた 320 00:19:45,270 --> 00:19:48,231 彼女は“だめ”と泣き始めたが 321 00:19:48,231 --> 00:19:50,275 彼はバッサリ切った 322 00:19:52,319 --> 00:19:54,529 それで終わりだよ 323 00:20:00,869 --> 00:20:03,788 その後はミラノへ行き 324 00:20:04,331 --> 00:20:06,458 ショーをこなした 325 00:20:06,458 --> 00:20:10,295 ブッキングされたショーは20 326 00:20:10,837 --> 00:20:12,339 フィッティング中に 327 00:20:12,339 --> 00:20:14,633 みんな私を見始めた 328 00:20:14,633 --> 00:20:16,509 そしてキャンセル 329 00:20:17,177 --> 00:20:18,887 出演は4つだけ 330 00:20:19,512 --> 00:20:20,639 “エヴァンジェリスタ” 331 00:20:20,639 --> 00:20:21,723 終わり 332 00:20:23,975 --> 00:20:25,977 その翌日には 333 00:20:27,020 --> 00:20:28,647 代わりに撮影した 334 00:20:28,647 --> 00:20:32,400 フランカ・ソッツァ—ニ イタリア版ヴォ—グ 元編集長 フランカに コンコルドに乗せられ 335 00:20:34,986 --> 00:20:36,488 スティーブンと撮影 336 00:20:39,491 --> 00:20:41,576 それが2週間後に 337 00:20:41,576 --> 00:20:46,748 〝ヴォ—グ〟 イタリア版の表紙に 338 00:20:45,872 --> 00:20:48,583 {\an8}全てのヴォ—グが続いた 339 00:20:48,583 --> 00:20:50,126 英国版も 340 00:20:50,126 --> 00:20:52,504 フランス版もスペイン版も 341 00:20:52,504 --> 00:20:54,089 米国版も 342 00:20:55,215 --> 00:20:57,884 成功を実感したのはその時ね 343 00:20:57,884 --> 00:20:59,719 始めて3年後よ 344 00:20:59,719 --> 00:21:03,682 すごく自信が付いたのはその時で 345 00:21:03,682 --> 00:21:06,935 そこから突き進んでいった 346 00:21:08,353 --> 00:21:11,565 子供の時は人と違うのが嫌でしょ 347 00:21:11,565 --> 00:21:14,818 私は自分のホクロのことを 348 00:21:14,818 --> 00:21:17,153 チャームポイントって 呼んでた 349 00:21:18,738 --> 00:21:22,242 姉と妹にからかわれたわよ 350 00:21:22,242 --> 00:21:23,868 こっち側はチャーム 351 00:21:23,868 --> 00:21:25,745 左側は醜いあざ 352 00:21:28,623 --> 00:21:30,041 モデルになると 353 00:21:30,667 --> 00:21:32,669 必ずその話になった 354 00:21:32,669 --> 00:21:34,337 “メイクで隠す?” 355 00:21:34,337 --> 00:21:36,923 “盛り上がってるから無理”と 356 00:21:36,923 --> 00:21:39,092 “87年の流行は?” 357 00:21:39,092 --> 00:21:42,971 初のヴォーグでは レタッチで消された 358 00:21:42,971 --> 00:21:45,265 でも議論は続いたのよ 359 00:21:45,265 --> 00:21:46,474 アヴェドンは 360 00:21:46,474 --> 00:21:50,061 米国版ヴォーグで 初めて私を撮影した 361 00:21:50,061 --> 00:21:53,440 私はポートレートの写真家でもある 362 00:21:53,440 --> 00:21:57,193 {\an8}服は私がデザインに使える要素だ 363 00:21:57,193 --> 00:22:03,825 {\an8}女性のフォルムは リチャ—ド・ アヴェドン 写真家 リチャ—ド・ アヴェドン 写真家 私の表現手段だ 私の表現手段だ 364 00:22:02,782 --> 00:22:03,825 {\an8}私の感情をね 365 00:22:04,784 --> 00:22:11,249 {\an8}彼は写真家の中でも 伝説的存在 エミリー・ビアマン サザビーズ写真部門代表 芸術史でも写真史でも 366 00:22:11,249 --> 00:22:13,460 {\an8}伝説の人よ 367 00:22:14,461 --> 00:22:16,713 {\an8}彼は巨匠で 368 00:22:16,713 --> 00:22:20,800 作品は共感を呼び続ける チャールズ・デカロ ラスパタ・デカロ創設者 369 00:22:20,800 --> 00:22:24,846 {\an8}ロッコ・ラスパタ ラスパタ・デカロ創設者 最も有名なのは象との写真だ 370 00:22:25,388 --> 00:22:28,850 {\an8}知らなくても 見たことはあるはず 371 00:22:28,850 --> 00:22:33,980 リチャ—ド・アヴェドン アヴェドンは流れが違った 372 00:22:33,980 --> 00:22:36,191 “カシャカシャ”でなく 373 00:22:36,191 --> 00:22:38,735 “よし”って言ってカチッ 374 00:22:40,904 --> 00:22:43,698 {\an8}私はいい生徒で気に入られた 375 00:22:43,698 --> 00:22:45,450 {\an8}集中してたから 376 00:22:45,450 --> 00:22:49,120 {\an8}彼はアゲる方法を教えてくれたの 377 00:22:50,497 --> 00:22:52,707 {\an8}テンションをね 378 00:22:53,667 --> 00:22:56,378 あの撮影で2冊の表紙が出来た 379 00:22:58,088 --> 00:23:02,300 {\an8}1986年の8月号と 10月号の表紙よ 380 00:23:02,300 --> 00:23:05,387 {\an8}米国版はホクロを残した 381 00:23:06,096 --> 00:23:08,098 それで決着がついた 382 00:23:08,098 --> 00:23:10,517 ヴォーグがいいと言うなら 383 00:23:10,517 --> 00:23:13,436 他でもいいはずだから 384 00:23:16,565 --> 00:23:20,986 パリ 385 00:23:20,986 --> 00:23:23,238 構成を話し合おう 386 00:23:24,864 --> 00:23:27,367 印刷に回すのはいつ? 387 00:23:27,367 --> 00:23:28,493 締め切りは? 