1 00:00:06,680 --> 00:00:09,960 ‎NETFLIX オリジナルドキュメンタリー 2 00:00:24,440 --> 00:00:29,200 ‎地球には数百万種の生物が ‎生息しています 3 00:00:33,520 --> 00:00:37,080 ‎地球外にも生物は ‎いるのでしょうか? 4 00:00:42,280 --> 00:00:45,600 ‎太陽系の外でも ‎数千もの惑星が 5 00:00:45,680 --> 00:00:47,680 ‎発見されています 6 00:00:50,680 --> 00:00:53,840 ‎さらに数兆あると ‎考えられています 7 00:00:56,880 --> 00:01:00,280 ‎わずか一部にでも ‎生物がいれば 8 00:01:01,520 --> 00:01:06,280 ‎宇宙は生命に満ちていると ‎言えるでしょう 9 00:01:15,880 --> 00:01:19,560 ‎どんな生物も ‎求めるものは同じ 10 00:01:22,280 --> 00:01:23,560 ‎食べ物と… 11 00:01:30,240 --> 00:01:31,480 ‎繁殖と… 12 00:01:36,240 --> 00:01:37,360 ‎進化です 13 00:01:41,040 --> 00:01:46,120 ‎地球上の生命の法則を ‎宇宙にも応用すれば‎― 14 00:01:48,040 --> 00:01:51,760 ‎想像することができます 15 00:01:53,120 --> 00:01:55,400 ‎地球外生物の世界を 16 00:02:28,640 --> 00:02:32,240 ‎天文学者は よく質問される 17 00:02:33,920 --> 00:02:37,040 ‎“ブラックホールの ‎中身は?” 18 00:02:37,360 --> 00:02:37,720 〝不思議な科学〞 19 00:02:37,720 --> 00:02:39,400 〝不思議な科学〞 20 00:02:37,720 --> 00:02:39,400 ‎“地球以外にも ‎生命体は存在する?” 21 00:02:39,400 --> 00:02:39,480 ‎“地球以外にも ‎生命体は存在する?” 22 00:02:39,480 --> 00:02:42,400 ‎“地球以外にも ‎生命体は存在する?” 23 00:02:39,480 --> 00:02:42,400 〝不思議な ファンタジー〞 24 00:02:46,160 --> 00:02:47,240 ‎そして いつも ‎この場所の話になる 25 00:02:47,240 --> 00:02:49,960 ‎そして いつも ‎この場所の話になる 26 00:02:47,240 --> 00:02:49,960 アダム・フランク 天文物理学者 27 00:02:49,960 --> 00:02:51,120 アダム・フランク 天文物理学者 28 00:02:52,560 --> 00:02:57,520 ‎アメリカ ネバダ州 ‎エリア51 29 00:03:06,000 --> 00:03:07,760 〝止まれ〞 30 00:03:07,760 --> 00:03:10,000 〝止まれ〞 31 00:03:07,760 --> 00:03:10,000 ‎エリア51は ‎極秘の米国空軍基地です 32 00:03:10,000 --> 00:03:11,800 ‎エリア51は ‎極秘の米国空軍基地です 33 00:03:13,440 --> 00:03:16,640 ‎2013年に ようやく ‎国が その存在を認めました 34 00:03:16,640 --> 00:03:18,920 ‎2013年に ようやく ‎国が その存在を認めました 35 00:03:16,640 --> 00:03:18,920 〝警告 軍事施設 無許可の立入禁止〞 36 00:03:18,920 --> 00:03:20,640 〝警告 軍事施設 無許可の立入禁止〞 37 00:03:24,760 --> 00:03:29,720 ‎中で何が行われているのか ‎知る人は誰もいない 38 00:03:29,800 --> 00:03:35,360 ‎陰謀論を信じる人々は ‎ここに宇宙人の死体が 39 00:03:35,520 --> 00:03:38,840 ‎保管されてると信じてる 40 00:03:38,920 --> 00:03:43,280 ‎墜落した宇宙船から ‎回収された宇宙人の死体が 41 00:03:43,360 --> 00:03:49,240 ‎冷凍庫や怪しげな装置に ‎保存してあるとね 42 00:03:49,720 --> 00:03:55,480 ‎知られてはならない秘密を ‎隠す施設というわけだ 43 00:03:57,080 --> 00:04:00,760 〝エリア51〞 44 00:04:04,520 --> 00:04:08,280 ‎エリア51で ‎撮影されたとされる‎― 45 00:04:08,920 --> 00:04:11,440 ‎宇宙人解剖の映像です 46 00:04:17,040 --> 00:04:19,040 ‎映像は偽物でした 47 00:04:21,640 --> 00:04:25,840 ‎宇宙人の地球来訪説を ‎根付かせた映像です 48 00:04:29,200 --> 00:04:32,600 ‎“地球へ ようこそ ‎リトル・‎エールイン‎” 49 00:04:34,960 --> 00:04:39,320 ‎UFO研究が ‎空想科学のように思えるのは 50 00:04:39,720 --> 00:04:41,560 ‎実際そうだからだ 51 00:04:54,160 --> 00:04:57,560 ‎くだらないUFO研究は ‎さておき 52 00:04:57,640 --> 00:05:02,000 ‎地球外生命体は存在すると ‎信じている 53 00:05:02,080 --> 00:05:05,400 ‎科学者として ‎その信念は曲げない 54 00:05:05,480 --> 00:05:09,080 ‎データが ‎そう示しているからね 55 00:05:09,600 --> 00:05:13,360 ‎“低空飛行の航空機に注意” 56 00:05:18,560 --> 00:05:24,520 ‎数年前 同僚と私は ‎すばらしいデータを基に‎― 57 00:05:24,920 --> 00:05:27,640 ‎ある方程式を考案した 58 00:05:28,040 --> 00:05:32,760 ‎文明を持っている ‎可能性のある惑星の数を 59 00:05:32,840 --> 00:05:34,640 ‎算出できる式だ 60 00:05:35,160 --> 00:05:40,160 ‎その結果 実に10‎垓(がい)‎個もの ‎惑星が‎― 61 00:05:41,200 --> 00:05:44,120 ‎条件を満たすと分かった 62 00:05:45,440 --> 00:05:50,040 ‎生命や文明が生まれても ‎おかしくない場所にある 63 00:05:57,520 --> 00:06:00,600 ‎それほど膨大な数の ‎惑星のうち 64 00:06:00,680 --> 00:06:06,760 ‎地球しか文明を持たないと ‎考えるのは無理がある 65 00:06:14,200 --> 00:06:18,320 ‎地球外文明が存在する ‎可能性が高いとはいえ 66 00:06:18,680 --> 00:06:21,560 ‎痕跡は一切見られません 67 00:06:25,040 --> 00:06:26,800 ‎彼らは どこに? 68 00:06:28,880 --> 00:06:30,360 ‎例えば‎― 69 00:06:30,480 --> 00:06:35,880 ‎太平洋の海水量は ‎約7兆キロリットルだ 70 00:06:35,960 --> 00:06:39,880 ‎このバケツを投げ入れて… 71 00:06:43,400 --> 00:06:44,680 ‎引き上げる 72 00:06:45,840 --> 00:06:46,920 ‎すると… 73 00:06:49,240 --> 00:06:51,400 ‎何か生き物は? 74 00:06:53,200 --> 00:06:54,200 ‎入ってない 75 00:06:55,840 --> 00:07:00,640 ‎では 太平洋には ‎生物がいないかと言うと 76 00:07:00,720 --> 00:07:02,600 ‎そんなはずはない 77 00:07:02,680 --> 00:07:09,240 ‎海にはラッコやクジラや ‎タコなど 多様な生物がいる 78 00:07:10,000 --> 00:07:11,600 ‎入ってないだけだ 79 00:07:14,240 --> 00:07:19,000 ‎地球外知的生命体の探査も ‎全く同じことだ 80 00:07:22,040 --> 00:07:26,160 ‎星の観察は 海にバケツを ‎放るのと似ている 81 00:07:28,760 --> 00:07:34,080 ‎膨大な数の星を観察して ‎分析しなければならない 82 00:07:35,080 --> 00:07:39,160 ‎地球外文明の手がかりを ‎見つけるまでね 83 00:07:53,400 --> 00:07:56,240 ‎広大な宇宙には‎― 84 00:07:56,320 --> 00:07:59,880 ‎どんな地球外文明が ‎存在するのか 85 00:08:05,960 --> 00:08:12,840 ‎地球の2倍古い 90億歳の ‎惑星を想像してみましょう 86 00:08:14,080 --> 00:08:18,600 ‎長い歳月の間に 高度な ‎知的生命体が生じました 87 00:08:22,360 --> 00:08:24,760 ‎架空の惑星 テラです 88 00:08:31,800 --> 00:08:34,680 ‎かつては豊かな星でした 89 00:08:36,200 --> 00:08:38,200 ‎今は不毛の地です 90 00:08:39,640 --> 00:08:42,800 ‎それでも ‎生物が繁栄しています 91 00:08:45,040 --> 00:08:47,320 ‎人工のドームの中で 92 00:08:57,480 --> 00:09:01,240 ‎植物が日光を ‎ブドウ糖に変換し‎― 93 00:09:03,320 --> 00:09:06,320 ‎テラの生物を養っています 94 00:09:16,520 --> 00:09:22,040 ‎箱に入っているのは ‎超高度知的生命体の脳です 95 00:09:24,280 --> 00:09:28,320 ‎進化を繰り返すうち ‎体が不要になりました 96 00:09:30,440 --> 00:09:33,560 ‎神経組織だけで ‎存在しています 97 00:09:38,800 --> 00:09:41,680 ‎老化や死とは無縁です 98 00:09:42,440 --> 00:09:45,840 ‎ロボットが ‎維持管理をしています 99 00:09:49,680 --> 00:09:51,720 ‎独立していますが‎― 100 00:09:53,160 --> 00:09:56,160 ‎思考は つながっています 101 00:09:57,120 --> 00:09:58,840 ‎集合精神(ハイブ・マインド)‎です 102 00:10:02,120 --> 00:10:06,120 ‎極めて高度に ‎発達した文明なのです 103 00:10:14,320 --> 00:10:21,200 ‎地球で文明を築いた生物は ‎人類以外に存在しません 104 00:10:25,320 --> 00:10:29,600 ‎なぜ他の生物には ‎文明がないのでしょうか 105 00:10:29,720 --> 00:10:33,040 ‎アメリカ ワシントン州 ‎シアトル 106 00:10:38,440 --> 00:10:44,200 ‎タコは地球で最も 地球外の ‎知的生命体に近い生物です 