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{\an8}祖母アンリエッタへ
1959年~2016年 在ラ·デファンス
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少し曖昧な記憶
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祖母と台所の窓辺にいた
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10歳の私に─
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59年当時は高層だった
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建物の話をした
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台所の同じ窓から
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セーヌ川が見えたと
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そして
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年月と共に
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周囲の建物は高くなり
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目の前に迫る
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ついにある日
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向かいの窓が反射した
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心臓を患った祖母は
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家を退去した
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1年後 気分が落ち込み
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摩天楼を描くために
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再訪することにした
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1日目
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朝7時30分
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ラッシュアワーだ
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人々の足音が響く
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道が分かるから
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誰も周囲を見ない
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コーヒーの香りが漂ってくる
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周りは動いてるけど
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習慣のせいか
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静物だけを描く
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2日目
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ネットの記事
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"70もの美術品が展示されている"
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"ラ·デファンスは
欧州最大の野外美術館だ"
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なぜ気づかなかったのだろう
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"イカリア" "ウインドソックの輪"
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"記念噴水" "タコ"
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"機械鳥" "シグナル塔"
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"ハイフン" "都市の人々"
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"街灯上の車" "睡蓮"
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"不定の二重線" "3本の木"
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"ラ·デフォンス" "父祖の足跡"
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"二人のファンタスティックな人物"
"モレッティの煙突" "親指"
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"赤い蜘蛛"
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5日目
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朝 裸足の男がいた
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新凱旋門で寝ている
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誰も気に留めない
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6日目
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西風が強いことを思い出した
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男は今朝もいた
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何の夢を見てるのか?
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13日目
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00:05:07,520 --> 00:05:09,000
毎日の儀式
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男は朝一番の画題
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男への理解が日ごとに深まり─
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体の輪郭が語ってくるよう
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28日目 もう何日も姿を見ない
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00:07:22,200 --> 00:07:24,200
男を捜して
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00:07:24,360 --> 00:07:26,560
地区中を歩き回った
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男は跡形もなく消えた
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摩天楼が退屈になった
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00:07:42,160 --> 00:07:43,880
もう行くのはやめる
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1983年
"現代の凱旋門 希望の象徴だ"
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"将来人々は自由に出会うだろう"
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"人類の勝利の門の下で"
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新凱旋門の建築家
スプレッケルセン
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日本語字幕 金敬淑
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Subtitling TITRAFILM