388 00:23:28,910 --> 00:23:30,912 2月末ね 389 00:23:31,746 --> 00:23:33,957 ケヒンデ・ワイリー特集 390 00:23:33,957 --> 00:23:40,297 彼が描いた私の肖像画が展示される 「マダム」ゲスト編集長会議 この写真はすごくいい 391 00:23:40,297 --> 00:23:43,508 クリスティやケイトを思わせる 392 00:23:43,508 --> 00:23:45,260 ブリジット・ホールも 393 00:23:45,927 --> 00:23:47,512 みんなが見える 394 00:23:48,513 --> 00:23:50,015 これはだめね 395 00:23:50,015 --> 00:23:51,892 モデルがいない 396 00:23:51,892 --> 00:23:53,852 イマンを考えてる 397 00:23:53,852 --> 00:23:56,021 カトゥーシャと一緒に 398 00:23:56,021 --> 00:23:57,022 それだ! 399 00:23:57,022 --> 00:23:58,356 ファリダもね 400 00:24:06,907 --> 00:24:09,534 ビバリー・ジョンソンやイマン 401 00:24:09,534 --> 00:24:11,828 ナオミ・シムズ ドニエル・ルナ 402 00:24:11,828 --> 00:24:14,080 ゲイル・オニール カレン・アレクサンダー 403 00:24:14,080 --> 00:24:17,459 先輩女性の功績に感謝している 404 00:24:20,545 --> 00:24:22,047 でも望みは高い 405 00:24:22,047 --> 00:24:24,799 限界を破りたかった 406 00:24:24,799 --> 00:24:29,638 白人モデルと同じものが欲しかった 407 00:24:30,388 --> 00:24:32,515 だから1987年に 408 00:24:33,016 --> 00:24:35,477 ヴォーグの表紙を希望した 409 00:24:35,477 --> 00:24:38,813 彼らは言葉を失っていたわよ 410 00:24:38,813 --> 00:24:42,400 気まずくて身が縮む思いだった 411 00:24:42,400 --> 00:24:45,403 “言うべきじゃなかった” 412 00:24:45,403 --> 00:24:47,489 “実現しない”とね 413 00:24:48,073 --> 00:24:52,661 黒人モデルには 多くの制約があり彼女は戦った 414 00:24:52,661 --> 00:24:55,956 白人でないとだめな業界だ 415 00:24:56,665 --> 00:24:59,167 ショーや雑誌で成功するには 416 00:25:01,670 --> 00:25:04,381 サンローランとの仕事で 417 00:25:05,465 --> 00:25:06,466 彼に話したの 418 00:25:08,510 --> 00:25:10,720 彼は黒人モデルの 419 00:25:10,720 --> 00:25:13,223 ベサン・ハ—ディソン モデル 元代理人 価値を認めてた 420 00:25:14,432 --> 00:25:17,352 彼の影響力は知らなかった 421 00:25:18,979 --> 00:25:20,313 ブラボー 422 00:25:21,189 --> 00:25:23,483 発言力があるなんて 423 00:25:24,776 --> 00:25:29,531 {\an8}私の最高のコレクション イヴ・ サンロ—ラン デザイナ— 難しかったが 424 00:25:29,531 --> 00:25:34,786 難しい時はいいものが出来る 425 00:25:34,786 --> 00:25:37,664 そしてパトリックと 426 00:25:37,664 --> 00:25:39,874 NYにいた時のこと 427 00:25:44,337 --> 00:25:47,507 {\an8}発売日まで知らなかったの 428 00:25:47,507 --> 00:25:51,136 {\an8}黒人が初めてフランス版 ヴォ—グの表紙に 429 00:25:51,887 --> 00:25:54,097 限界を打破したんじゃない 430 00:25:54,097 --> 00:25:56,224 ただこう考えていた 431 00:25:56,224 --> 00:25:57,893 “続けないと 432 00:25:57,893 --> 00:26:00,061 1度で終わらせない” 433 00:26:00,061 --> 00:26:06,985 {\an8}〝9月号〟 次に初の米国版の表紙を撮影 434 00:26:03,815 --> 00:26:06,985 でもどの月かは知らなかった 435 00:26:06,985 --> 00:26:08,361 というのも 436 00:26:09,154 --> 00:26:12,574 米国の雑誌はこう決まっていた 437 00:26:12,574 --> 00:26:14,993 2月は黒人の月 438 00:26:14,993 --> 00:26:17,287 2月はどの雑誌でも 439 00:26:17,287 --> 00:26:18,705 黒人を起用する 440 00:26:18,705 --> 00:26:20,749 私もそれをやった 441 00:26:20,749 --> 00:26:24,669 でも3月と9月が よく売れるとは知らなかった 442 00:26:25,670 --> 00:26:27,631 仕事から仕事へと移り 443 00:26:27,631 --> 00:26:29,382 人生を楽しんでた 444 00:26:30,634 --> 00:26:33,428 米国版の表紙を飾ると 445 00:26:33,428 --> 00:26:35,722 ショーに出られるようになる 446 00:26:35,722 --> 00:26:37,432 それは新しかった 447 00:26:37,432 --> 00:26:41,603 当時のモデルは雑誌の専門か 448 00:26:41,603 --> 00:26:43,271 ショーの専門 449 00:26:45,148 --> 00:26:47,859 ショーは小規模だった 450 00:26:47,859 --> 00:26:51,112 出席するのは業界の幹部と アイザック・ミズラヒ デザイナ— 451 00:26:51,112 --> 00:26:54,491 顧客と記者だけだった 452 00:26:55,951 --> 00:26:58,286 状況は変わり 453 00:26:58,286 --> 00:27:01,373 雑誌モデルがショーに出始めた 454 00:27:07,546 --> 00:27:09,464 皆がショーに出て 455 00:27:09,464 --> 00:27:11,967 {\an8}規模が変わった トンネ・グッドマン 編集者 456 00:27:16,096 --> 00:27:19,516 雑誌モデルがショーに出る 457 00:27:19,516 --> 00:27:22,352 スターを実際に見るようだ 458 00:27:23,311 --> 00:27:24,980 刺激的だった 459 00:27:24,980 --> 00:27:27,232 モデルもウキウキしてた 460 00:27:27,232 --> 00:27:31,194 彼女たちは直立して 歩くだけじゃなかった 461 00:27:32,571 --> 00:27:36,533 力強いウォークだった 462 00:27:36,533 --> 00:27:39,869 {\an8}ス—ジ—・メンケス 記者 個性を際立たせた 463 00:27:39,869 --> 00:27:42,247 まっすぐ前を見て 464 00:27:42,247 --> 