107 00:10:52,120 --> 00:10:54,480 ‎タコは頭足類です 108 00:10:57,040 --> 00:11:00,320 ‎珍しい進化を遂げてきました 109 00:11:04,600 --> 00:11:05,080 タコの足には 独立した 神経系があります 110 00:11:05,080 --> 00:11:08,520 タコの足には 独立した 神経系があります アナ・ドーンハウス 進化生物学者 111 00:11:09,800 --> 00:11:12,680 ‎各足に神経細胞が ‎1400万個あり 112 00:11:13,360 --> 00:11:16,360 ‎独立した意思決定が可能です 113 00:11:17,000 --> 00:11:21,120 ‎9つの脳を持つとも ‎言われています 114 00:11:25,400 --> 00:11:27,240 ‎触りたくなるわ 115 00:11:33,480 --> 00:11:36,240 ‎バラしにくいブロックを‎― 116 00:11:37,040 --> 00:11:40,480 ‎開けられるかどうか ‎試してみます 117 00:12:07,720 --> 00:12:10,480 ‎タコが賢いのは明白です 118 00:12:13,520 --> 00:12:17,720 ‎しかし 賢いだけでは ‎文明は築けません 119 00:12:28,120 --> 00:12:30,640 ‎鍵となるのは協力です 120 00:12:32,040 --> 00:12:33,800 ‎考えを共有し‎― 121 00:12:35,840 --> 00:12:41,040 ‎次の世代へ 知識を受け継ぐ ‎必要があります 122 00:12:45,200 --> 00:12:47,640 ‎文化は進化し続けています 123 00:12:48,600 --> 00:12:52,120 ‎お互いの発明を基に ‎成長し続けるのです 124 00:12:55,960 --> 00:12:56,880 ‎出して 125 00:13:00,320 --> 00:13:02,160 ‎タクシーが一例です 126 00:13:02,960 --> 00:13:06,400 ‎車輪は約5500年以上前に ‎発明され 127 00:13:07,040 --> 00:13:11,000 ‎鉄も4500年以上前に ‎精錬され始めました 128 00:13:12,440 --> 00:13:17,040 ‎加硫ゴムが使われ始めたのは ‎約180年前です 129 00:13:19,440 --> 00:13:24,080 どれが欠けても 複雑な車は作れません 130 00:13:27,560 --> 00:13:32,040 ‎一方 タコは全てを ‎自分で考える必要があります 131 00:13:33,800 --> 00:13:37,280 ‎先人の知恵は利用できません 132 00:13:37,880 --> 00:13:40,600 脳が9個あっても 大変です 133 00:13:44,680 --> 00:13:48,520 ‎文明は生き物に似ています 134 00:13:50,200 --> 00:13:52,800 ‎部位のつながりなのです 135 00:13:55,880 --> 00:14:00,480 ‎その つながりこそが ‎成長を可能にします 136 00:14:06,400 --> 00:14:09,480 ‎恒星の光度 137 00:14:12,120 --> 00:14:16,360 ‎しかし テラの文明は ‎危機に直面しています 138 00:14:19,480 --> 00:14:23,080 ‎テラを照らす恒星は ‎太陽の倍の年齢です 139 00:14:28,080 --> 00:14:32,880 ‎恒星は年齢を重ねるほど ‎膨張し 明るく燃えます 140 00:14:37,520 --> 00:14:42,280 ‎いずれ惑星テラは ‎焼き尽くされるでしょう 141 00:14:48,920 --> 00:14:51,680 ‎そこで テラを脱出し‎― 142 00:14:56,440 --> 00:15:00,520 ‎別の惑星に移住する計画が ‎進行しています 143 00:15:02,960 --> 00:15:05,600 ‎恒星から離れた惑星です 144 00:15:12,880 --> 00:15:16,880 ‎氷は ありますが ‎大気は ありません 145 00:15:19,600 --> 00:15:22,480 ‎大気を作る必要があります 146 00:15:33,760 --> 00:15:37,800 ‎惑星規模の大工事です 147 00:15:42,280 --> 00:15:48,280 ‎巨大な重機で氷をとかして ‎蒸気やガスを発生させます 148 00:15:52,920 --> 00:15:56,680 ‎大気を作って ‎気温を上げるのです 149 00:16:00,880 --> 00:16:06,160 ‎これほどの大事業は ‎膨大なエネルギーを要します 150 00:16:08,440 --> 00:16:12,120 ‎エネルギー源は ‎恒星から届く光です 151 00:16:24,200 --> 00:16:30,160 ‎エネルギーを利用する能力が ‎文明そのものの基盤なのです 152 00:16:39,720 --> 00:16:43,280 ‎モロッコ マラケシュ 153 00:16:45,080 --> 00:16:48,000 ‎私の仕事は未来の予測です 154 00:16:48,680 --> 00:16:53,280 ‎歴史を振り返れば ‎多くのことを学べます 155 00:16:54,240 --> 00:16:59,400 ‎でも 平均寿命や裕福度や ‎人口などの傾向を見れば 156 00:17:00,440 --> 00:17:03,360 ‎未来の予測も可能です 157 00:17:03,960 --> 00:17:04,840 特に参考になるのが エネルギーの使用量です 158 00:17:04,839 --> 00:17:08,719 特に参考になるのが エネルギーの使用量です スチュアート・ アームストロング 未来学者 159 00:17:08,720 --> 00:17:08,840 スチュアート・ アームストロング 未来学者 160 00:17:11,280 --> 00:17:14,880 ‎使えるエネルギー量が ‎多いほど 161 00:17:15,440 --> 00:17:17,560 ‎文明は発達します 162 00:17:20,079 --> 00:17:22,839 ‎それが進歩の秘けつです 163 00:17:23,960 --> 00:17:26,720 ‎石器時代も今も変わりません 164 00:17:39,400 --> 00:17:44,160 ‎木炭の熱やエネルギーを ‎利用して金属を溶かし 165 00:17:44,240 --> 00:17:48,040 ‎道具や武器を ‎作れるようになりました 166 00:17:52,000 --> 00:17:56,680 ‎その後 石炭やガスなどの ‎化石燃料を利用し 167 00:17:57,160 --> 00:18:03,480 ‎かつてない速さで移動可能な ‎乗り物の製造も可能に 168 00:18:11,200 --> 00:18:16,360 ‎人類にとって 最大の ‎エネルギー源は太陽です 169 00:18:36,640 --> 00:18:42,960 ‎ノア発電所は世界最大の ‎太陽光発電所です 170 00:18:48,080 --> 00:18:52,520 ‎サハラ砂漠に ‎50万枚もの鏡が並びます 171 00:19:00,880 --> 00:19:06,840 ‎このヘリオスタットで ‎太陽の動きを追尾して‎― 172 00:19:07,120 --> 00:19:11,000 ‎全ての太陽光エネルギーを ‎集光塔に集めます 173 00:19:16,400 --> 00:19:21,160 ‎その電力が現代文明の ‎動力源となっているのです 174 00:19:24,400 --> 00:19:28,840 ‎輸送や照明や農業 175 00:19:28,920 --> 00:19:31,760 ‎ここでは必須のエアコン 176 00:19:32,440 --> 00:19:34,480 ‎私たちの安全や 177 00:19:34,560 --> 00:19:38,480 ‎仕事や娯楽を支えているのは ‎電力です 178 00:19:38,560 --> 00:19:44,000 ‎太陽光発電による ‎電力供給量は増加しています 179 00:19:49,720 --> 00:19:52,720 ‎しかし 人類が ‎利用しているのは 180 00:19:53,120 --> 00:19:56,160 ‎太陽エネルギーの ‎ごく一部です 181 00:19:58,080 --> 00:20:02,000 ‎地球には ‎毎時4万3000京ジュールの‎― 182 00:20:02,080 --> 00:20:04,840 ‎太陽エネルギーが届きます 183 00:20:04,920 --> 00:20:10,200 ‎広島の原爆が1秒に ‎2000回落ちるのと同じです 184 00:20:10,800 --> 00:20:13,560 ‎そのうち ‎人類が利用するのは 185 00:20:13,640 --> 00:20:19,040 ‎年間で たったの ‎4万1000京ジュールだけ 186 00:20:20,800 --> 00:20:26,920 ‎1年かけても1時間で届く ‎エネルギーを使えないのです 187 00:20:28,440 --> 00:20:33,640 ‎全エネルギーを捕らえて ‎文明の発展に使えたら‎― 188 00:20:34,920 --> 00:20:40,360 ‎どんな奇跡が起こせて ‎どこまで探査にいけるのか? 189 00:20:44,160 --> 00:20:49,160 ‎天文物理学者によると ‎高度に発展した文明は 190 00:20:49,520 --> 00:20:55,160 ‎恒星から届く全エネルギーを ‎利用できるそうです 191 00:21:03,440 --> 00:21:09,200 ‎この尺度で考えるなら ‎テラは極めて発展しています 192 00:21:14,680 --> 00:21:19,720 ‎テラの生物は恒星の近くに ‎ソーラーパネルを作りました 193 00:21:22,680 --> 00:21:24,680 ‎効率の最大化です 194 00:21:38,200 --> 00:21:41,320 ‎しかし 恒星は ‎膨張するにつれて 195 00:21:43,920 --> 00:21:46,800 ‎より不安定になります 196 00:21:52,960 --> 00:21:54,640 ‎太陽フレアです 197 00:22:10,840 --> 00:22:15,600 ‎いずれ テラ本体も ‎同じ運命をたどります 198 00:22:18,240 --> 00:22:22,040 ‎恒星の爆発で ‎吹き飛ばされるのです 199 00:22:28,040 --> 00:22:33,560 ‎急いで新たな惑星に ‎移住するしか策はありません 200 00:22:39,120 --> 00:22:41,240 ‎ここに生物はいません 201 00:22:42,520 --> 00:22:45,360 ‎作業は全てロボットが ‎行います 202 00:22:51,160 --> 00:22:56,280 ‎ロボットたちは自ら考え ‎判断を下すことが可能です 203 00:22:59,760 --> 00:23:02,280 ‎人工知能を持っているのです 204 00:23:11,360 --> 00:23:14,520 ‎人類が宇宙に ‎移住するとしたら 205 00:23:14,600 --> 00:23:17,800 ‎同じ方法で基礎作りを ‎するでしょう 206 00:23:20,160 --> 00:23:21,840 ‎ロボットを使って 207 00:23:26,120 --> 00:23:28,680 ‎そんなロボットを作るのは 208 00:23:29,200 --> 00:23:31,720 ‎フィリップ・メッツガーです 209 00:23:33,880 --> 00:23:38,240 ‎生涯を宇宙開発計画に ‎ささげてきました 210 00:23:40,520 --> 00:23:45,000 ‎父はサターンV型ロケットの ‎開発に携わっていた 211 00:23:45,080 --> 00:23:48,320 ‎人を月へ運べるほど ‎大きな宇宙船だ 212 00:23:48,680 --> 00:23:51,400 ‎アポロ11号 乗組員の諸君 213 00:23:51,480 --> 00:23:53,960 ‎幸運と成功を祈る 214 00:23:54,440 --> 00:23:54,840 アメリカ フロリダ州 ケープ・カナベラル 215 00:23:54,840 --> 00:23:57,240 アメリカ フロリダ州 ケープ・カナベラル 216 00:23:54,840 --> 00:23:57,240 ‎感謝する 必ずや成功を 217 00:23:57,240 --> 00:23:58,560 アメリカ フロリダ州 ケープ・カナベラル 218 00:24:03,400 --> 00:24:06,160 ‎アポロ11号は忘れられない 219 00:24:09,240 --> 00:24:10,840 ‎7歳だった 220 00:24:11,840 --> 00:24:12,240 対岸から 打ち上げを見ていた 221 00:24:12,240 --> 00:24:14,720 対岸から 打ち上げを見ていた フィリップ・メッツガー 惑星物理学者 222 00:24:16,160 --> 00:24:17,960 ‎ヘリが飛び交い‎― 223 00:24:19,080 --> 00:24:23,400 ‎世界中の人々が ‎打ち上げを見にきていた 224 00:24:24,760 --> 00:24:25,560 ‎圧巻さ 225 00:24:25,640 --> 00:24:29,280 ‎秒読み開始 発射20秒前 226 00:24:31,200 --> 00:24:34,080 ‎15秒前 慣性誘導開始 227 00:24:34,840 --> 00:24:36,640 ‎12 11… 228 00:24:36,720 --> 00:24:38,840 ‎10 9… 229 00:24:38,920 --> 00:24:40,760 ‎点火シーケンス開始 230 00:24:40,840 --> 00:24:46,160 ‎6 5 4 3 2 1… 231 00:24:46,720 --> 00:24:47,760 ‎0 232 00:24:50,880 --> 00:24:51,960 ‎離陸 233 00:24:52,040 --> 00:24:53,280 ‎離陸開始 234 00:25:01,640 --> 00:25:06,160 ‎空に昇るロケットから伸びる ‎美しい炎が 235 00:25:06,280 --> 00:25:08,400 ‎水面に光っていた 236 00:25:11,280 --> 00:25:12,440 ‎ノズルは? 237 00:25:13,680 --> 00:25:15,440 ‎ノズルはクリア 238 00:25:17,840 --> 00:25:22,600 ‎ロケット科学者になるのが ‎長年の夢だった 239 00:25:36,520 --> 00:25:39,400 ‎フィリップはNASAに入局 240 00:25:40,720 --> 00:25:46,120 ‎しかし宇宙船の設計ではなく ‎ロボット工学の分野へ 241 00:25:52,080 --> 00:25:57,080 ‎宇宙で偉業を達成するには ‎ロボットが必要だ 242 00:26:05,720 --> 00:26:09,760 ‎RASSORは ‎過酷な環境で作業できる 243 00:26:12,040 --> 00:26:13,840 ‎岩も登れるし‎― 244 00:26:14,360 --> 00:26:17,880 ‎何かに つっかえても ‎脱出できる 245 00:26:19,920 --> 00:26:23,240 ‎ひっくり返っても ‎自力で戻れる 246 00:26:24,280 --> 00:26:27,400 ‎どんなトラブルにも ‎対処可能だ 247 00:26:29,640 --> 00:26:33,240 ‎惑星で最も手軽に ‎採掘できるのは 248 00:26:33,840 --> 00:26:36,840 ‎レゴリスと呼ばれる表土だ 249 00:26:38,640 --> 00:26:41,320 ‎表土から金属を抽出できる 250 00:26:42,720 --> 00:26:47,560 ‎絶縁体に使うセラミックも ‎作れるし‎― 251 00:26:48,480 --> 00:26:50,560 ‎ロケット燃料も作れる 252 00:26:53,520 --> 00:26:56,600 ‎でも 採掘には知能が必要だ 253 00:26:58,120 --> 00:27:04,360 ‎最適な採掘場所を選び ‎遭難や立ち往生を避けるには 254 00:27:04,440 --> 00:27:09,960 ‎RASSORのように ‎賢くなければならない 255 00:27:12,240 --> 00:27:16,280 ‎ロボット工学の ‎至高の目標は自己複製 256 00:27:17,680 --> 00:27:20,480 ‎自らの複製を作れる機械です 257 00:27:23,480 --> 00:27:26,760 ‎RASSORのスペア車輪だ 258 00:27:27,520 --> 00:27:33,680 ‎ロボットが宇宙にある材料で ‎別のロボット用に作った 259 00:27:34,640 --> 00:27:37,600 ‎これは ほんの初期段階だ 260 00:27:37,680 --> 00:27:44,360 ‎ロボットが自己増殖できる ‎“生態系”を宇宙に作りたい 261 00:27:50,320 --> 00:27:54,840 ‎自己増殖ロボットがあれば ‎宇宙のどこでも行ける 262 00:27:55,960 --> 00:27:57,600 ‎限界などない 263 00:28:11,840 --> 00:28:14,880 ‎生物の指示がなくても 264 00:28:15,880 --> 00:28:18,720 ‎惑星を再構築するロボット 265 00:28:21,480 --> 00:28:23,920 ‎移住の準備を整えます 266 00:28:34,800 --> 00:28:37,560 ‎テラを去る時が来ました 267 00:28:41,240 --> 00:28:44,520 ‎この時のために ‎設計されたドームが‎― 268 00:28:47,160 --> 00:28:48,800 ‎軌道に乗ります 269 00:28:53,760 --> 00:28:57,080 ‎ついに新天地へ旅立つのです 270 00:29:12,120 --> 00:29:19,040 ‎ドームには生命を維持する ‎システムが備わっていますが 271 00:29:20,000 --> 00:29:23,600 ‎恒星の強烈な熱放射には ‎無力です 272 00:29:48,880 --> 00:29:53,640 ‎真空空間で生きられる ‎生物は存在しません 273 00:29:59,120 --> 00:30:03,320 ‎人類だけでなく ‎地球外生物も同じです 274 00:30:11,320 --> 00:30:15,720 ‎マイケル・フォールは ‎宇宙の危険を知り尽くす人物 275 00:30:20,000 --> 00:30:26,640 ‎1997年に滞在したロシアの ‎ミール宇宙ステーションで‎― 276 00:30:29,760 --> 00:30:32,760 ‎衝突事故を経験しました 277 00:30:37,920 --> 00:30:44,760 ‎ロシアのツィブリエフ船長と ‎乗組員が 7トンの輸送船を 278 00:30:44,840 --> 00:30:46,120 ‎手動操作でステーションに ‎ドッキングさせようと試みた 279 00:30:46,120 --> 00:30:49,920 ‎手動操作でステーションに ‎ドッキングさせようと試みた 280 00:30:46,120 --> 00:30:49,920 マイケル・フォール 宇宙飛行士 281 00:30:49,920 --> 00:30:51,760 ‎手動操作でステーションに ‎ドッキングさせようと試みた 282 00:31:07,080 --> 00:31:12,840 ‎ステーションがグルグル回り ‎衝突する音が聞こえた 283 00:31:19,880 --> 00:31:23,960 ‎その時 死を覚悟した ‎“ここで死ぬんだ”と 284 00:31:24,040 --> 00:31:28,360 ‎ステーションの壁が ‎吹き飛べば‎― 285 00:31:28,640 --> 00:31:31,440 ‎真空空間に投げ出される 286 00:31:38,640 --> 00:31:42,280 ‎換気扇も電気も ‎コンピューターも止まり 287 00:31:42,360 --> 00:31:45,320 ‎完全な静寂が訪れた 288 00:31:49,640 --> 00:31:54,720 ‎ステーションは静まりかえり ‎室温も低下しつつあった 289 00:31:59,320 --> 00:32:01,800 ‎〈停電している〉 290 00:32:03,120 --> 00:32:06,880 ‎〈気圧は602だ〉 291 00:32:09,520 --> 00:32:11,680 ‎耳がキーンとなった 292 00:32:13,480 --> 00:32:15,400 ‎減圧だと分かった 293 00:32:16,480 --> 00:32:19,040 ‎空気が漏れていたんだ 294 00:32:20,720 --> 00:32:25,520 ‎漏れを止めなければ ‎23分しか生きられない 295 00:32:26,880 --> 00:32:29,240 ‎ケーブルを引き出した 296 00:32:30,920 --> 00:32:35,120 ‎数時間かかるところを ‎6分で済ませ 297 00:32:35,720 --> 00:32:39,800 ‎穴の開いた箇所に ‎蓋をすると吸いついた 298 00:32:40,200 --> 00:32:41,960 ‎漏れは解消した 299 00:32:47,240 --> 00:32:50,480 ‎窓の外に広がる銀河を見て‎― 300 00:32:51,680 --> 00:32:52,760 ‎言ったんだ 301 00:32:53,320 --> 00:32:58,360 ‎“最悪の日だったが ‎本当に美しい眺めだ”と 302 00:33:01,120 --> 00:33:06,240 ‎宇宙に存在する全てのものを ‎感じようとしてた 303 00:33:14,360 --> 00:33:19,360 ‎マイケルが宇宙任務に ‎参加したのは合計6回 304 00:33:19,680 --> 00:33:21,440 ‎髪が飛んでく 305 00:33:24,040 --> 00:33:26,880 ‎しかし 宇宙に ‎長く滞在すると 306 00:33:27,520 --> 00:33:30,080 ‎多くの放射線を浴びます 307 00:33:33,440 --> 00:33:38,240 ‎地球にいても ‎多少は放射線を浴びているが 308 00:33:38,440 --> 00:33:41,800 ‎軌道上の線量は ‎その数千倍だ 309 00:33:44,000 --> 00:33:47,880 ‎はるかに速く ‎DNAが破壊される 310 00:33:48,600 --> 00:33:53,800 ‎人類に備わる修復機能では ‎太刀打ちできない 311 00:34:14,600 --> 00:34:16,920 ‎宇宙から戻ると‎― 312 00:34:17,480 --> 00:34:22,760 ‎4%もの白血球で ‎変異したDNAが見つかった 313 00:34:28,080 --> 00:34:32,320 ‎変異のある白血球を ‎正常な白血球が退治する 314 00:34:34,280 --> 00:34:36,800 ‎退治されずに残ると‎― 315 00:34:37,800 --> 00:34:41,320 ‎増殖し変異して がんになる 316 00:34:42,600 --> 00:34:45,920 ‎宇宙飛行士の ‎基本的なリスクだ 317 00:34:52,960 --> 00:34:55,880 ‎宇宙船で他の星を目指しても 318 00:34:55,960 --> 00:35:00,240 ‎無事にたどり着くのは ‎おそらく1%だろう 319 00:35:12,480 --> 00:35:16,320 ‎長距離の宇宙旅行は ‎危険を伴います 320 00:35:18,080 --> 00:35:20,520 ‎知的生命体でも同じです 321 00:35:22,520 --> 00:35:26,520 ‎突然の熱放射からは ‎身を守れません 322 00:35:35,560 --> 00:35:38,440 ‎でも 無事にたどり着けば 323 00:35:39,360 --> 00:35:41,360 ‎苦労は報われます 324 00:35:43,760 --> 00:35:45,160 ‎新テラです 325 00:35:56,400 --> 00:35:59,320 ‎新たな環境に ‎適応する代わりに 326 00:36:00,720 --> 00:36:03,840 ‎故郷の環境を複製しました 327 00:36:07,960 --> 00:36:11,880 ‎それが出来るのが ‎高度な文明の強みです 328 00:36:21,920 --> 00:36:25,040 ‎しかし これで ‎安泰ではありません 329 00:36:28,800 --> 00:36:33,000 ‎恒星は膨張し続け ‎放出される放射線も‎― 330 00:36:34,200 --> 00:36:36,480 ‎増加し続けています 331 00:36:42,400 --> 00:36:47,400 ‎いずれ この新天地も ‎テラと同じく不毛の地に 332 00:36:57,320 --> 00:37:00,080 ‎その時は ‎再び移住が必要です 333 00:37:01,000 --> 00:37:04,400 ‎恒星から ‎さらに遠ざかるために 334 00:37:15,320 --> 00:37:18,320 ‎宇宙空間を移動できれば‎― 335 00:37:20,480 --> 00:37:27,280 ‎惑星から惑星へ 自在に ‎移り住むことが可能なのです 336 00:37:39,480 --> 00:37:45,040 ‎もう地球へ向かっている ‎宇宙人が いる可能性も 337 00:37:48,120 --> 00:37:53,400 ‎だとしたら 私たちの存在を ‎知らせるべきでしょうか 338 00:37:57,560 --> 00:37:58,760 ‎では… 339 00:37:59,800 --> 00:38:01,960 ‎最後に一言… 340 00:38:03,120 --> 00:38:07,200 ‎宇宙に向けて ‎信号を送り始めるべきです 341 00:38:07,560 --> 00:38:09,120 ‎それも今すぐに 342 00:38:09,120 --> 00:38:09,920 ‎それも今すぐに 343 00:38:09,120 --> 00:38:09,920 ダグラス・ヴァコッチ 宇宙生物学者 344 00:38:09,920 --> 00:38:14,200 ダグラス・ヴァコッチ 宇宙生物学者 345 00:38:16,920 --> 00:38:21,800 ‎彼は地球外生物との交信を ‎目指しています 346 00:38:22,440 --> 00:38:24,960 ‎使用するのは無線です 347 00:38:37,560 --> 00:38:43,560 ‎そのためには天文学者たちを ‎説得する必要があります 348 00:38:51,680 --> 00:38:53,280 ‎始まりの地だ 349 00:38:55,640 --> 00:38:59,600 ‎かつて 地球最大の ‎電波望遠鏡だった 350 00:39:01,240 --> 00:39:05,160 ‎プエルトリコ ‎アレシボ天文台 351 00:39:13,200 --> 00:39:15,280 ‎この場所に来ると 352 00:39:16,440 --> 00:39:19,080 ‎圧倒的な大きさに感嘆する 353 00:39:27,040 --> 00:39:32,520 ‎1974年に 宇宙へ最初の ‎メッセージを送った場所だ 354 00:39:40,800 --> 00:39:45,800 ‎通信は1〜10を表した ‎パルス信号から始まる 355 00:39:49,040 --> 00:39:51,280 ‎数字を教えた後は 356 00:39:51,360 --> 00:39:56,240 ‎その数字を使い 地球生物に ‎必須の元素を説明した 357 00:39:58,440 --> 00:39:59,720 ‎その次に‎― 358 00:40:01,040 --> 00:40:07,160 ‎人類の外見や地球の人口や ‎身長などを説明した 359 00:40:09,040 --> 00:40:12,000 ‎それから太陽系について 360 00:40:13,440 --> 00:40:18,560 ‎最後に 発信元である ‎この望遠鏡を説明した 361 00:40:21,520 --> 00:40:26,400 ‎アレシボ・メッセージを ‎図形に並べ替えると 362 00:40:26,960 --> 00:40:31,480 ‎地球に関する情報が ‎宇宙人に伝わる仕組みです 363 00:40:38,520 --> 00:40:40,080 ‎送信は1回きり 364 00:40:41,000 --> 00:40:46,160 ‎2万5000光年離れた ‎星団に向けて送られました 365 00:40:50,120 --> 00:40:54,960 ‎当時 もっと近くの星に ‎信号を送っていたら 366 00:40:55,040 --> 00:40:59,840 ‎今頃 数千の星から ‎返事が来ていたかもしれない 367 00:41:00,640 --> 00:41:03,280 ‎でも 分からずじまいだ 368 00:41:06,320 --> 00:41:10,960 ‎あれ以来 信号を送らない ‎最大の理由は怖いからだ 369 00:41:11,760 --> 00:41:17,880 ‎SF映画では地球外生物が ‎地球を滅ぼそうとする 370 00:41:20,920 --> 00:41:23,000 ‎そう信じているんだ 371 00:41:27,240 --> 00:41:32,600 ‎最大の課題は 一部の人が ‎抱いている不安です 372 00:41:32,680 --> 00:41:37,520 ‎交信を試みれば 宇宙人に ‎侵略されると心配しています 373 00:41:37,920 --> 00:41:44,320 ‎でも 地球には20億年前から ‎生命が存在していました 374 00:41:45,080 --> 00:41:49,560 ‎地球を滅ぼしたい ‎宇宙人がいるなら 375 00:41:49,640 --> 00:41:52,200 ‎とっくに来ているはずです 376 00:41:56,440 --> 00:41:59,440 ‎ダグラスは1回に限らず‎― 377 00:42:00,400 --> 00:42:03,760 ‎数千の信号を送ろうと ‎画策しています 378 00:42:05,800 --> 00:42:08,880 ‎望遠鏡の隙間時間を ‎利用します 379 00:42:12,640 --> 00:42:15,600 ‎技術的には何時でも可能だが 380 00:42:16,240 --> 00:42:18,840 ‎夜の観測が好きなんだ 381 00:42:21,440 --> 00:42:23,920 ‎カフェインは欠かせない 382 00:42:24,760 --> 00:42:27,600 ‎夜中の観測が多いのでね 383 00:42:36,440 --> 00:42:41,840 ‎月に1回 アレシボでは ‎小惑星の調査が行われる 384 00:42:44,040 --> 00:42:46,800 ‎大抵は信号が発信されてから 385 00:42:46,880 --> 00:42:50,640 ‎1時間ほどの ‎空白時間が生まれる 386 00:42:56,720 --> 00:43:01,560 ‎その時間を活用すべきだと ‎提案しているんだ 387 00:43:02,040 --> 00:43:05,320 ‎近くの星へ ‎メッセージを送れば 388 00:43:05,400 --> 00:43:08,880 ‎周辺に地球外生物がいる ‎可能性も 389 00:43:13,160 --> 00:43:20,080 ‎それが実現すれば 1ヵ月に ‎50もの星へ信号が送れる 390 00:43:20,160 --> 00:43:23,000 ‎すぐにでも始めるべきだ 391 00:43:26,160 --> 00:43:31,040 ‎“銀河クラブへの入会”と ‎私は捉えています 392 00:43:31,720 --> 00:43:36,760 ‎それなら 入会金の支払いや ‎入会届の話を 393 00:43:37,160 --> 00:43:40,200 ‎しないのは不自然でしょう 394 00:43:40,280 --> 00:43:43,680 ‎地球外知的生物への ‎メッセージには 395 00:43:43,760 --> 00:43:46,760 ‎そうした役割があるのです 396 00:43:47,160 --> 00:43:47,800 ‎どうも 397 00:43:47,880 --> 00:43:51,000 ‎ありがとうございました 398 00:43:59,960 --> 00:44:04,240 ‎他の星に向けて ‎メッセージを送る場合 399 00:44:05,600 --> 00:44:10,600 ‎最も早ければ ‎10〜20年で返事が来る 400 00:44:12,640 --> 00:44:16,520 ‎だが 現実には ‎数千年かかるだろう 401 00:44:20,960 --> 00:44:23,360 ‎メッセージを送るのは 402 00:44:23,760 --> 00:44:28,400 ‎自分のためというより ‎子供や孫のためだ 403 00:44:29,520 --> 00:44:31,080 ‎それと宇宙人も 404 00:44:34,280 --> 00:44:37,160 ‎8 7 6… 405 00:44:37,240 --> 00:44:40,200 ‎5 4 3… 406 00:44:40,680 --> 00:44:42,360 ‎2 1… 407 00:44:43,520 --> 00:44:45,320 ‎離陸 408 00:44:52,520 --> 00:44:58,760 ‎2018年に最新の惑星探査用 ‎望遠鏡が軌道に乗りました 409 00:45:07,840 --> 00:45:13,840 ‎夜空を観察して ‎未知の惑星を見つけるのです 410 00:45:23,480 --> 00:45:26,520 ‎地球外生物が発見されるのも 411 00:45:26,920 --> 00:45:30,400 ‎時間の問題だと ‎天文学者は考えています 412 00:45:35,520 --> 00:45:39,560 ‎その中には知的生命体も ‎いるかもしれません 413 00:45:45,120 --> 00:45:47,760 ‎いずれ分かるでしょう 414 00:45:51,800 --> 00:45:57,960 ‎それまでは どんな生物か ‎推測することしかできません