00:27:45,834 にこやかな顔で歩くよう心がけた 465 00:27:45,834 --> 00:27:48,295 知っている人を見たらこう 466 00:27:50,338 --> 00:27:53,508 ヴェルサーチのショーの後で 467 00:27:53,508 --> 00:27:57,470 3人の写真家が楽屋に来たの 468 00:27:57,470 --> 00:27:59,306 失敗したと思った 469 00:27:59,306 --> 00:28:01,600 見ると写真の私は 470 00:28:01,600 --> 00:28:05,270 どれも視線が下に向いていたの 471 00:28:05,937 --> 00:28:10,233 最前列の仲間や友達を 見ていたからよ 472 00:28:10,233 --> 00:28:14,529 彼らに“頼むから 僕らを見て”と言われた 473 00:28:14,529 --> 00:28:16,740 ランウェイの突き当りで 474 00:28:16,740 --> 00:28:20,410 私は“ごめんなさい もちろんよ”と答えた 475 00:28:23,163 --> 00:28:25,498 だから見上げたの 476 00:28:27,167 --> 00:28:28,710 びっくりよ 477 00:28:29,669 --> 00:28:33,340 あんなに大勢の カメラマンがいるなんて 478 00:28:36,927 --> 00:28:39,471 楽屋には緊張感が 479 00:28:39,471 --> 00:28:40,972 それがいい 480 00:28:40,972 --> 00:28:44,517 慌ただしくて アドレナリンが出るのが 481 00:28:45,644 --> 00:28:47,395 こちらにスタンバイ 482 00:28:48,897 --> 00:28:51,483 偽者みたいに感じた 483 00:28:51,483 --> 00:28:54,861 “ワインをいただくわ”とか 484 00:28:54,861 --> 00:28:57,572 “エルメス大好き”とかまねする 485 00:28:57,572 --> 00:29:01,910 子供の頃は エルメスが何か知らなかった 486 00:29:01,910 --> 00:29:04,913 でもすぐ覚えて適応するものよ 487 00:29:06,790 --> 00:29:09,668 真面目だったのはシンディ 488 00:29:09,668 --> 00:29:13,088 でも楽しくやる方法は分かってた 489 00:29:13,088 --> 00:29:14,089 テキーラよ 490 00:29:19,386 --> 00:29:21,972 彼女たちは違った 491 00:29:21,972 --> 00:29:27,561 うそくさい人工的な 歩き方はしなかった 492 00:29:27,561 --> 00:29:30,397 ただ楽しくやっていた 493 00:29:33,984 --> 00:29:35,360 ナオミは別格 494 00:29:35,360 --> 00:29:39,072 “私の前をどいて”と歩いてた 495 00:29:39,072 --> 00:29:42,158 “ここは私の場所だから”と 496 00:29:44,494 --> 00:29:46,580 私の母は 497 00:29:46,580 --> 00:29:50,208 誰より真面目な中年女性だった 498 00:29:50,208 --> 00:29:52,711 それが60代半ばの時に 499 00:29:52,711 --> 00:29:54,296 ショーの後に言った 500 00:29:54,296 --> 00:29:57,215 “ナオミとなら寝たい”と 501 00:29:59,217 --> 00:30:00,594 絶頂期ね 502 00:30:01,261 --> 00:30:04,806 でもそういうさなかにあっても 503 00:30:05,765 --> 00:30:07,601 完璧じゃなかった 504 00:30:07,601 --> 00:30:08,935 その理由は 505 00:30:10,812 --> 00:30:14,024 ナオミが出ないこともあったから 506 00:30:16,568 --> 00:30:18,653 私には分からなかった 507 00:30:19,446 --> 00:30:23,033 ナオミの方がきれいだと思ったし 508 00:30:23,617 --> 00:30:27,746 体型は私よりずっといいと思ってた 509 00:30:27,746 --> 00:30:30,206 ウォークもうまい 510 00:30:30,832 --> 00:30:33,877 なのになぜ起用されないのか 511 00:30:36,338 --> 00:30:39,925 当時のデザイナーはまだ 512 00:30:40,884 --> 00:30:43,553 “黒人は1シーズンに1人”と 513 00:30:44,804 --> 00:30:46,765 黒人は夏に起用され 514 00:30:46,765 --> 00:30:49,684 鮮やかな色の服しか着られない 515 00:30:49,684 --> 00:30:52,771 “彼女を起用しなければ 断る”と言った 516 00:30:54,814 --> 00:30:58,193 リンダとクリスティは体を張った 517 00:30:58,193 --> 00:31:01,196 私の味方をし支えてくれた 518 00:31:01,196 --> 00:31:02,948 それが私を動かした 519 00:31:06,243 --> 00:31:09,621 ショーではきれいなドレスを着た 520 00:31:09,621 --> 00:31:11,623 でも広告の時は 521 00:31:11,623 --> 00:31:13,667 私は起用されない 522 00:31:13,667 --> 00:31:16,086 傷ついたものよ 523 00:31:16,753 --> 00:31:21,800 私をなだめようと ブッキングされることもあった 524 00:31:21,800 --> 00:31:25,095 起用されると思わせたりもした 525 00:31:25,095 --> 00:31:27,430 でも撮影現場に行くと 526 00:31:27,430 --> 00:31:29,975 1日中いても使われない 527 00:31:31,309 --> 00:31:33,311 決意はいっそう固くなった 528 00:31:33,979 --> 00:31:37,816 あんな扱いや立場は二度とごめんよ 529 00:31:45,657 --> 00:31:48,118 寄りかかるから壁を支えて 530 00:31:48,702 --> 00:31:51,204 ああ 黒と白のどっち? 531 00:31:51,204 --> 00:31:52,122 白だ 532 00:31:52,122 --> 00:31:54,374 カルバン・クラインも 533 00:31:54,374 --> 00:31:57,627 キューブ? コーナーでいいかも 534 00:31:57,627 --> 00:31:59,254 それか... 535 00:31:59,254 --> 00:32:01,464 寄りかかるのね 536 00:32:05,093 --> 00:32:07,262 少し横を向いて 537 00:32:07,262 --> 00:32:10,724 いいね カルバン・クラインらしい 538 00:32:10,724 --> 00:32:12,851 いかにもだわね 539 00:32:14,269 --> 00:32:17,272 あのブランドは33年やった 540 00:32:20,233 --> 00:32:23,570 カルバンに会ったのは17歳の時で 541 00:32:23,570 --> 00:32:26,990 彼のショーなどをこなした 542 00:32:29,284 --> 00:32:33,163 ティーンの私にも あのブランドは目立ってた 543 00:32:34,164 --> 00:32:35,540 広告もね 544 00:32:35,540 --> 00:32:37,959 ジーンズも香水も 545 00:32:38,960 --> 00:32:40,962 オブセッションは斬新で 546 00:32:42,464 --> 00:32:44,466 話題を作り 547 00:32:44,466 --> 00:32:47,260 広告に注目してもらいたい 548 00:32:47,260 --> 00:32:49,304 紙媒体でもCMでも 549 00:32:49,304 --> 00:32:52,474 情熱の国を支配するのは オブセッション 550 00:32:52,474 --> 00:32:54,017 カルバン・クライン 551 00:32:54,017 --> 00:32:55,518 あの香り 552 00:32:55,518 --> 00:32:59,731 “あの香り” ハル・ル—ベンスタイン インスタイル誌共同創設者 あの言葉を聞くと 553 00:32:59,731 --> 00:33:02,943 自動的にあの香りを思い出す 554 00:33:02,943 --> 00:33:07,697 僕には社会への影響力がある 555 00:33:07,697 --> 00:33:09,991 受け止め方を変えたり 556 00:33:09,991 --> 00:33:13,745 {\an8}特定の感じ方をさせたりできる 557 00:33:13,745 --> 00:33:18,792 {\an8}当時の彼は 武器の使い方を心得ていた 558 00:33:18,792 --> 00:33:22,796 広告掲示板や雑誌などのことだ 559 00:33:22,796 --> 00:33:28,134 とてもクリーンな イメージを押し出しつつ 560 00:33:28,134 --> 00:33:30,011 物議をかもした 561 00:33:31,221 --> 00:33:33,723 カルバンと私を遮るもの? 562 00:33:34,182 --> 00:33:35,016 何もない 563 00:33:36,142 --> 00:33:41,064 {\an8}常に全てがエロティック かつセクシ—で 564 00:33:41,064 --> 00:33:43,650 {\an8}みんなが雑魚寝していた 565 00:33:45,277 --> 00:33:47,237 するとエイズが流行した 566 00:33:47,237 --> 00:33:50,323 そこでトーンダウンして 567 00:33:50,323 --> 00:33:52,951 全体を落着かせたわけ 568 00:33:53,868 --> 00:33:58,832 続いて発表した香水 〝エタニティ〟は 569 00:33:58,832 --> 00:34:00,834 家族がテ—マ 570 00:34:00,834 --> 00:34:05,797 そしてクリスティを 顔として起用した 571 00:34:07,340 --> 00:34:11,469 {\an8}初キャンペ—ンは 思い出深い 572 00:34:13,221 --> 00:34:16,807 写真はブルース・ウェーバーだった 573 00:34:16,807 --> 00:34:20,061 みんな仲よしですごく楽しかった 574 00:34:20,061 --> 00:34:21,980 美しい夕焼け 575 00:34:21,980 --> 00:34:27,903 {\an8}彼女の写真から感じられる ブル—ス・ウェ—バ— 写真家 成功したいという意欲が 576 00:34:28,737 --> 00:34:33,407 彼はカメラで 写真とファッションを変えた 577 00:34:34,075 --> 00:34:38,371 モデルのしっかりした メイクも変えた 578 00:34:38,371 --> 00:34:41,082 女性はナチュラルで 579 00:34:41,082 --> 00:34:44,336 健康的に輝いていた 580 00:34:45,211 --> 00:34:48,757 年に100万ドルの契約だった 581 00:34:48,757 --> 00:34:53,428 なぜか夜に法律事務所で代理人と 582 00:34:53,428 --> 00:34:55,137 契約に署名した 583 00:34:55,137 --> 00:34:57,349 自分の弁護士はいない 584 00:34:57,349 --> 00:35:00,185 稼働日数は年に100日で 585 00:35:00,185 --> 00:35:02,145 大した日数じゃない 586 00:35:02,145 --> 00:35:04,356 他の仕事はできず 587 00:35:04,356 --> 00:35:07,025 雑誌も許されなかった 588 00:35:07,025 --> 00:35:10,779 でもあのキャンペーンは 人目に触れた 589 00:35:10,779 --> 00:35:13,698 だからブランドの顔になるのは 590 00:35:13,698 --> 00:35:18,328 当時の状況では頂点に感じられた 591 00:35:19,746 --> 00:35:21,998 {\an8}エタニティ カルバン・クライン 592 00:35:24,542 --> 00:35:26,503 {\an8}レブロンの新製品 593 00:35:26,878 --> 00:35:28,296 {\an8}〝カラ—ステイ〟 594 00:35:33,885 --> 00:35:35,136 モデルには 595 00:35:35,136 --> 00:35:37,973 化粧品メーカーとの契約は特別 596 00:35:39,099 --> 00:35:40,976 {\an8}収入が安定する 597 00:35:40,976 --> 00:35:45,272 {\an8}〝あの仕事は来るかな〟と 待たずに済む 598 00:35:46,731 --> 00:35:49,109 シンディ どうぞ 599 00:35:51,027 --> 00:35:53,822 初めまして 来てくれてありがとう 600 00:35:58,451 --> 00:36:01,288 レブロンと契約しましたが 601 00:36:01,288 --> 00:36:03,123 口紅がもらえるとか? 602 00:36:04,624 --> 00:36:07,878 それもだけどもっと自由になれる 603 00:36:07,878 --> 00:36:09,379 何の自由? 604 00:36:09,379 --> 00:36:11,006 好きなことをやる 605 00:36:11,882 --> 00:36:14,801 いいCMに出ていた 606 00:36:14,801 --> 00:36:16,970 髪を振って自慢を 607 00:36:18,847 --> 00:36:21,516 それが突然1988年に 608 00:36:21,516 --> 00:36:24,519 プレイボーイ誌から依頼が 609 00:36:24,519 --> 00:36:28,607 やるべきじゃないと 誰もが分かってた 610 00:36:29,232 --> 00:36:32,152 事務所も合わないと考えた 611 00:36:32,152 --> 00:36:34,404 私のやる仕事にはね 612 00:36:35,989 --> 00:36:38,283 あのブランドのイメージは 613 00:36:38,283 --> 00:36:41,077 他の顧客を遠ざけるかも 614 00:36:41,703 --> 00:36:46,333 「プレイボーイ」が 何を象徴するかは知っていた 615 00:36:48,168 --> 00:36:52,297 ヴォーグを経験した モデルのキャリアとしては 616 00:36:52,297 --> 00:36:55,675 異例の方向だったのは間違いない 617 00:36:55,675 --> 00:36:59,930 依頼は写真家の ハーブ・リッツを経由して来た 618 00:36:59,930 --> 00:37:02,724 彼とはよく組んでいて 619 00:37:02,724 --> 00:37:07,187 家に泊まったりするいい友人だった 620 00:37:07,187 --> 00:37:09,481 私の重要な役割は 621 00:37:09,481 --> 00:37:13,985 {\an8}外交官のように 状況を見抜くこと ハ—ブ・リッツ 写真家 622 00:37:13,985 --> 00:37:16,196 相手と1対1で話し 623 00:37:16,196 --> 00:37:20,075 相手を見極め欲しい物を手に入れる 624 00:37:20,075 --> 00:37:22,994 でも引かれるものを感じたから 625 00:37:22,994 --> 00:37:27,123 事務所の勧めに反して引き受けたの 626 00:37:27,123 --> 00:37:30,460 でも多額を要求しない代わりに 627 00:37:30,460 --> 00:37:32,629 私が写真を管理した 628 00:37:32,629 --> 00:37:36,174 気に入らなければ記事を削除する 629 00:37:36,716 --> 00:37:39,511 フランス版ヴォーグのハワイロケで 630 00:37:39,511 --> 00:37:41,555 ハーブと撮影した 631 00:37:42,013 --> 00:37:43,807 {\an8}ヴォ—グの撮影をし 632 00:37:43,807 --> 00:37:45,600 {\an8}プレイボ—イも撮影 633 00:37:46,726 --> 00:37:49,312 {\an8}どちらがヴォ—グだか 634 00:37:50,313 --> 00:37:51,731 {\an8}プレイボ—イだか 635 00:37:51,731 --> 00:37:55,652 {\an8}撮影の切り替えは自然だったし 636 00:37:55,652 --> 00:37:56,903 気に入った 637 00:37:58,488 --> 00:38:00,115 大切なのは 638 00:38:00,115 --> 00:38:03,868 反対されても自分で決めること 639 00:38:03,868 --> 00:38:06,788 自分でコントロールできるなら 640 00:38:06,788 --> 00:38:09,833 プレイボーイでも自信になる 641 00:38:09,833 --> 00:38:14,087 {\an8}〝男性の娯楽〟 犠牲者だとは感じなかった 642 00:38:14,087 --> 00:38:17,757 {\an8}〝ス—パ—モデル シンディ・クロフォ—ド〟 643 00:38:26,016 --> 00:38:29,227 ヌードでもヌードとは感じない 644 00:38:31,062 --> 00:38:33,857 誰が撮影するかによるわね 645 00:38:33,857 --> 00:38:37,027 服を着ている気がする 646 00:38:37,027 --> 00:38:39,237 コンセプトによるし 647 00:38:39,237 --> 00:38:42,324 趣があればヌードと感じない 648 00:38:49,664 --> 00:38:52,709 自信があるからと 思われただろうけど 649 00:38:52,709 --> 00:38:55,128 そうじゃない時もあった 650 00:38:58,548 --> 00:39:01,635 自分をさらけ出しているとは 651 00:39:01,635 --> 00:39:03,428 考えなかった 652 00:39:03,428 --> 00:39:06,932 別人を演じるみたいだった 653 00:39:07,474 --> 00:39:09,976 だから“自分じゃない”と 654 00:39:10,685 --> 00:39:13,563 服を着ている気がしたのよ 655 00:39:22,572 --> 00:39:25,742 ヌードになる自信がある人を 656 00:39:25,742 --> 00:39:27,535 リスペクトしてた 657 00:39:28,411 --> 00:39:30,956 信頼できる人との仕事で 658 00:39:30,956 --> 00:39:35,126 私がビジョンを納得できている場合 659 00:39:36,711 --> 00:39:38,672 ならばリスクを冒せる 660 00:39:40,048 --> 00:39:42,926 その人ならば捉えられると 661 00:39:42,926 --> 00:39:44,386 信じられる場合 662 00:39:44,386 --> 00:39:48,640 自分の安心感が写真に刺激を与え 663 00:39:48,640 --> 00:39:52,060 興味深くすると思える場合 664 00:39:52,060 --> 00:39:54,229 それなら やれる 665 00:39:56,106 --> 00:39:59,818 でも信用できなくてこんな感じなら 666 00:39:59,818 --> 00:40:02,571 “ほら やれ!”って 667 00:40:02,571 --> 00:40:04,739 “撮るから”と言われたら 668 00:40:04,739 --> 00:40:05,991 できない 669 00:40:05,991 --> 00:40:10,412 自分一人ではできないものなのよ 670 00:40:10,412 --> 00:40:13,582 どの撮影にも時間と信用が要る 671 00:40:17,168 --> 00:40:20,297 ハーブとは... 672 00:40:21,006 --> 00:40:25,552 居心地悪い思いをしたことは 一度もない 673 00:40:25,552 --> 00:40:27,721 そうだ いいね 674 00:40:32,017 --> 00:40:34,853 ファッションと無縁だからいい 675 00:40:34,853 --> 00:40:37,981 ヌードだけど友達同士の写真で 676 00:40:37,981 --> 00:40:41,902 彼女たちはいきなり 一か所に集められた 677 00:40:41,902 --> 00:40:45,447 これには彼女たちの心が感じられる 678 00:40:45,906 --> 00:40:47,741 セクシーというより 679 00:40:47,741 --> 00:40:50,452 彼女たちの魂が表れている 680 00:40:51,161 --> 00:40:54,372 目で分かる 中心は目と表情だ 681 00:40:55,707 --> 00:40:59,419 彼の写真らしく 裸でもセクシーじゃない 682 00:40:59,419 --> 00:41:04,591 服を着ないことで 純真さが表れているの 683 00:41:06,092 --> 00:41:08,762 クリスティ抜きでも撮った 684 00:41:08,762 --> 00:41:12,724 ローリングストーン誌に 載せられないから 685 00:41:13,767 --> 00:41:16,728 カルバン・クラインと 独占契約してた 686 00:41:16,728 --> 00:41:19,689 でもハーブが“いいから入れ”と 687 00:41:20,690 --> 00:41:25,403 キャンペーンモデルを やる理由が分かったの 688 00:41:25,403 --> 00:41:27,948 外の世界を見られるし 689 00:41:27,948 --> 00:41:31,368 誰かの斬新な仕事を見られるから 690 00:41:31,368 --> 00:41:33,662 それから離れると 691 00:41:34,120 --> 00:41:36,665 あまり楽しくなくなった 692 00:41:44,548 --> 00:41:45,674 さてと 693 00:41:50,303 --> 00:41:51,972 すごく長い 694 00:41:51,972 --> 00:41:53,139 そうよ 695 00:41:53,139 --> 00:41:55,267 髪を切りに来たみたい 696 00:41:55,809 --> 00:41:59,104 {\an8}マスクしてると切りにくい マリア クリスティの母 697 00:41:59,104 --> 00:42:01,648 どのくらい短く? 698 00:42:03,441 --> 00:42:06,236 今朝 友達に話してたの 699 00:42:06,236 --> 00:42:09,072 “娘はカットもできる”って 700 00:42:09,072 --> 00:42:11,449 スタイリストの髪も切った 701 00:42:11,449 --> 00:42:12,826 自慢よ 702 00:42:12,826 --> 00:42:14,661 任せるとはね 703 00:42:15,829 --> 00:42:17,038 立派な美容師 704 00:42:17,831 --> 00:42:25,255 {\an8}オリベ 自分は? エリン クリスティの妹 伸びるまでが長いけどね 705 00:42:25,255 --> 00:42:26,590 似合ってた 706 00:42:26,590 --> 00:42:30,635 あの髪型が 一番かもと思ったりする 707 00:42:36,057 --> 00:42:37,559 こっち向いて 708 00:42:37,559 --> 00:42:38,768 私は 709 00:42:39,644 --> 00:42:43,189 カルバン・クラインとの 契約が嫌になっていた 710 00:42:43,189 --> 00:42:45,108 悪い契約じゃない 711 00:42:45,108 --> 00:42:49,237 燃え尽きたわけでも 疲れたわけでもない 712 00:42:49,237 --> 00:42:50,614 潮時だった 713 00:42:51,114 --> 00:42:53,825 だから自分で“交渉”したの 714 00:42:54,701 --> 00:42:55,911 髪を切って 715 00:42:56,912 --> 00:42:58,955 切った友達が冗談で 716 00:42:58,955 --> 00:43:01,499 “叱られるぞ”と言った 717 00:43:01,499 --> 00:43:03,335 まさかと思ってた 718 00:43:04,211 --> 00:43:06,755 でもよく思われなかった 719 00:43:06,755 --> 00:43:08,798 カルバンは怒ってた 720 00:43:08,798 --> 00:43:13,345 契約中はルックスを維持しないと 721 00:43:13,345 --> 00:43:15,972 {\an8}だから突然に髪を切るのは 722 00:43:17,140 --> 00:43:19,559 一大事に近かった 723 00:43:20,018 --> 00:43:21,144 再交渉した 724 00:43:21,144 --> 00:43:23,063 厳しいとは思う 725 00:43:23,688 --> 00:43:25,982 彼とは切れず 726 00:43:25,982 --> 00:43:30,237 キャンペーンを続けショーにも出た 727 00:43:30,237 --> 00:43:33,240 新シーズンに新しいヘアで 728 00:43:34,449 --> 00:43:38,036 今はあの手の契約はない 729 00:43:38,036 --> 00:43:40,121 当然だと思う 730 00:43:40,121 --> 00:43:44,918 {\an8}〝契約解除〟 事務所は力がありながら 731 00:43:44,918 --> 00:43:47,462 力がないフリをしていた 732 00:43:47,462 --> 00:43:49,339 味方のはずなのに 733 00:43:50,715 --> 00:43:52,842 “現実を考えてみて 734 00:43:52,842 --> 00:43:55,971 相性は関係ないし家族でもない 735 00:43:55,971 --> 00:43:58,181 ビジネスなのよ”と 736 00:43:58,181 --> 00:44:01,101 あの種の契約はもう断っている 737 00:44:05,522 --> 00:44:07,399 {\an8}〝「スタイル」 エルサ・クレンシュ〟 738 00:44:07,399 --> 00:44:09,859 この番組では 739 00:44:09,859 --> 00:44:12,862 {\an8}美容やファッションを お届けします 740 00:44:13,989 --> 00:44:18,034 80年代後半には新媒体が登場 741 00:44:18,034 --> 00:44:21,288 ケーブルテレビの コンテンツが必要だった 742 00:44:21,288 --> 00:44:25,333 {\an8}春のコレクションから 流行を分析 743 00:44:25,333 --> 00:44:28,044 注目が高まった トッド・オ—ルダム デザイナ— 744 00:44:28,712 --> 00:44:30,797 エルサは 745 00:44:30,797 --> 00:44:33,633 ファッション通の先駆けだった 746 00:44:33,633 --> 00:44:36,094 カルバンはラインで冒険 747 00:44:36,887 --> 00:44:39,890 {\an8}体に沿ったボディコンだね 748 00:44:40,974 --> 00:44:43,101 全てが変わった 749 00:44:43,101 --> 00:44:46,521 あなたは モデルのイメージと違って... 750 00:44:46,521 --> 00:44:48,857 モデルのイメージって? 751 00:44:48,857 --> 00:44:54,321 私たちの知能指数は1桁とか そういうこと? 752 00:44:54,321 --> 00:44:55,780 いいえ 753 00:44:55,780 --> 00:44:59,868 それ以前の米国は文化に飢えていた 754 00:44:59,868 --> 00:45:00,785 トム・フレストン 元MTV社長 755 00:45:00,785 --> 00:45:04,623 ケーブルテレビは NYの活気ある文化を 756 00:45:04,623 --> 00:45:08,209 衛星を通して 全国に伝えたわけだ 757 00:45:10,420 --> 00:45:13,006 {\an8}80年代前半にMTVを開局 758 00:45:13,006 --> 00:45:15,884 視聴者は ヒット曲だけでなく 759 00:45:15,884 --> 00:45:18,887 ポップカルチャーに触れられた 760 00:45:19,721 --> 00:45:23,850 そこでストリートファッションも 扱うことにした 761 00:45:23,850 --> 00:45:26,228 新しい司会者も起用する 762 00:45:26,228 --> 00:45:29,981 MTVのファッション担当者だ 763 00:45:30,857 --> 00:45:34,027 ファッションは主に女性で 764 00:45:34,027 --> 00:45:37,906 プレーボーイは主に男性が対象 765 00:45:37,906 --> 00:45:39,157 別物だった 766 00:45:39,157 --> 00:45:42,202 私を見る読者は倍増した 767 00:45:42,202 --> 00:45:47,082 その2つがMTVにつながったのね 768 00:45:47,082 --> 00:45:49,793 モデルやファッション通で 769 00:45:49,793 --> 00:45:53,255 しかも男性ファンが いる人を探してた 770 00:45:53,255 --> 00:45:57,342 会議では30秒で彼女に決定したよ 771 00:45:57,342 --> 00:45:59,302 “来週からは?”とね 772 00:46:00,887 --> 00:46:03,598 ようこそ 私はシンディ 773 00:46:04,266 --> 00:46:06,685 初レポートを自力でやるなんて 774 00:46:06,685 --> 00:46:09,813 テレビ番組の経験はなかった 775 00:46:09,813 --> 00:46:12,732 ランウェイを歩きコートを脱ぐ 776 00:46:12,732 --> 00:46:15,569 音楽とファッションを合わせ 777 00:46:15,569 --> 00:46:18,113 ポップカルチャーも入れた 778 00:46:18,113 --> 00:46:21,825 それをごちゃまぜにした番組だった 779 00:46:21,825 --> 00:46:23,326 出来は関係ない 780 00:46:23,326 --> 00:46:24,578 {\an8}「ハウス・オブ・スタイル」 781 00:46:24,995 --> 00:46:26,037 シンディです 782 00:46:26,037 --> 00:46:29,165 {\an8}今日はパリから お送りしています 783 00:46:29,165 --> 00:46:31,209 彼女は企画を練り 784 00:46:31,209 --> 00:46:34,296 友達や業界人を招いた 785 00:46:34,296 --> 00:46:36,423 {\an8}服は着たくない 冗談よ 786 00:46:36,423 --> 00:46:37,382 {\an8}ナオミってば 787 00:46:38,174 --> 00:46:40,218 {\an8}デザイナ—も呼んだ 788 00:46:40,218 --> 00:46:41,678 {\an8}丈が長いな 789 00:46:41,678 --> 00:46:44,222 {\an8}胸のパッドは不要ね 790 00:46:44,222 --> 00:46:47,183 私は胸がある最後のモデルだから 791 00:46:47,183 --> 00:46:49,644 あれで話す機会ができた 792 00:46:49,644 --> 00:46:53,899 そして本当の自分をもう少し 793 00:46:53,899 --> 00:46:55,567 見せられた 794 00:46:55,567 --> 00:46:57,319 ホクロも見える 795 00:46:57,319 --> 00:47:00,030 自信が付くのを感じたわね 796 00:47:00,030 --> 00:47:02,699 今日の番組はこれで終わり 797 00:47:02,699 --> 00:47:05,327 シンディがお送りしました 798 00:47:05,327 --> 00:47:06,244 またね 799 00:47:07,746 --> 00:47:09,664 {\an8}英国版ヴォ—グが 800 00:47:09,664 --> 00:47:12,375 ピーターで表紙を 撮ることにした 801 00:47:12,375 --> 00:47:15,462 テーマは“90年代の美” 802 00:47:15,462 --> 00:47:19,007 彼は1人じゃ足りないと言った 803 00:47:19,925 --> 00:47:25,096 呼ばれたのは私 シンディ ナオミ リンダ タチアナ 804 00:47:27,140 --> 00:47:30,644 よく一緒に組んでいた仲間で 805 00:47:30,644 --> 00:47:34,439 ジーンズ姿でトライベッカに現れた 806 00:47:36,691 --> 00:47:39,277 彼は撮影時に興奮する 807 00:47:39,277 --> 00:47:41,947 “ああ ワクワクする”って 808 00:47:42,572 --> 00:47:45,116 私はカルバンとの契約が終了 809 00:47:45,116 --> 00:47:47,953 だから集まるだけでも 810 00:47:47,953 --> 00:47:50,205 すごく楽しかった 811 00:47:53,333 --> 00:47:54,626 ファッションじゃない 812 00:47:55,835 --> 00:47:57,879 ヘアやメイクでもない 813 00:48:00,674 --> 00:48:01,800 主体は女性 814 00:48:02,050 --> 00:48:04,469 {\an8}〝1990年代〟 815 00:48:08,890 --> 00:48:11,977 {\an8}「ウィ—ク・イン・ロック」 こんばんは 816 00:48:11,518 --> 00:48:14,229 ジョージ・マイケルが新MVを公開 817 00:48:14,229 --> 00:48:17,816 最新アルバムから2曲目のシングル 818 00:48:17,816 --> 00:48:21,403 今回も自身は出演していません 819 00:48:21,403 --> 00:48:24,864 代わりにプロのモデルを起用し 820 00:48:24,864 --> 00:48:26,616 口パクを 821 00:48:26,616 --> 00:48:28,326 2年前に決めた 822 00:48:28,326 --> 00:48:31,871 キャリアと人生の 方向を変えるためだ 823 00:48:32,289 --> 00:48:35,041 だからビデオには出ない 824 00:48:35,041 --> 00:48:37,752 インタビューは受けない 825 00:48:37,752 --> 00:48:41,339 つまり音楽で語らせるわけだ 826 00:48:42,090 --> 00:48:45,635 ジョージのビデオに私たちをと 827 00:48:45,635 --> 00:48:47,095 打診があった 828 00:48:47,095 --> 00:48:50,140 “この女性たち全員を”と 829 00:48:50,140 --> 00:48:51,600 だから話し合った 830 00:48:51,600 --> 00:48:53,101 “やる?”って 831 00:48:53,101 --> 00:48:56,104 初めは興味がなかったの 832 00:48:56,104 --> 00:48:59,149 ファッションじゃないから 833 00:48:59,149 --> 00:49:02,319 そして全員で決断を下した 834 00:49:02,777 --> 00:49:04,946 私はやると言った 835 00:49:04,946 --> 00:49:06,114 私も 836 00:49:06,114 --> 00:49:07,073 “分かった”と 837 00:49:07,532 --> 00:49:09,159 誰が返事するか? 838 00:49:11,369 --> 00:49:14,122 私はLAのクラブにいた 839 00:49:14,122 --> 00:49:16,666 ロックスベリーよ 840 00:49:17,292 --> 00:49:20,921 彼がやってきてこう聞いたの 841 00:49:20,921 --> 00:49:22,881 “君たちの望みは?” 842 00:49:22,881 --> 00:49:27,260 だからギャラと コンコルドでの往復だと伝えた 843 00:49:28,511 --> 00:49:30,680 彼は“それだけ?”と 844 00:49:33,600 --> 00:49:36,019 彼が案を出した 845 00:49:36,686 --> 00:49:39,564 “魅力的な女性たちに 846 00:49:39,564 --> 00:49:43,568 全編で口パクさせるのは?”と 847 00:49:43,568 --> 00:49:44,945 彼は出ない 848 00:49:44,945 --> 00:49:47,239 だから答えたよ 849 00:49:47,239 --> 00:49:49,699 デビッド・フィンチャ— 監督 “驚いたな 850 00:49:49,699 --> 00:49:51,534 最高のアイデアだ”と 851 00:49:58,917 --> 00:50:00,043 現場で 852 00:50:01,503 --> 00:50:03,296 口パクを頼まれた 853 00:50:03,296 --> 00:50:05,882 でも歌詞を知らない 854 00:50:06,967 --> 00:50:10,554 だからヘアメイクの最中に 855 00:50:10,554 --> 00:50:12,722 すばやく覚えたの 856 00:50:21,189 --> 00:50:23,108 すごく暗かった 857 00:50:23,108 --> 00:50:26,319 バスタブの中で撮ると言われたの 858 00:50:28,446 --> 00:50:29,990 “マジ?”と思った 859 00:50:30,574 --> 00:50:32,784 みんなをうらやんだ 860 00:50:40,542 --> 00:50:42,794 顔の向きを心得ていて 861 00:50:42,794 --> 00:50:44,296 光を捉えた 862 00:50:44,296 --> 00:50:47,924 役を与えると 息を吹き込んだ 863 00:50:50,802 --> 00:50:51,970 引き込まれた 864 00:50:54,723 --> 00:50:56,641 最初に撮ったのは 865 00:50:56,641 --> 00:50:59,811 私の目だけが見える場面だった 866 00:51:00,770 --> 00:51:03,148 口と目が交互に見える 867 00:51:03,148 --> 00:51:05,609 歌詞を忘れるとしゃがんだ 868 00:51:05,609 --> 00:51:08,361 歌詞を覚えるのは苦手 869 00:51:10,864 --> 00:51:13,158 知らなかったわね 870 00:51:13,158 --> 00:51:15,535 あのビデオの影響力は 871 00:51:16,953 --> 00:51:19,289 世界を飛び回っていて 872 00:51:19,289 --> 00:51:21,666 時間がなかったのよ 873 00:51:21,666 --> 00:51:23,335 ミラノ 874 00:51:23,335 --> 00:51:25,378 発売直後 875 00:51:25,795 --> 00:51:31,009 {\an8}ジャンニ・ヴェルサ—チ 兄に彼女たちを勧めたの ドナテラ・ヴェルサ—チ デザイナ— 876 00:51:31,009 --> 00:51:32,761 “ショーに”と 877 00:51:33,970 --> 00:51:36,848 到着してリハを終えると 878 00:51:36,848 --> 00:51:37,933 あの曲が 879 00:51:37,933 --> 00:51:40,477 “なるほどね”と思った 880 00:51:47,025 --> 00:51:49,444 あの興奮と熱量は 881 00:51:49,444 --> 00:51:51,488 想像を絶したわね 882 00:51:51,488 --> 00:51:53,198 ジャンニが 883 00:51:53,865 --> 00:51:55,951 スーパーモデルを集めた 884 00:51:55,951 --> 00:51:58,036 彼は旬を捉えたのよ 885 00:52:03,041 --> 00:52:05,293 全員が個性的で 886 00:52:05,293 --> 00:52:07,087 それを出していた 887 00:52:07,796 --> 00:52:11,049 ファッションと個性がそろうと魔法よ 888 00:52:13,468 --> 00:52:16,513 ジャンニの勝利だった 889 00:52:16,513 --> 00:52:19,683 セクシーかつ強い女性を 890 00:52:19,683 --> 00:52:21,142 表してみせた 891 00:52:24,604 --> 00:52:27,315 最高の曲にデザイナー 892 00:52:27,315 --> 00:52:29,234 時の女性がそれを歌う 893 00:52:29,234 --> 00:52:30,902 全てが1つに 894 00:52:34,239 --> 00:52:37,993 時代を象徴する瞬間だと感じた 895 00:52:43,957 --> 00:52:47,168 “これぞスーパーモデル”よね 896 00:52:49,504 --> 00:52:52,632 想像できなかった 897 00:52:52,632 --> 00:52:56,219 あれが次のレベルへの起点だとは 898 00:52:57,762 --> 00:53:01,516 {\an8}美しかっただけじゃない 899 00:53:02,559 --> 00:53:05,562 {\an8}アイコンとして目立ち 900 00:53:05,562 --> 00:53:06,980 {\an8}記憶に残った 901 00:53:07,564 --> 00:53:08,690 {\an8}重要人物だ 902 00:53:09,357 --> 00:53:13,320 {\an8}皆が知っているのが ス—パ—モデル 903 00:53:14,487 --> 00:53:16,031 パワフルに見えた 904 00:53:16,531 --> 00:53:18,658 私たちも信じ始めたの 905 00:53:23,997 --> 00:53:25,999 タチアナ・パティッツに捧ぐ 906 00:54:46,371 --> 00:54:48,373 日本語字幕 グレイヴストック陽子